ある日曜の昼。愛知県一宮市の天麩羅屋へ行こうと駅で降りるも、日曜定休ということをすっかり忘れていた(←相変わらずちゃんと調べない…)。酒をいただくつもりでわざわざ電車で来たので方針変更。結局ここ「日の出寿し食堂」へ。まだ開店して10分も経っていない時間のはずだが、店内はすでに数組が席に着いていてビール瓶が並んでいる。寒が戻ったのでまだ石油ストーブが焚かれていた(訪問4月半ば)。案内されたのは小上がりの1人用卓。左膝の具合が良くないので本当はテーブル席が良かったが埋まっていたので仕方がない。靴を脱いで微妙な体勢で腰を下ろす。すぐに「酒、大きいの、ぬるめで」とお願いする。つまみは入口横の冷蔵庫に用意されている品から選ぼうと思っていたが、この日は曇天なせいかめっきり弱くなった視力が殊更に低調で品名が霞んで見えない(←情けない・涙)。また靴を履いて探しに行くのもアレなので、壁に貼られたつまみから「くらげポン酢」と「ホタルイカ酢味噌」の2品を選んだ。
いい感じに燗された酒を徳利から猪口に注ぎ、グイッとやる。ウメー。コリコリのクラゲはもみじおろしと刻みネギ。ホタルイカにはネギの青いところのぬたも付いている。幸せな昼どき。先客は常連客ばかりで100%呑みの客。みんな「八百宮が…」とか「のんきやが…」とか、市内で早くから呑める店の話ばっかり。コロナの”まん防”(まん延防止等重点措置)が明けて生き生きとしているようだ(笑)。よく見ると”格天井”だったりする小上がりの天井を「へぇー」なんて感心しながら酒をやる。建物は古くないだろうが、ここなんてよく考えたら伏見の「大甚本店」よりも古いんだものなァ(創業明治39年)。酒をもう1本と「ハタハタ干物」「ごぼう天ぷら」「漬物」を追加。ハタハタはしっかりと炙ってあり、旨い。「ごぼう天ぷら」は棒状で皿に山と積まれている。七味マヨ付き。塩やタマリ(容器にはタマリと書いてあるが、たまり醤油ではなく普通の醤油)でもいただいた。ここで終わってしまいそうなので「ぶた汁」を貰って了とした。もう1軒くらい行こうっと。(勘定は¥3,000程)
食事処 日の出寿し食堂
愛知県一宮市本町3-4-1
( 一宮 いちのみや 日の出寿し 日乃出寿し 日乃出寿し食堂 日乃出寿司食堂 日の出寿司食堂 ひのですし 大衆食堂 洋食 酒場 金露 老舗 )