British Steel / Judas Priest (1980)
元祖ブリティッシュ・へヴィー・メタルのジューダス・プリースト(Judas Priest)。以前チラッと抱腹絶倒のPVを観てからどんどん気になり出し、遂にはオリジナル・アルバムを買ってしまった(笑)。この歳になってジューダス・プリーストが好きになるとは…。学生だった頃の自分に訊いたら「えーっ!?」と驚くだろうなァ(←実は別のアルバムや編集盤ももう手にしている…)。きっかけになった曲「Breaking The Law」を収録した1980年発表の「British Steel」。こちらは2曲のボーナス・トラックを加えてリマスターされたCD。彼らの歴史にはあまり詳しくないのだが、以降ワールド・ワイドに売れる足掛かりとなったアルバムといった評価でいいのかな。
曲順は英盤に準じていて、のちに彼らの代表曲となった曲も多く収録されているのでとっつきやすい。まだこの頃の演奏はいたってシンプルなロックンロールで、普通”へヴィー・メタル”という言葉でイメージする過剰な派手さや聴き取り難さ、BPMの高さは無いので、自分の大好きなAC/DCなんかを彷彿とさせてすこぶるいい感じ。アイデア溢れるギター・リフと、サビでシンガロン(Sing-along)出来る親しみやすさ。それにちょっとした馬鹿馬鹿しさ(いい意味で)。まさにハードロックの気持ち良さがいっぱい詰まったアルバムだ。
- CD (2001/5/30)
- Disc : 1
- Format: Expanded, Original Recording Remastered , Import
- Label : Sony
なつかしいなー。
で、ジューダスを大人になってから聴きだしたということですね。素晴らしい。
私は、リアルタイムで1976年から聴いているので、ファンが少しでも増えるということに喜びを覚えます。
このアルバムは、彼らが若いバンドに触発されて作った作品で、ちょっと若々しい感じがいいかな。意外とポップな曲もあるし、聴きやすいかも。
初期のブリティッシュ・ロックの荘厳さを備えた「運命の翼」(ジャケットがかっこいい!)とかも違った魅力がありますよ。
コメントありがとうございます!
>大人になってから聴きだした
ジャンルにこだわらず色々聴いてきましたので、全く初めてという訳ではないんですが、
まさかオリジナル・アルバムを買うことになるとは思いませんでした(笑)。
>リアルタイムで1976年から
スゴイ! 筋金入りですねー。
>若いバンドに触発されて作った作品
なるほどそういう立ち位置のアルバムなんですね。
>初期のブリティッシュ・ロックの荘厳さを備えた「運命の翼」
気になります。今、オールタイムベスト盤も聴いているのですが、自分が引っかかるのは
70年代の曲ばかりでしたので、ひょっとしてそれらも買うことになるかも…(笑)。
また、ジューダスのアルバムを購入されたのですね!。
1980年発表ですが、当時、私は中学生でした。高校生になってから洋楽を聴くようになりましたが、このPVを視たのは大学生になってからです。確かに笑いますよね。
「英国産鋼鉄」ですからね。やはり、ヘビーメタルを意識したのでしょう。
このアルバム、佳曲が並び、収録曲 2、3、7は、ライブでの定番?かと。
さらに、このアルバムの次作であり、1982年に発表した「復讐の叫び」Screaming for Vengeanceが、アメリカで大ヒットして、絶対的な地位を獲得したと思います。
収録曲 1から2への流れはハードロック・ヘビーメタル然としており、ファンも多いと
思います。このバンドを語る上で欠かせない曲です。そして、8も含め、ライブでは欠かせない名曲です。
この翌年の、1983年に開催されたUSフェスティバルに出演した時は、アメリカの観客を熱狂させました。本当に凄かったです。(当時の)アメリカの某若手大物バンドも出演
していましたが、歌唱、演奏技術、演出と全てにおいて、ジューダスが圧倒的に凌駕して
いたと思いました。以前はYouTubeで、2時間近く視れていましたが、今は小間切れになっていますが、ご覧になってはいかがでしょう。
以前、1984年、武道館での1984年の凱旋講演(3度目の来日)を観に行ったと
コメントさせていただきましたが、2度目の来日の際、彼らは「世界で成功するまでは日本には戻らない」とコメントしたそうです。
1984年発表の「背徳の掟」Defenders of the Faithを引っ提げた、ワールドツアーの
一環でした。
成功するまでのアルバムの方が聴き易いと思いますが、彼らも紆余曲折あって、
長い間頑張って、年齢を重ね、特にライブでは豪華なセットや演出とともに、再び聴き易いバンドになった感があります。
長文、申し訳ございませんでした。
やっぱり買ってしまいました(笑)。しかも実は紹介していただいた「Screaming for Vengeance」も
既に購入済みなのです…。どちらも聴きやすくてJudas初心者の私向き。でもシンプルなロックンロール
という彼らの側面を全然知らなかったので、以前に紹介していただいたような初期のアルバムに収録されて
いる曲も気になっています。
>USフェスティバル
私はこれテレビ(テレビ朝日系列)で放送したのをVHSビデオに録画して見ました。どの曲が放送されたか
忘れてしまいましたが(確か各アーティスト1曲づつくらいだったので)、印象は強く残っています。
多感な時期にこのビデオを繰り返し見たので、出演したアーティスト、今でもほとんどみんな好きなんですよね。
U2、ベルリン、プリテンダーズ、ザ・ビート、ミッシングパーソンズ、クラッシュ、スティーヴィーニックス、
ヴァンヘイレンなどなど…。そういう時期に見たり聴いたりしたものって引きずりますよねー。もう40年
近く経っている訳ですから…。