ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

吉照庵 (2) @岐阜県岐阜市

2021年09月15日 | 岐阜県(岐阜)

母と「ホテルパーク」で泊まった翌日。観光施設を色々見て回ったり、買物に付き合った後で遅い昼食を摂ったのは御鮨街道沿いの蕎麦屋「吉照庵」。子供の頃、父母に連れてこられた覚えがある。父母は蕎麦好きで、ドライブがてら戸隠まで車を出すぐらいだった。その頃の車はギャランGTOだったか、クジラクラウンだったか。でも若い頃の自分は、さあ昼は何食べよう?となって蕎麦に決まると嫌だったなァ(笑)。道路向かいの駐車場に車を停めて中へ。一番奥のテーブル席に案内された。自分は「鴨せいろ」、母は「天ぷらせいろ」を注文。給仕女性に勧められた「海老天巻」というのも勧められるままお願いした。

まず「海老天巻」が届いた。以前からある品かどうか知らないが、細巻き程度の太さで、たれはよく天丼であるような甘めの濃いたれ。ひと口が小さいので分かりにくいが酢飯ではない。ま、味見程度。そして「鴨せいろ」が登場。碗に盛られたつゆの中には刻んだ葱と合鴨が4切れほど。もちろん熱いつゆ。これに細切りの蕎麦を浸していただく。こちらは”十割”を謳っているが、やや色白。しっかりと滲み出した鴨肉の風味が蕎麦に絡む。旨い。蕎麦はせいろ2段分あり、量もしっかり。残ったつゆには蕎麦湯を足して、全部飲み切るまでいただいた。(勘定は¥3,900程)

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↓ 「地元に泊まろうキャンペーン」で利用した「金華山ロープウェー」。子供を連れて登山道を登ったことはあるが、ロープウェーに乗ったのは何十年振りか。脚の弱い母には乗り場まで行くのも大変(←階段が多い)。もちろん山上で岐阜城まで歩くのは無理。結局、乗せて上に行ってすぐに降りてきた(笑)。

↓ 母を待たせて駐車場まで車を取りに行く間にも近代化遺産見学。「忠節用水第二樋門」(昭和8年・1933・建造)。下のコンクリート造りの部分には長良川で採取された玉石が埋め込まれている。

 

↓ こちらはお馴染み、通称”ロボット水門”こと「忠節用水分水樋門」(昭和7年・1932・建造)。母は「あれ、なんか可愛いね。」と。この水門の事は知らなかったみたいだ。耳というか角というかの突起物は構造を変更した際に飛び出たシャフトをカバーする目的で後から付けられたものだそう。

 

↓ 「日中友好庭園」のはす向かいにある立派な家屋(建築詳細不明)。欄干のある2階も広いし、玄関横には洋間もしつらえてある。もちろん洋館と定番のシュロの木も立っていてその時代の趣味にバッチリ。

 


 

吉照庵

岐阜県岐阜市米屋町25

 

( 岐阜 ぎふ 御鮨街道 御鮓街道 鮎鮨街道 きっしょうあん きっしょあん 伝承美濃そば  十割そば ひら井  近代建築 近代化産業遺産 産業遺産 洋館 )

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