ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

マイケル・モンロー @名古屋・クラブ・クアトロ

2024年02月10日 | ライヴ(日本公演)

 

マイケル・モンロー (2月8日 名古屋・クラブ・クアトロ)

元・ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)のマイケル・モンロー(Michael Monroe)の来日公演へ。会場はクラブ・クアトロ。ハノイ・ロックスを初めて聴いたのは高校生の頃。容姿からヘヴィメタと混同していた自分に「そうじゃないよ」と教えてくれたのは同級生のハットリ君だった。ただしバンドはメンバーの不幸もあり程なくして解散。後にアナログで購入した83年末のマーキー公演を収録したライヴ盤「All Those Wasted Years」がカッコ良くて痺れた。ヴォーカルのマイケル・モンローの動向は気になったものの、その後追いかけることは無く幾年月。ハノイ・ロックスのオリジナル・アルバムは全部所有しているが、正直ソロ・ライヴまではどうかなと少し迷った。でも元バンド・メイトのサミ・ヤッファ(Sami Yaffa)も参加しているし、とチケットを購入。

久しぶりにクラブ・クアトロに入ったが、流石にハコが小さい。久しぶりにバッド・ボーイズなロック・バンドのライヴだが、会場は元バッド・ボーイズ&ガールズだったろうオジサン、オバサンの姿も多い(笑)。一応ソールド・アウトになったそうだが、ぎゅうぎゅう詰めという感じではなかった。

SEからのオープニングがかっこいい。満面の笑顔でステージに登場したマイケルとメンバーは終止リラックスした様子。マイケルはルックスもスタイルもかっこいいまま。相当節制しているんじゃないかな。どこで仕入れたのか、ペンライトと扇子にご執心(笑)。トレードマークのキャプテン・ハットもいくつ用意してるんだろうってくらい被り替えていた。昔から凄いヴォーカルの持ち主だが、張りも伸びも良く(多分)キーもそのまま。凄い。ブルース・ハープやサックスも駆使してご機嫌なステージを展開。ベースのサミも演奏するのが楽しくてしょうがない感じで、ギターの若い衆との演奏も終止笑顔。2人ともロックン・ロール・スターとして上手く歳をとったなァ。

 

予習の甲斐あって知らない曲も無かったので終始いい感じで観ることが出来た。ソロ曲中心なのはもちろん、ハノイ・ロックスの名曲、そして元メンバーで結成した「デモリッション23.」の曲も交え、終始ハイ・ペースでステージが進む。スタイルよし、声よし、元気よし、機嫌よし。流石にハノイ・ロックスの曲になると、生で聴けた感動で泣きそうになってしまう…。東京ではアルバム全曲演奏とかの特殊なステージだったようだが、ここ名古屋では代表曲中心の内容。このハードなステージを、大幅にセット・リストを変えながら休養日無しで4日間連続でこなすのだからスゴイ! いったいいくつなんだ?(←61歳だそう)。

Michael Monroe (vo, sax, harmonica)
Sami Yaffa (b, vo)
Steve Conte (g, vo)
Rich Jones (g, vo)
Karl Rockfist (ds)

 

<Setlist>

Dead, Jail or Rock 'n' Roll
I Live Too Fast to Die Young
Murder the Summer of Love
Last Train to Tokyo
Derelict Palace
Young Drunks & Old Alcoholics
'78
Trick of the Wrist
Ballad of the Lower East Side
Boiler (Me Boiler 'n' Me) (Hanoi Rocks)
Shakedown
Motorvatin' (Hanoi Rocks)
Hammersmith Palais (Demolition 23.)
Underwater World (Hanoi Rocks)
Boulevard of Broken Dreams (Hanoi Rocks)
Malibu Beach Nightmare (Hanoi Rocks)
Up Around the Bend (Creedence Clearwater Revival)

(Encore)

Nothin's Alright (Demolition 23.)
Don't You Ever Leave Me (Hanoi Rocks)
One Man Gang
Oriental Beat (Hanoi Rocks)

 


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2 コメント

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哀愁のメロディですよね。 (ミュウ)
2024-02-10 18:15:41
こんにちは。
ハノイ・ロックスはバッド・ボーイズ・ロックン・ロールのイメージはありますが、北欧ロックとしてのメロディの強さが独特ですよね。
哀愁のマイナーメロディは日本の歌謡曲に通じるところがあり親しみを感じます。私は、フィンランドやスウェーデンのバンドのメロディが大好きなんです。

ライブレポートでいいライブにだったことが想像ができますよ。
実に羨ましい。
ライブハウスのオールスタンディングは年齢的にちと辛いですけどね(笑)。マイケルの年を聴けば、そんなこと言ってられないかな(笑)
返信する
Unknown (ハリー)
2024-02-10 21:41:46
ミュウさん、こんにちは。

>哀愁のマイナーメロディ
>日本の歌謡曲に通じる

なるほど、そういう視点から聴いたことはありませんでした。確かに刺さるメロディーが
ありますよね(コーラスはヘタクソですが・苦笑)。ガンズン・ローゼズらに強い影響を
与えたのも頷けます。ちょっと早過ぎたバンドでした。

にしても今回マイケルの年齢を調べてびっくりしたのですが、デビュー当時はまだティーン
エイジャーだったんですよね。スゴイ!

>オールスタンディング

いや、ホント。自分はもう若い頃のように前の方には行かず、大人しく寄りかかれる場所を
探して観ています(苦笑)。
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