The Best Of / The Power Station (2003)
ロバート・パーマー(Robert Palmer)、デュラン・デュラン(Duran Duran)の二人、シック(Chic)のトニー・トンプソン(Tony Thompson)で結成された80年代のスーパー・グループの廉価ベスト盤。あの時代の音楽を聴いていた人なら一度位耳にしたことがあると思う。最初ヴォーカリストは色々なアーティストを曲ごとに起用する予定だったらしい。ロバート・パーマーを起用したのはなかなか渋い選択だったが、この後に彼自身もMTVで大ヒットを飛ばすことになる。グループ名はニューヨークの音楽スタジオ名から。当時ドラムスのトニー・トンプソンの叩く音は「パワー・ステーション・サウンド」とも呼ばれて引っ張りだこだったように記憶している。
このアルバムはEMIの廉価企画で10曲のベストというくくりで発売されたもので、誰が選曲したか分からないがかなり煮え切らない残念な内容(笑)。ま、オリジナル・アルバムが2枚しかなく、メンバーも入れ替わったり、ライヴではマイケル・デ・バレス(Michael Des Barres)を起用したりとベスト盤を編集するにはちょっと駒が足りないか。でも曲順やらなんやらでもうちょっと良い物が作れただろうに、という出来。でも曲自体はかっこいいし、音も悪くない。それでも今買うならDVDや12”シングル・ヴァージョン入りのファーストのデラックス盤を買うのが良い選択かと。
オークションにて購入(¥250)