岐阜市の中華料理店「早田飯店」。昔からの人気店で、昼ともなると次々と客がやって来る。この日も駐車場はいっぱい。少し離れた場所にあるもうひとつの駐車場もほぼ満車という盛況。店に入るとカウンターさえもいっぱいで少しだけ待つことに。出前もやっているらしく、おばちゃんが岡持ちを車に運び入れている。混雑の中、すぐにカウンターが空いたので案内され着席。店内は昭和の中華料理屋そのもの。厨房の中では男性2人がいつものように次々と注文の調理をこなしている。その前には出汁を引いている大きな昆布の入った寸胴が。自分は何度も利用しているが、いつも頼むものは一択。その名も「ベコバチ天津飯」。こちらの名物で、一般的な醤油色の餡ではなく、薄い色の塩味の餡にベーコン、コーン、バター、チーズが入っているというカロリー無視の一品。もともと天津飯は大好きなのだが、こちらへ来るとこればっかり。普段は選ばないような具なのだが、他に無いし、時々食べたい欲求にかられる。
黙々と続く調理を眺めながら待っていると中華丼ぶりが運ばれた。ベーコンは餡の下に。バターはまだてっぺんで原型を残しているが、チーズは餡に溶け込んでいる。上からはパセリが振られていて、餡の中に溶け込んだチーズやバターがグラデーションになって食欲をそそる。レンゲで山を崩して、チーズの糸を引く餡とご飯を一緒に食べ進んでいく。基本の餡が薄味なので、思ったほどくどく感じず、口に運んだ時のバターとチーズの香りがいい。やっぱり旨いな。でもやはり食べ終わる頃になると重さを感じるかな、この頃…(年齢か…)。この「ベコバチ」、ラーメンでも出来るのだが、まだ試したことは無い。他のメニューも食べたいとは思うのだが、またこれを頼んじゃうんだろうなァ。(勘定は¥800)
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早田飯店 本店
岐阜県岐阜市早田栄町3-38
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