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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

八百宮酒店 @愛知県一宮市 (2)

2021年01月08日 | 愛知県(尾張・老舗)

前回訪れてとても気に入った一宮の「八百宮酒店」。前は様子見だったけれど、今回は満を持して銭湯で汗を流して喉をカラカラにしてからの訪問。近くの「杉戸浴場」から店へ向かう。昼間と違って屋根から下がっている風情ある明かりに火が灯り、ガラス戸から漏れる電球色がなんともいい雰囲気。店に入ると結構客が入っていて(6人程)、みな思い思いに酒を飲(や)っている。店内には主人が集めただろうランプがいくつもぶら下がっていて、あたたかい色に包まれていた。以前に相席になった常連のお父さんがまたいらっしゃった(笑)。常連客の中には自分で冷蔵庫からキープしてある酒を取り出して勝手にやっている人も。自分は右端のテレビ前の小さなカウンター端に腰を下ろし、まずは何はなくともビール。生ビールの「大ジョッキ」をお願いした。

しっかりと大きいジョッキで届いた生ビール(銘柄知らず)を銭湯で乾いた喉にグイグイッと…、あぁウメー。テレビの下に貼られた手書きの品書きには前回と同様に(まさか手作りではないだろうが)餃子、シュウマイ、ワンタン、ウインナーなどから、「いかいため」「焼きそば」「玉子焼」「塩さば」なんていうちゃんと調理した品まで意外なほど豊富。いわゆる”角打ち”とは思えない充実度で、「ラーメン」まであるのだから凄い。「たいかす」という品があったので主人に訊くと、〇✕鯛の粕漬を焼いたものだとか。食べてみたかったが残念ながら切れていたようなので、お願いしたのは「いわしフライ」。夕方のテレビのニュースをBGMに喉を潤しながら出来上がりを待った。

しばらくして女将さんが届けてくれた「いわしフライ」を見てビックリ。安価(¥280)なつまみなので1~2尾だろうと思っていたら、何としっかりとした大きさの鰯が5尾も盛られている。もちろんしっかり揚げたて。箸でつまんで口に入れると…、う、旨い。サクサクの衣にしっかりとホクホクの身。思わずもう一度値段を確認してしまった(笑)。ジョッキはすぐに空になったので、次は酒をお願いした。ちゃんと小さなヤカンで燗もつけてくれる。銘柄はご当地の「金銀花酒造」。ぬるめでお願いすると主人は瓶底を直に手で触って温度確認。コップに注いでもらったのを口にするとばっちりの具合。あぁ、ここは天国か(笑)。本当は色々頼んでみようと思っていたけれど、ビールと「いわしフライ」でお腹も膨れ、後客も入って来たので今回はこれで腰を上げることにする。主人に勘定をしてもらって外に出ると少し雨が降ってきた。(勘定は¥970)

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↓ 店から歩いて5、6分の距離にある「杉戸浴場」。戦後まもなくから営業を始め、現在は母娘でやっていらっしゃるのだとか。サウナ(+¥100)も使ってしっかりと汗をかいた。気持ちイー。

 


 

 

八百宮酒店

愛知県一宮市大宮5-2-14

 

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コメント (6)
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