森下駅近くの麺類食堂「春乃屋」へ。住所は大曽根だが駅は森下駅の方が近い。日曜休みの店なのでなかなか機会が無かったが、休みが取れたある日に寄ってみた。店は昭和なビルの1階テナントに入っている。暖簾をくぐるとすっきりとした店内はテーブル席が6つ程。少しカウンター席もある。白髪の主人と手伝いの女性でやっていらっしゃる様子。木製の塗りの岡持ちが沢山あったので出前もやっているのかな。テーブル席に腰掛けて品書きを眺める。壁に掛かった木札の丼物の品書きには無いが、卓上の品書きには目当ての「天南丼」があった。もうこの地方の麺類食堂でも品書きに載せている店が僅かになっている絶滅危惧丼だ。
程なくして細かく刻んだネギが沢山のった「天南丼」が運ばれた。たくあん付き。ネギがここまで細かく刻んであるのは初めてかも。他に刻んだかまぼこも入り、玉ねぎも少し使ってあるかな。海老天は揚げ置きだろう(未確認)。最近は天丼でも揚げ立てがデフォみたくなっていてサクサクでないと承知しない人が多い気がするが、かつて麺類食堂では丼物に入る揚げ物は揚げ置きが当たり前。カウンターの上にどっさり積んである店もあった。それ故につゆと一緒に煮込んだ品が多かったのだと思う。少し甘さのあるつゆでだんだん崩れた海老天の衣が旨い。ご飯もつゆを吸って馴染んでいく。丼物の醍醐味。たくあんがあるのと無いのではこれまた大違い。途中でポリポリやりながら平らげてご馳走様。次は温かい「きしめん」に「木の葉丼」を付けてみようかな。(勘定は¥650)
めん処 春乃屋
愛知県名古屋市北区大曽根2-1-13
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