ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Revelator / Tedeschi Trucks Band

2015年05月14日 | オルタナティヴ・ロック

Revelator / Tedeschi Trucks Band (2011)

昨年の来日公演が素晴しかったテデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)のデビュー・アルバム。どちらも(夫デレク・トラックスと妻スーザン・テデスキ)この時点で充分キャリアのあるアーティストだったし、このアルバム以前から一緒に活動もしていたので、いわゆる新人とは言えなかったが、さすがに評価も高く、各方面で絶賛だったと記憶している。デレク・トラックス(Derek Trucks)はエリック・クラプトン(Eric Clapton)のライヴに同行した2006年の来日公演で観ていたものの、バンドとしての彼らの音を初めて聴いたのは随分遅く、実を言うとまだ数年前。

このアルバムは音源としては持っていたけど、最近CDで買い直した。紙の折りたたみスリーヴにCDが入っているので、CDを取り出した時に、ついビリッと破いてしまう…(←普段中古ばかり買っているので扱いが雑です)。スーザンの落ち着いたヴォーカルと、デレクらしいギターをたっぷりとフィーチャーした1から始まり、ライヴで定番曲化した2、3、4を挟むと俄然盛り上がる。他はしっとりと落ち着いた曲が多いが、どの曲においても独特なデレクのギターのトーンは健在。2つのバンドが合体した大所帯だけあって、雰囲気が彼らもカヴァーしているジョー・コッカー(Joe Cocker)のマッド・ドッグス&イングリッシュメン(Mad Dogs & Englishmen)によく似ている。ただ、ライヴでのあの凄いギターの音をダイレクトに体験してしまうと、CDではちょっと物足りなく感じるのも確か。自分の耳とスピーカーの間に1枚膜が張ってる様な…。一度ハイエンドな高級オーディオで聴いてみたい気がする。個人的にはアルバムとしての構成が少ししっくりとこないが、内容はやはり素晴しい。

amazonにて購入(¥728)

  • CD (2011/6/7)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import
  • Label: Sony Legacy

 


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