以前に新聞記事だったか何かで目に留まってブックマークしていたレストラン「ジョロフ・キッチン」へ。店は名鉄・中小田井の駅近くにある。こちら、この地方では珍しいアフリカ料理の店。しかもガンビア(Gambia・ガンビア共和国)という日本人にはあまり馴染みの無い小国の家庭料理だそう(←思わず地図で場所を調べた)。オーナーは何と「在名古屋ガンビア名誉総領事」という女性。留学生だった夫と共に30年前に来日し、あれこれ自国と日本の交流の世話をしているうちに総領事に指名されたのだとか。この店の壁にも総領事館を示すプレートが貼ってあった(写真下)。
店内は簡素ではあるが白を基調とした明るい雰囲気。テーブル席が6つ程並んでいる。壁には民族衣装が掛かっており、テーブルクロスとかがカラフルなのがアフリカっぽい。あちらの方だろう女性が1人でやっていらっしゃった(この方が総領事かどうかは不明、片言のようだから違うかと)。メニューを眺める。ランチとしていけそうな品は6種類ほど。日本語で簡単に素材等は書いてあるが、調理法が書いてある訳ではない。中から適当に選んだのは「Domoda」。”ピーナッツバター、チキン、野菜”と書いてあるだけなのでどんな料理かはよく分からない。”ライスまたはフフ”と書いてあったので何かも分からず「フフ」でお願いした(笑)。小さなキッチンでの調理が始まる。妻には分かったようなフリで「これからガンビアのドモダをフフでいただきます。」とLINEで連絡しておいた。妻からは「?」と返信が(笑)。
最初にまず色とりどりの野菜サラダが供された。そちらをつまんでいるとメインの「ドモダ」が完成。深めの白い平皿に盛られていてオレンジ色のスープがたっぷりと注がれている。その中にグリルしただろうチキンが3切れ。真ん中に鎮座している山がフフなのかな。まずはスープを味わう。ミキサーも使っていたので色々な野菜等を混ぜてスープ状にしてあるようだ。少し粘り気もあるのはオクラとかが入っているのかな。スパイシーな味わいでやや塩気が強めか。フフをスプーンですくってみる。軟らかい餅のような食感。特に強い風味がある訳ではないので、ライス代わりにスープに浸して一緒に口に入れていく。家に帰ってから後で調べたらフフは西アフリカや中部アフリカの伝統的な主食でイモ類を潰して湯で練ったものだそう。なるほど。途中やや単調にはなるものの旨かった。後からブラックのコーヒーも付いていた。苦味を味わって勘定してもらう。次はメニュー先頭の「Benachin(お肉、または魚、トマト、野菜、他)」にしてみようかな(←これもどんな料理かさっぱり・笑)。(勘定は¥1,320)
アフリカ料理 ジョロフ・キッチン (Jollof Kitchen)
愛知県名古屋市西区中小田井5-16
( 名古屋 なごや なかおたい ジョロフキッチン アフリカ料理 african restaurant Gambia ガンビア共和国 Ms. Bintou Kujabi Jallow Honorary Consulate of The Gambia )
昨年の夏にYahooニュースで紹介されていましたね。
むかしの料理漫画「大使閣下の料理人」で、似たようなアフリカの小国の領事館夫人が手料理の店を出すエピソードがあって、気になっててBMしてました。
何度もここらあたりをうろうろしてたのに全然気づかなかったのが残念。
いやぁ~中小田井上小田井周辺はいいですね~
>「大使閣下の料理人」
あぁ、なるほど。あの漫画好きでした。まだ家のどこかにコミックがあるはず…。
>全然気づかなかった
大きい看板や電飾がある訳でなく、正直、目立たないんですよね。機会があればぜひ。
「大使閣下の~」は私も好きで連載中ずっと愛読してました。
今でもスーパー銭湯に行ったら漫画コーナーではこれです。
で、今日図書館へ行ったら原作者の西村ミツル氏のエッセイ
「外交官の舌と胃袋」を発見。郷土史やめてこれを借り出して
(郷土史は禁帯出でした)読んでます。
我らが愛する大衆食堂のおじさんおばさんと公邸料理人と通じる心意気があって、
なかなか楽しく読んでいます。
>「外交官の舌と胃袋」
この本は知りませんでした。面白そうな本ですね。