三重県四日市市内を自転車で散策。駐車場に車を入れ自転車を取り出し、今まで走ったことのない辺りもウロウロしてみた。四日市は東海道の宿場町(四日市宿)なので街道沿いを走る。他でもよくあるように旧街道は黒いアスファルトでなく白っぽい舗装がしてある。期待に反してあまり古い建物は見当たらないが、道沿いに歴史ある和菓子の「笹井屋」があったので寄ってみた。1号線バイパスはバンバン車が走っているが、こちら旧街道は車もまばら。漆喰で塗られた蔵のような店舗で、”なが餅・笹井屋”の暖簾が掛かっている。なが餅といえば、三重県内では桑名の”安永餅”が有名だし、ここ四日市でも金城軒の”太白永餅”が有名。どうして同じ形態の菓子がこの地域に分布しているのか知らないが、こちら「笹井屋」は創業が天分19年(1550、戦国時代!)と、現存する店の中では一番の歴史を誇っている。
店に入るとガラスショーケースの中には箱入りのなが餅が並んでいた。自家消費なので箱ではちょっと多い。一番小さな包みが7つ入りだというのでそれを購入した。”元祖”の文字が記された包みは竹皮風。それぞれは個別包装されている。嫁も自分もなが餅が大好きだが、はっきり言って他の店のものと区別出来る技量も経験も持ち合わせていない。香ばしく焼かれた両面の硬いところの食感を楽しみつつ美味しくいただいた。(勘定は¥648)
↓ 店のすぐ近くにあった建物「東海道四日市資料館」(昭和35年・1960・建造)◇。素敵な意匠だなと思ったら以前は個人医院だったものを改修しているのだそう。ここはかつて問屋場があった場所なのだとか。残念ながら時間外で入れず。
↓ ↓ 近鉄四日市駅に近い諏訪公園内にある「すわ公園交流館(旧・四日市市立図書館)」(昭和4年・1929・建造◇)に再訪。国の登録有形文化財。
↓ 諏訪公園のすぐ北にある老舗料亭旅館「大正館」の敷地内には公園の高い位置から少しだけ洋館らしき(建築詳細不明◇)の屋根が見えた。
元祖なが餅 笹井屋
三重県四日市市北町5-13
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