Stax Revue : Live At The 5/4 Ballroom / Various Artists (1991)
スタックス所属のアーティストは、レヴュー(Revue)と呼ばれるショー・ケースでの興行が多かったようだ。オーティス(Otis Redding)存命時のそんな音源はのちに発掘され、1967年の音源がパート3(1:ロンドン、2:パリ、3:ヨーロッパ)まで発売されていて全部所有している。今回購入したのはそれよりも少し前の1965年、本国はロサンジェルスの有名なクラブ、5/4 Ballroomで収録されたもの。どのくらいの広さの会場か知らないが、その名前はジャズのライヴ・アルバムなんかにも時々出てくる。
音はさすがにちょっと粗っぽい感じだが、それが迫力を増しているし熱気はしっかりと伝わってくる。もちろん屋台骨は自身の演奏も含まれているブッカーT&MGズ(Booker T & The MG's)。彼らのようなハウス・バンドが居ないとこういう興行は成り立たない。CDはそのMG’ズから始まるのだが、これが何とも暴力的と言うか、オルガンもギターもハードで歪んでいて、カッコイイのなんの。他の出演者は、The Mad Lads、The Astors、Carla Thomas、William Bell、The Mar-Keys、そして大御所ルーファス・トーマス(Rufus Thomas)という豪華な布陣。MGズ以外はどれも1曲、2曲なのは(レビューだから)実際にそうだったのかもな。ルーファス・トーマスはお約束の犬ネタ2曲。客の回し方とかサイコーだ。
amazonにて購入(¥646)
- Label : Stax UK
- ASIN : B0000083U5
- Disc : 1
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