ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

キャンディ・ハウス、カルチャー、ゲット・アップ・ルーシー / ミッシェル・ガン・エレファント

2014年01月28日 | ロック(日本)

Candy_house  Culture Lucy

キャンディ・ハウス (1996)

カルチャー (1997)

ゲット・アップ・ルーシー (1997)

ミッシェル・ガン・エレファント(Thee Michelle Gun Elephant)の2枚目、4枚目、5枚目のシングルを中古店で見つけたので購入。この頃にリアル・タイムで聴いていたら絶対大ファンになっていただろう。彼らの出す音はいちいちかっこいい。洋楽に慣れた自分のような人間にも、こんな音の日本のロックを聴いてみたかったと思わせるクオリティーの高さがあり、ヴォーカルのチバユウスケのしゃがれた叫び声も、日本のアーティストに特有な変な節回しがなく、ストレートなので聴いていて気恥ずかしさがない。どうして日本のアーティスト(しかも売れてる人)ってあんな気持ちの悪い抑揚をつけて歌うのだろう。たぶんチバユウスケは自分でもその気持ち悪さを感じていたんじゃないだろうか。

彼らの活動期に聴いていなかったので、彼らが海外活動をしたのかどうかよく知らないが、この音は絶対通用しただろうと思う。ただこういう音にこだわった尖ったバンドが長続きした試しはないので、短い活動期間だったのは仕方のない事だったのだろう(って彼らの歴史を何にも知らずに勝手に書いちゃってますが…)。

どのシングルも4曲入り。どれも粒揃いでクオリティが高い。特に後ろの2枚は全曲が後に出たベスト盤に収録されているらしい。最初に彼らを聴いたのが「ゲット・アップ~」なので個人的な思い入れはやはりこの曲が一番強い。こんなかっこいい音を出すロック・バンドが日本にいたとは、と後になってから気付いた次第。うーん、惜しかった。リアル・タイムで彼らに遭遇した若者がうらやましい。でもこの音を聴いちゃったら「Jポップ」なんてアホらしくて聴いてられなくなっただろうな。その頃おじさんに足を突っ込んでいた自分はどんな音楽を聴いていただろうか。

(中古店にて購入各¥105)


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