ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ブルドンネ (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2020年04月29日 | 岐阜県(岐阜)

 

岐阜市を流れる長良川に架かる長良橋の南詰にあるカフェレストラン「ブルドンネ」。創業は昭和50年(1975)で元々は柳ケ瀬の日ノ出町に店があり、こちらの店舗は昭和52年に長良店として出来たとのこと。後継者が居ないので1年前から廃業を決めていたそうで当初は4月24日で閉店すると貼紙で案内をしていたが、別れを惜しむ常連客が次々と詰めかけたので常連客をコロナ禍から守るために閉店を前倒しして、4月7日に閉店した。

自分が訪れたのは3月下旬のある日、昼をとうに過ぎた時間。それでも店には数名の待ちが出る盛況ぶり。店内には年配の女性グループ客が目立つ。自分は1人だったのですぐにカウンター席に案内された。きちっとコックコートが決まった厨房内の3名、ユニフォームに身を包んだ給仕の4名が忙しく立ち働く。まだこの時は閉店が早まるとは知らなかったので「オムライス」だけサッと食べて帰ろうと単品でお願いした。

まずは和風ドレッシングのかかったミニ生野菜サラダが運ばれる。そして後から洒落た模様の平皿に盛られた「オムライス」が登場。さすがブルドンネと思わせる綺麗な紡錘形で両脇にデミグラスソースが流し込まれている。バター香る玉子にスプーンを入れる。少し厚みのある玉子はきっちり下まで巻かれていて、中はチキンケチャップライス。うん、旨い。次はデミソースをかけて。サラッとした口当たりでいて苦味とコクが感じられるデミソースはしっかりと手の入った丁寧な作り。旨い旨い。このソースを使うだろう「ハヤシ・ライス」も食べてみたいなァ(←とこの時は思っていた)。パクパクッと食べて席を空ける為に勘定してもらう。次は家族と来て「ポタージュ・スープ」「ブルドンネ風・サラダ」「単品」「ブルドンネ風・スパゲティ」又は「ハヤシ・ライス」でコースを構築しよう(←とこの時は思っていた)。のちに4月に入って早々に閉店してしまったと知ってあ然。でも常連を気遣った末の決断というのだから切なくも素敵だ。(勘定は¥900)

以前の記事はこちら

※2020年4月7日を以って閉店されました

 

カフェレスト ブルドンネ

岐阜県岐阜市上材木町374-1

 

( 岐阜 ぎふ BURUDONNE 喫茶 洋食 モーニング モーニングサービス ランチ スパゲッティー カフェレスト Cafe 閉店 廃業 )


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