ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Key To The Highway (ブルース&ソウル・レコーズ) / Various Artists

2024年08月15日 | 雑誌付録CD

今年で創刊30周年という「ブルース&ソウル・レコーズ」(Blues & Soul Records)。他国に比べても日本にはファンが多いらしいが、ニッチなジャンルでよく続いているものだ。昔は月刊だったけれど今はさすがに隔月の発行(それでも凄いが)。数年前までは日本の雑誌には珍しく付録CDが付いていた(上のようにCDケースに収められるジャケットが付いているのも気が利いていた)。今回購入したのは2014年2月に発行された116号(表紙写真下)。

「エリック・クラプトン  ブルース巡礼」と称し、大ヒットした92年の「Unplugged」以降のブルース・カバー曲を特集している。付録CDは「Key To The Highway - Blues Classics Covered By EC」と題され、カバーの元曲が収録されている。曲とアーティストは以下の通り。

01. Blues Befor Sunrise - Elmore James & The Broom Dusters
02. Ranmling On My Mind - Robert Lockwood Jr.
03. Reconsider Baby - Dave Myers
04. Hey, Hey - Big Bill Broonzy
05. Roll And Tumble - Big Joe Williams & J.D. Short
06. Corrine, Corrina - Sleepy John Estes
07. Hard Time Blues - Lane Hardin
08. 44 Blues - Roosevelt Sykes
09. Come Back Baby - Walter Davis
10. Groaning The Blues - Otis Rush
11. How Deep Is The Ocean - Jimmy Coe feat. Helen Fox
12. Nobody Knows You When You're Down And Out - Floyd McDaniel
13. Key To The Highway - Junior Wells
14. 3 O'Clock Blues - B.B. King

クリーム(Cream)時代を含めた初期のカバー元曲企画CDはいくつもあって自分も何枚か所有しているが、90年代以降に絞ったのというとあまり多くなく、こうしてまとめられているのは便利。ロバート・ジョンソン(Robert Johnson)のカバー・アルバム等、直接的にルーツのブルースに向き合うようになった道筋がよく分かる。エリックがカヴァーした方のヴァージョンも同じように並べて聴いてみた。エリックのヴォーカルがどんどん進化していったのがよく分かる。実際、自分が初めて「アンプラグド」を聴いた時に思ったのは「クラプトンってこんなに歌が上手かったっけ?」だった。ま、時々先輩ブルース・メンに近づこうとするのか、ちょっと力んだヴォーカルの時もあるんだけれど。

ネット・オークションにて購入(¥520)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サンチョ @滋賀県彦根市 | トップ | ふる里 @名古屋市中村区・名駅 »

コメントを投稿

雑誌付録CD」カテゴリの最新記事