ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

喜多八 @名古屋市西区・中小田井

2020年08月06日 | 名古屋(中村区・西区)

ある土曜日の昼、開いていると思った食堂に2軒振られ、行き先を変えて向かったのは中小田井(なかおたい)駅近くの食堂「喜多八」(古い看板の表記は㐂多八)。50年を超える歴史があるのだとか。雨が降ったり日が射したりと変な天気の下、店に到着。白の夏暖簾が掛かった店先にはカブが停めてあったので出前とかもするのかな。開け放した入口から中へ。大きなテレビの音が鳴る店内はやや雑多な感じ。土間のテーブルが4つ、小さい小上がりが4つで、ご高齢のお母さんが1人。壁に掛けられた黒い木札に白文字の品書きから「カツ丼」をお願いした。ゆっくりとお母さんの調理が始まる。

出来上がった「カツ丼」は盆にのせられ、味噌汁と漬物が付く。お母さんが小皿からこぼれた漬物を、迷いなく素手で戻すのはご愛敬(笑)。丼ぶりに入ったかつはやや小さめの2/3サイズ。青ネギが使ってあり、玉子にはしっかりめに火が入っている。東海地方の食堂では揚げたカツをご飯にのせて、上から出汁ととじたゆるゆるの玉子をのせる”後のせ”タイプが多いが、こちらはつゆと煮てある感じ。さっそくしっかりめに揚がった熱々のかつを頬張り、垂直に掘削していく。つゆは多めで底に溜まるほどだが、それもほどなくご飯に滲みていく。つゆは甘くなく、塩っ気が強く感じるのは豚肉に強めに下味がつけてあるだろうか。赤だしは貝汁。瓜の漬物も残さずいただいた(笑)。次は「中華そば」か、古(いにしえ)の「木乃葉丼」「志乃田丼」あたりをいただこうかな。(勘定は¥650)

 

 

お食事処 うどん 喜多八

愛知県名古屋市西区中小田井5-92

 

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コメント (6)
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