ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

冨士屋西店 (2) @名古屋市中区・伏見

2022年05月29日 | 名古屋(中区)

白川公園の北にある料理屋「冨士屋西店」へ。本当は季節毎にもっと通いたいのだがなかなか機会が作れず、久しぶりの訪問。いい時間になると入れないことも多いので開店してすぐの時間に暖簾をくぐった。もちろんまだ先客は見当たらず。でもやはり予約がしっかりと入っているようで、後から来た客は予約済みの客ばかり。L字の白木のカウンターの端に案内された。カウンターの中は女性を含む4人もの料理人が居る。しかも若い人ばかり。このご時世では雇う方も大変だろうが、料理に定評がある店だからここと選ぶ料理人の卵が多いのだろう。雰囲気も良さそうだ。早速「菊正宗」の大をどん燗でお願いする。手書きの品書きには旬の素材が沢山載っていて目移りするほど。こちらはいつも良い素材を使うし、値段が載っていないので、財布に余裕が無い時はちょっと慎重になる(笑)。やはり旬のものをと「とり貝刺身」「ふきの煮物」を。

”菊正宗”と、店の銘の入った徳利で運ばれた酒を猪口に注ぎ、グイッと。滲みるなァ。「とり貝」は見るからに鮮度良く、跳ね返るような歯応えがある。あしらいはワカメと貝割れ大根。ヒモも添えてあるのが嬉しい。「ふきの煮物」は木の芽があしらってあり、少量の胡麻が振ってある。これらを口に入れ、酒で追っかけるとため息しか出ない。旨いなァ。「どんこ」を焼いてもらう。分厚いどんこ椎茸に生姜醤油をチョンとつけて口に含むと、口の中はいっぱいになり、鼻を椎茸の香りが抜けていいく。これもイイなァ。「ハモ皮とミョウガの酢」を追加。千切りの茗荷がたっぷりと。ちょうど1本が無くなった所で別の約束があるのでタイムリミット。最後に「しじみ汁」を貰った。白味噌で、煮詰まった感じはないので都度調理しているのかな。この蜆が素晴らしかった。ぷっくりとした身は箸で容易につまめ、風味も抜けていないので出し殻にはなっていない。さすが。どの皿も見た目よく、味よく、申し分なし。次は魚を焼いてもらおうかな。(勘定は¥5,300程)

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御酒処 冨士屋西店

愛知県名古屋市中区栄2-7-5

 

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