ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

高松家 @岐阜県岐阜市

2021年07月06日 | 岐阜県(岐阜)

かつて長良川の鮎を江戸の将軍様に届ける為の経路だったという”御鮨街道(鮎鮨街道)”沿いにある讃岐うどんの店「高松家」へ。創業は昭和50年代のようだけれど(未確認)、いまでこそチェーン店を含め”さぬきうどん”のブランドは全国に浸透しているものの、その頃からだとしたらこの地方では先駆になるんじゃないのかな。店の前を過ぎたところにある駐車場に車を停めて店内へ。人気の店とあってコロナ禍でもしっかりと客が入って活気がある。テーブル席は7つ程に小上がり席が2つ程。この日は家族連れの客が何組も。品書きから選んだのは「天コロうどん」、それに「いなり・一ケ」。

しばらくして運ばれた「天コロうどん」には、海老天、生卵、甘く煮た揚げ、胡麻、刻みネギ、刻み海苔、そしてねりわさびという具材。つゆは少なめ。海老天の衣はこういう店では珍しく”華の咲いていない”もの。この地方で”コロ”と呼ばれるうどんは、基本的には茹で上がったうどんを水で締め、つゆをかけたものだが、麺を”ぬる”くらいで出す店、氷水でキンキンに冷やして出す店など色々。つゆも濃かったり、薄かったり、その量もふつうのうどん位あるもの、麺がほとんど水面から出てしまうくらい少量のものと千差万別だ。こちらのつゆは少なめ。キンキンにまでは冷やしていないのでつゆの風味もしっかり分かるいい塩梅。”讃岐うどん”と謳うだけあって麺のコシはしっかり。口中でブルンブルンと跳ね回るような感じさえする弾力がある。旨い。

壁の品書きには”味付いなり”としてある「いなり」は、細かく刻んだ山菜を中心とした具材がどっさりとまぶしてある。見ためは濃そうな感じだが味付けは優しく、うどんの供にはなかなかイイ。次はこちらの屋号を冠した「高松家うどん」っていうのをいただいてみようかな。(勘定は¥1,050)

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高松家

岐阜県岐阜市白木町22

 

( 岐阜 ぎふ たかまつや 高松家手打うどん店 手打ちうどん 手打うどん さぬきうどん 鮎鮨街道 御鮨街道 ころうどん 香露うどん 稲荷寿司 ) 


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