Dumb Numb CD / Friction (1990)
1989年に渋谷クラブクアトロにて録音され、翌年に発売されたフリクションのライヴCD。当時のラインナップはレック、ラピス、ヒゴヒロシ、佐藤稔の4人。自分は未試聴だが、石井聰互が監督をした映像「Dumb Numb Video」も発売されている(現在は「Dumb Numb DVD」)。もうこのCDが発売された頃には後追いで東京ロッカーズのオムニバスやら、フリクションの1stは中古で買って聴いていたはずだが、なぜかこのアルバムは購入していなかった。中古店で久しぶりに見かけて、そういえばこれ持っていなかったとなと購入してみた。
いきなりファーストに収録の「Big-S」から始まる演奏は、レック自身のベースを含むぶっといリズム・セクションに扇動されたかのように、鋭利なギターが飛び回る。こりゃ凄い音だ。レックは相変わらず短い言葉を次々とアジテーションのように吐き出していて、これが即興なのか計算されたものなのか知らないが、いわゆるメロディーを”歌う”訳ではないので、ひとつの楽器みたいな役割だ。CDとかで聴いていると、レックが選んだその言葉が時々気恥ずかしく聴こえたりする時もあるのだが、もちろんライヴ現場では気にならないだろう。これで80分弱は正直ヘヴィー過ぎて、聴く方にもエネルギーが要る。小さいハコで観たらヘトヘトになりそうだ。この編成のフリクション、見てみたかったなァ…。
中古店にて購入(価格失念)
- レーベル : 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- ASIN : B00005GFB0
- ディスク枚数 : 1