ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Anthology / Stiff Little Fingers

2021年09月26日 | パンク・ニューウェーヴ

Anthology / Stiff Little Fingers (2002)

70年代のオリジナル・ロンドン・パンクに分類される北アイルランド、ベルファスト出身のスティッフ・リトル・フィンガーズ(Stiff Little Fingers 以下SLF)のアンソロジー3枚組CD。アンソロジーとはいっても最初の2枚は全てのシングルとB面曲を収録、3枚目はかつて「See You Up There!」(ジャケット写真下)というタイトルで発表済みの1989年のリユニオン・ツアー音源を収録したライヴ盤。

SLFは昔から好きだったのでアルバムもアナログとCDでそれぞれ4枚目ぐらいまでは所有しているし、コンピレーション盤CDも持っているので、本来はほぼ必要が無いCDだが、上記のライヴ盤を持っていなかったし、安かったのでつい買ってしまった。

ベルファストという土地柄があるのかどうかは知らないが、歌詞に政治的な事柄や10代の若者の鬱憤(当時)をぶつけた歌詞が特徴的で、レゲエなんかを取り入れたりもしていたので、クラッシュ(The Clash)らと並んで評されることも多かった。自分は何といってもジェイク・バーンズ(Jake Burns)の焦燥感溢れる歌声が好きだったし、ちょっと切ないメロディー・ラインが好みだった。

3枚目のライヴは1989年のロンドンはブリクストン・アカデミーでのライヴ。7年ぶりぐらいにリユニオンしたツアーの音源。この後90年代に入って来日した公演は川崎クラブ・チッタだったかに見に行っている。この頃には元ジャム(The Jam)のブルース・フォクストン(Bruce Foxton)がベースで加入していた。ジェイクがちょっと太めになっていたけれど、ライヴはなかなか良かった記憶がある。きっとこのライヴ盤で聴くことの出来る演奏と近いものだったろう。やっぱりメロディーがいい。

オークションにて購入(¥788)

  • Label ‏ : ‎ Caroline
  • ASIN ‏ : ‎ B00005V31L
  • Disc ‏ : ‎ 3
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