岐阜市役所前の大衆食堂「井桁屋」。日曜休みのようなのでなかなか訪問が叶わなかったが、平日にちょうど岐阜市役所近辺に居た時があったので寄ってみた。洗濯物の2段干しなんて久々に見た気が(笑)。表のテント屋根(お好み焼・たこ焼の文字が乱雑に消してある)が綺麗だったらもう少し入りやすいと思うんだけれど、なかなか入り辛い雰囲気。暖簾をくぐって中に入るとテーブル席が5つ程。外観同様かなり年季の入った店内。渋い。座敷に置いてあるテレビが店兼用のようだ。老齢の主人と女将の2人。品書きは壁に掛けられた黒地に白文字の木札に。何にしようかと迷ったが、何となく「親子なんば」を注文。この調理は女将が担当した。
今思えば当然かと思うのだが、届いたのは「親子なんばうどん」。丼物のすぐ横に書いてあったので自分はご飯物のつもり(なんば=長ネギ、なので親子丼に長ネギが使ってあるかと…)で頼んでいた。なので最初は「?」となる。なんでご飯物と勘違いしたんだろ…(恥)。それはさておき「親子なんば」。”なんば”とあるので長ネギと、沢山の鶏胸肉、そして玉子でとじてあるうどん。つゆはしっかりと出汁が効いているが、意外にも色薄くすっきりとしたもの。鶏肉がとても柔らかく仕上がっていて、玉子もふわっとしていて旨い。岐阜市ではお馴染みの製麺屋「桔梗屋」の銘の入ったカレンダーと鏡があったので麺はそちらだろうか。次はこれと同様の鶏肉が使ってあるだろう「親子丼」にしてみようかな。(勘定は¥550)
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↓ 長良橋の南詰にある「忠節用水分水樋門(通称:ロボット水門)」(昭和7年・1932・建造)◇。既に役目は終えているらしいが、角の生えたロボットのような愛敬のある姿で親しまれている。
お食事処 井桁屋
岐阜県岐阜市川端町3
( 岐阜 ぎふ いげたや いげた屋 麺類食堂 大衆食堂 うどん そば 南蛮 なんばん 丼物一式 麺類一式 近代建築 岐阜県近代化遺産 )
こちらのオヤジさんは一年中白衣とサンダルで地元の見張り番役的な方です。
この建物だけ異次元で昔話にでも出てきそう(笑)
>オヤジさんは一年中白衣とサンダルで地元の見張り番役
そうなんですかー。確かにこの日も白衣を着て店の外にいらっしゃいました。
女将もなかなか貫禄があって(笑)。あまり語られない店ですが、こういう店こそ
(絶滅危惧食堂なので)出来る限り訪問しておきたいですねー。
>この建物だけ異次元
本当にそんな感じですね。ここだけ昭和の空気が流れていました(笑)。