ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

新京 @岐阜県羽島郡笠松町

2021年06月12日 | 岐阜県(岐阜)

ベトコンラーメンで有名な笠松町の通称「羽島新京」へ(←店舗に”羽島”の表記は無し)。”新京”と名乗っているからには創始の店と関係があるのかな。羽島とはいっても店は岐阜市寄り。周りに他の店舗があまり無い長閑な場所にぽつんとある。大きな建物の1階が店舗になっているが、外観は地味なので中華料理店には見えない。外から中の様子は分からなかったので、車を停めて中に入ってびっくり。立つ場所が無いほどに待ち客でごった返していた。券売機なので、とりあえず基本の「ベトコンラーメン」を購入。値付けが安いなァ。掲示によると消費増税になった時に値上げしたのみで、何十年もずっと据え置いているのだとか。

さてチケットをどうしたらいいのか分からなかったので、通りがかった髪を青く染めた女将に尋ねると「持っとって!(持っていて)」とひと言。いや、持っているのはいいけれど、みんなバラバラに立っているので自分が誰の後かも分からない。コロナ禍もあって本当は混雑を避けて外で待っていたいが、店内に居ないとどう呼ばれるのか分からない。初訪で一番困るパターンだ。様子を見ていると女将が「次の人!」と。順番は客任せにしているようだ…。

店内は厨房こそ大きいが、カウンター席と小上がり席のみでハコはさして大きくない。調理を担当するのは主人1人で、給仕の女将と2人のみ。これでラーメンだけでなく、ビールに唐揚げにチャーハンにギョウザにと色々な品をこなしているのだから凄い。値上げしないのも人を雇っていないからやっていけるのだとか。なるほど。主人はハーレー・ダビッドソンのバンダナをしているし、店内はハーレーの色々なサインがあるのでハーレー乗りなのだろう。

何とか他の客と目配せをしながら自分の順番だろうところまでくるのにかなり待った。自分は長く待つのが苦手なので、券売機で先に金を払っていなかったら帰っていたかも。ただ、カウンター奥の席に案内されてから提供されるまでは早かった。炒められたヘッドには他の新京と違い、丸のままでなくスライスされたニンニクがたっぷり。スープは醤油ベースでしっかりと辛い。麺はダマになっていたりして正直いまひとつ。ま、これだけの客を捌こうとしたら麺はずっと茹でっぱなしだろうから仕方がないだろう。にしてもよくこれだけの調理を1人でこなせるものだ。素早く食べて席を立つ。こんな状況でも食べ終わってからスマホをいじったり、ゆっくりお喋りを続けている客が居るから困ったもの。(勘定は¥550)

 


 

↓ 岐阜工業高校の敷地内にある「岐工記念館(旧・岐阜県工業試験場)」(昭和4年・1929・建造 ※国登録有形文化財)。6年程前はフェンスで囲われ荒れた感じだったが、久々に訪れると綺麗に整備されて、しかも建物内に小学生が出入りしていたのでしっかりと利用されるようになったようだ。素晴らしい。

 

 

 

 

 


 

ベトコンラーメン 新京 (羽島新京)

岐阜県羽島郡笠松町門間381

 

( 岐阜 ぎふ 羽島 はしま 笠松町 新京 しんきょう ベトコンラーメン 中華料理 中国料理 近代建築 国登録有形文化財 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする