ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Here Come The Nice (UNCUT Magazine) / Various Artists

2014年10月15日 | 雑誌付録CD

Here Come The Nice (UNCUT Magazine) / Various Artists (2011)

英音楽誌「UNCUT」の2011年5月号の付録CDは「A Mod Soundtrack」と題したモッド音楽のコンピレーション。プラケースには入っておらずシングル紙ジャケ。60年代初頭のモッド・ムーヴメントと言えば、映画「さらば青春の光」で題材となったアーミー・コートを着て改造ベスパに乗った若者達。そんな若者達が当時ラジオやレコードで聴いて熱中していた音楽が、アメリカのR&Bやソウル・ミュージック。このコンピではそんな当時を偲ばせるアーティストのゴキゲンな音楽が満載。ただあまりヒネリが無いので、ちょっと選曲が王道過ぎて凡庸なのが残念。もちろんどれもいい曲だし、至極真っ当な選曲で、文句のつけようは全く無いのだが、それがまた面白くないという、なんともわがままな感想だ。変わった曲が入っていたら、それはそれで突っ込むだろうにね。

6に収録されている、モッズや60年代初期のビート・グループに多大な影響を与えたモーズ・アリスン(Mose Allison)。自分が知ったのはザ・フー(The Who)のカヴァーした「Young Man Blues」が最初。オリジナルを聴いた時はそのシンプルなピアノ演奏と、白人だった事にびっくりした覚えがある。調べていたら2年前に来日していたんだね(※)。いまだ現役だ。自分が黒人のブルーズを拝借したことを正直に曲にしていたり、老化の事を歌ったり、替え歌(元々ブルーズはそういう面が強いが)といっていいくらい影響を隠さないところが潔くて面白い。他にも面白い歌詞の曲がいっぱいある。(※4年前は来日が決定していながら体調不良により中止だったとのこと)

オークションにて購入(¥836・雑誌共)

01 Ike & Tina Turner - A Fool in Love
02 Sam Cooke - Chain Gang
03 Bill Doggett - Honky Tonk (Part 2)
04 James Brown - I'll Go Crazy
05 Little Willie John - Fever
06 Mose Allison - Parchman Farm
07 The Miracles - Shop Around
08 Jackie Wilson - Lonely Teardrops
09 Carla Thomas - Gee Whiz (Look at His Eyes)
10 Barrett Strong - Money (That's What I Want)
11 The Coasters - Poison Ivy
12 Jimmy Smith - I Got a Woman
13 The Folkes Brothers - Oh, Carolina
14 Bobby Bland - Further On Up the Road
15 Ray Charles - What'd I Say


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« すゞ家 @名古屋市中区・大須 | トップ | 香楽 @岐阜県岐阜市 (※閉... »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (GAOHEWGII)
2014-10-16 02:17:15
ハリー様 こんばんは

自分のブログへのコメントありがとうございます。

モーゼ・アリスンの来日中止に関してはもう一度自分で調べてみました。

確かに2010年の来日が中止になったようです・・・が、

2012年に再び来日して無事公演をこなしていました。
・・・・・・んー、自分の調査不足でした。ごめんなさい。
返信する

コメントを投稿

雑誌付録CD」カテゴリの最新記事