今にも雨が降りそうな曇天の祝日、岐阜市真砂町の麺類食堂「太田屋本店」へ。この店の前に数軒覗いてきたのだが、祝日休みかどうかが分からず結局振られ、もうそろそろ昼を食べないと中休みの時間帯になってしまうとこちらまで流れてきた。夏暖簾が掛かる店先。何度通ってもその渋さに感動してしまう。引き戸がサッシでなかったらもっと…。暖簾をくぐると先客は3組程。土間のテーブル席が塞がっていたので小さい小上がり席に腰を下ろす。少々行儀が悪いが、左膝の具合が悪いので片尻だけ乗せて足を投げ出して座らせてもらった。注文しようと思っていた「夫婦ざる」の品札が見つからない。なので方向転換して「カレーライス」をお願いした。奥の座敷にある巨大な液晶テレビを眺めながら出来上がりを待つ。
紙ナプキンを巻いたスプーンと氷水と共に「カレーライス」が登場。平皿に盛られて脇に赤い福神漬が添えてある。早速スプーンを入れていく。辛さはしっかりあるが、ジャガイモや肉の食感やカレーの味にちょっと何か覚えがある。確かめてはいないが、ひょっとして業務用のものを使っているかも(未確認)。もちろん値段の安い大衆食堂だもの、お冷をだしてもらい、ゆっくりと座らせてもらって食べさせてくれるだけで有難い。綺麗に平らげてスプーンを置いた。次は「をかめ」か「木ノ葉丼」にしてみようかな。(勘定は¥580)
↓ 「太田屋本店」に来たからには裏手の「守屋医院」周辺◇を散策しなくては。以前にも訪れたが、周辺のこの医院関係と思われる建物が独特の世界観で興味深い。庭に防人の像があったり、面白いスケール観の庭園だけの土地があったり、玄関先にはライオンの顔が出迎え、ベランダを支える柱には女性像が掘られている。病院の敷地の片隅にだっていくつもの像が。誰かしっかりと取材してくれないかな(笑)。
太田屋本店
岐阜県岐阜市真砂町9-6
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