ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Zuma / Neil Young & Crazy Horse

2021年05月21日 | クラシック・ロック

Zuma / Neil Young & Crazy Horse (1975)

ニール・ヤング(Neil Young)8枚目のオリジナル・アルバムはお馴染みクレイジー・ホース(Crazy Horse)との共演。ただし72年にギタリストのダニー・ウィッテン(Danny Whitten)が亡くなっているので、バンドとしてというよりはオリジナル・メンバーの2人に新しいメンバーが加わった3人が参加という感じのよう。どう見たって印象の薄い冴えないアルバム・ジャケットのせいもあって、アーティスト、ジャンル問わず色々聴いている自分も、このアルバムは全然知らなかった。最近ニールのアルバムを集め始めて初めて気に留まって購入。

ところがその”側(ガワ)”にも関わらず、内容がとてもいい。有名曲の「Cortez the Killer」はもちろん、どの曲も”らしさ”が十分。演奏は奇を衒っておらず、シンプルなバンド・サウンドだが、彼ら(つまりクレイジー・ホースと演った時)の持ち味の、ニールのヴォーカルの間にせめぎ合うギターもしっかりと捉えられている。かと思えばリラックスした部分もあり、聴き応え充分。すごく気に入った。前3作はあまり売れなかったらしいが、この地味なジャケットのアルバムはどうだったのだろう。それらよりはましだったろうか。ま、クラシック・ロックをよく聴いている自分でもジャケットを知らなかったぐらいだから察して知るべしか。

オークションにて購入(¥408)

  • Label : Warner
  • ASIN : B000002KCI
  • Disc : 1
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たくあん @岐阜県美濃加茂市

2021年05月20日 | 岐阜県(中濃)

変わり種のかつ丼を”亜種”と勝手に名付けて食べ歩いている。中でも岐阜県は亜種の多く見られる地域で、特徴あるかつ丼が点在していて面白い。今回訪れたのは美濃加茂市にある「極うどん・たくあん」。かつて美濃加茂市内で営業していた「丸徳」で出されていた特徴的なかつ丼が味わえると知っての訪問。こちらは日本料理の「たくあん」(写真下左)が昨年の11月に造ったばかりの店。実はその事を知らずにずっと前に訪問したことのある大手町の「たくあん」に行ったら、店員にうどんやかつ丼はこちら蜂屋町の店に移ったと教えられた。知らない人も多いようで、自分の他にも引き返す人がちらほら。

 

車で移動して新店へ。もちろんまだ出来たばかりとあって真新しい。入口には「丸徳」で使われていた岡持ちが飾ってあった(写真上右)。丸徳とどういう関係があったのか知らないがえらく熱心な力の入れよう。店に入ると奥から「いらっしゃいませーっ!」と居酒屋風の”叫び声”がかまびすしい。給仕の若い女の子にテーブル席に案内された。昼はとうに過ぎた時間なのにほぼ席が埋まる盛況ぶりだ。さっき本店から引き返した客がこちらにも座っていた(笑)。注文を受ける給仕の女の子が自分のテーブルに来て跪く…。自分が一番嫌いなやつ。これを”丁寧な接客”とか言う輩がいるから厄介だ。コンサルとかにそう指示されているのかなァ(溜息)。この日の「日替りランチ」が件の「丸徳かつ丼」(←こう名付けられている)とミニうどんだそうなので、それをお願いした。

席からは見えないが、奥の厨房は広そうで何人も立ち働いているようなのに結構な時間がかかって「日替りランチ」が供された。「丸徳かつ丼」とミニうどん、それに筑前煮の小鉢、漬物が付く。まずはかつ丼から。上からつゆと混ざったとろとろのとじ玉子が丼を覆うようにかけられている。かつの上に後からとじ玉子をかけるかつ丼は東海地方の麺類食堂ではけっこうあるのだが、それらのとじ玉子とは様子が違って具材は何も入らず、液状に近いゆるさ(説明しづらいが)。取り上げたかつはしっかりと厚みがある。口に入れてみると、なんだか…かつもご飯もとじ玉子も全体的にぬるい…。自分よりも随分後に入ってきた客とほぼ同時に配膳されたので嫌な予感はしていたのだが、作って少し置いてあったような感じ。餡の甘口の味付けはもちろん「丸徳」と同じなのだと思うが(→6年も前なので記憶は怪しい)、熱々でないと甘さが余計に強く感じられてしまう。澄んだつゆのうどんには刻んだ極細の青ネギとカマボコが入っている。やや縮れている麺。これが圧力鍋を使ったという”極うどん”なのかな。濃いめの味付けの筑前煮と浅漬けを挟みながら全部平らげた。次は作りたてを是非。(勘定は¥1,100)

「丸徳」の記事はこちら

 

圧力なべ 極うどん たくあん

岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3511-10

 

( 美濃加茂 みのかも たくあん カツ丼 亜種 とじ玉子のせかつ丼 きわみうどん 丸徳 まるとく 幸せや 日本料理たくあん )

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焼鳥家 @名古屋市中村区・柳橋

2021年05月19日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

ある日の夕方、伏見の「大甚本店」に寄ってみるも、始まったばかりとあってほぼ満席。2階に回されそうだったので歩いて柳橋へ。別の予定まで少し時間があったので、柳橋の交差点にある「焼鳥家」に入ってみた。看板には”創業昭和28年”(1953)とあるから長い歴史がある。店は間口が狭く、隣も焼鳥屋という立地。日が長くなってまだ明るいが、暖簾が掛かっているのを確認して中へ。照明が暗い店内に入るとびっくり、すでにカウンターには何人も先客が居て、座らせてもらうことは出来たが肩が触れるかという”密”な状態。人気があるんだなァ。カウンターの角は長い年月で丸くなっていて、壁は煤けて真っ黒。歌謡曲がBGMで流れている。焼き方は主人、カウンターの中は女将が掌って、配膳は外国人の男の子が担当。まずは「瓶ビール(中)」をもらう。サッポロの黒ラベル。焼きの注文は「とんやき」「とりやき」を2本づつお願いした。

後からも続々客が入ってくる。それを女将があっちへこっちへと上手く回している。コロナ禍もあってか、入ってくるのは1人客がほとんどなので、注文以外誰も声を発しない(笑)。注文して黙って喰って呑むのみ。店の雰囲気が何だかストイックでイイ。しばらくして「とんやき」と「とりやき」が供された。「とんやき」はクニュクニュの歯応え。「とりやき」はやや小さめにカットされている。どちらもたれで焼かれていて、焼き加減良く旨い。追加もしたかったけれど、もう1本頼むと予定に差し支えるのと、混み合ってきたので我慢。食べ終わった串を串入れに入れて勘定してもらった。ちろりにはちゃんと温度計も刺してあったので、次は日本酒にしようかな。(勘定は¥1,100程)

 


 

↓ 広小路通の堀川に架かる「納屋橋」(昭和56年・1981・建造)。橋は架け替えられて古いものではなく、下のアーチも構造上は関係の無い飾りだそう。欄干のみ大正2年の前代のものが使われているのだとか。

 


 

 

焼鳥家

愛知県名古屋市中村区名駅5-38-9

 

( 名古屋 なごや 柳橋 やなぎばし 柳ばし やきとりや 焼とり家 焼鳥 やきとん 居酒屋 酒場 近代建築 近代産業遺産 )

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和ちゃん @愛知県春日井市

2021年05月18日 | 愛知県(尾張)

ある休日の午後遅めの時間。小腹が空いたので春日井市のJR勝川駅の東にあるたこ焼きの「和ちゃん」へ寄ってみた。携帯電話の地図アプリに導かれると、思いのほか細い道を通り高架脇の店に出た。高架下に車を停めていると、次から次へと車が停まってたこ焼きを買い求めていく。配達中の宅配便のドライバーも常連のようだ。この店はこちらにある前はもっと駅寄りに店があったのだとか。窓から中を覗くとご高齢の主人が焼きの最中。こちらは”しょうゆ味”の一択。奥さんに1皿お願いした。緑色の薄紙に包まれたのを手渡され、車に戻る。

少し離れた広い場所まで移動し、包みを開けた。たこ焼は経木の皿に7個。上からは醤油も青海苔もかかっていない。爪楊枝で刺してパクッとやる。焼きたてのタイミングとはいかなかったようで、火傷することもなく口に収まった。シンプルな出汁と醤油の味のたこ焼。よく確認しなかったが、きっとキャベツも入っているんじゃないかな。とすれば名古屋式だ。少し時間が経っていることもあって、生地の食感はもちっとして糊化している。次は焼きたてのタイミングで食べてみたいナ。(勘定は¥200/皿)

たこ焼 和ちゃん

愛知県春日井市松新町2-34-1

 

( 春日井 かすがい かずちゃん たこ焼和ちゃん たこやき たこ焼 たこ焼き 持ち帰り テイクアウト )

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Changesnowbowie / David Bowie

2021年05月17日 | クラシック・ロック

Changesnowbowie / David Bowie (2020)

2016年に亡くなった後、いくつも貴重な音源が発表されているデビッド・ボウイ(David Bowie)。出来ればそれらが生前に発表されていれば尚よかったような気もするが、ファンにとっては見逃せない。こちらは1997年、ボウイが50歳の誕生日を迎えた時に英BBCで放送された特番の為に96年11月に行ったスタジオ・セッションの模様を収録したCD。昨年のレコード・ストア・デイに限定で発売されたもののはず。

”レコード・ストア・デイ”とは、個人経営のレコード・ショップの文化を支援するために作られたイベントで、毎年アーティスト側から提供された貴重な音源が、主にレコードで発売されている。ただ数量は限定で競争は激しく、すぐにプレミアが付いてしまうものもあり、自分は端から入手は諦めている。レコード・ストア・デイも年月を重ね、発売数量が多くなったのか、中にはさほど入手が難しくないものや、今でも普通に手に入れる事の出来るタイトルがあったりする。この盤も今でも普通にネット注文出来る作品のひとつ。

アルバムのタイトルはファンには馴染みが深く、過去にいくつか発表された「Changes✕✕bowie」とスペースを抜いたタイトルを踏襲。自分はアナログ時代に発表されたベスト盤「Changesonebowie」「Changestwobowie」、それにCDになってライコから発売された「Changesbowie」を所有している(ジャケット写真下)。

  

何で”Now”なのか分からないが、今回はアコースティック主体の演奏。収録されている楽曲で分かる通り、ボウイの70年代初め中心のカタログから選曲されていて、97年当時はあまりライヴ演奏されていなかった曲がほとんどを占めている。収録曲は以下の通り(カッコ内はオリジナル・アルバム発売年)。

01 The Man Who Sold The World(1970)
02 Aladdin Sane(1973)
03 White Light/White Heat(1972)
04 Shopping For Girls(1991)
05 Lady Stardust(1972)
06 The Supermen(1970)
07 Repetition(1979)
08 Andy Warhol(1971)
09 Quicksand(1971)

「The Man Who Sold The World」は、1994年に発売されたニルヴァーナ(Nirvana)の「MTV Unplugged in New York」でカヴァーされて、ボウイ再評価のきっかけにもなった曲。1997年といえば、ボウイは「Earthling」を発表した頃。オルタナティヴ・ロックに歩み寄って様々なコラボを試みたり、ドラムンベースなど、よりハードな音像を志向していた頃。演奏はライヴ・ツアーにも参加していたリーヴス・ゲイブレルス(Reeves Gabrels)やゲイル・アン・ドロシー(Gail Ann Dorsey)らが担当している。件の「The Man Who~」から始まるアルバムは、そもそも発売意図があったのかどうか知らないが、アレンジも完璧に出来上がっていて、歌も演奏も素晴らしい。1曲だけポツンとティン・マシーン(Tin Machine)のセカンドに入っていた04が不思議。特に印象に残った曲では無かったけれど(そもそもどのアルバムに入っていた曲かの記憶も無かった・笑)、ボウイのお気に入りだったりしたのかな。

ネットで購入(¥1,710)

  • Label : Warner Music
  • ASIN : B085PGHYJP
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吉原雀 @名古屋市中区・丸の内

2021年05月16日 | 名古屋(中区)

丸の内にある和菓子屋「吉原雀」に寄ってみた。店は堀川に架かる五條橋を東に行ったところにある。あの「美濃忠」のすぐそば。こんなに近くだとは思っていなかった。店に入ると売場はこじんまり。ガラスショーケースの中には数こそ多くないものの、いくつもの菓子が綺麗に陳列してある。ショーケースの上にも菓子が並んでいて、そちらは饅頭が何種類か並んでいて、ガラスの蓋がかぶせてあった。この日はこれから用事があって、数は買って帰られないので「くさ餅」と「花見だんご」(※訪問4月)だけ買って、出た先でペットボトルのお茶と一緒にいただくことに。

出先で袋から出した「くさ餅」はよじったような皺の入った形をしている。しっかりと蓬生(よもぎ)の風味がして、中には粒あん。旨い。「花見だんご」の方は、桃色、白色、緑色の3色が串に刺さっている。ほんのりとした甘口。こういう団子久しぶりに食べたなァ。店に入った時には知らなかったけれど「くず餅バー」なるアイスが評判なのだとか。暖かくなってきたし、次はそれをいただこう。(勘定は¥300程)

 

御菓子司 吉原雀 (吉原雀本店)

愛知県名古屋市中区丸の内1-7-2

 

( 名古屋 なごや 丸の内 まるのうち よしわらすずめ よしわらすずめほんてん 和菓子 饅頭 団子 くずもちバー )

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モンターニュ @岐阜県岐阜市

2021年05月15日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の西鶉にある洋菓子店「モンターニュ」へ。創業は1969年だそうで50年以上もの歴史がある。店内はガラスショーケースに沢山のケーキが並べられていて、背後には焼菓子も並べられていた。「焼きドーナツ」が売りなのかな。この日は特に目当ての菓子は無かったので、ショーケースを眺めて気分で選ぶことにする。選んだのは「レアチーズ」と「とっておきショコラ」。勘定してもらい箱に入れてもらうと「焼きドーナツ」のストロベリー味をおまけでひとつ付けてくれた(もちろんこれは自動的に嫁のものに・笑)。

家に帰って妻と一緒にいただく。「レアチーズ」は耐熱カップに入っていて上に薄いチョコレートが飾ってある。生地は3層になっていて、一番下はスポンジケーキ。焦がしてある上面からスプーンを入れていく。見た目から結構重そうだナと思っていたが、中は意外と軽く甘さ控えめ。旨い。濃いめに淹れたコーヒーでいただく。「とっておきショコラ」は上にナッツがまぶしてある四角い棒状のチョコレートケーキ。そういえば、いっときこういう棒状のケーキが流行ったことがあったね。チョコレートは苦味もしっかりとあって大人向けの味わい。これも旨かった。次は焼菓子を中心に買ってみようかな。(勘定は¥1,100程)

洋菓子 モンターニュ

岐阜県岐阜市西鶉1-8

 

( 岐阜 ぎふ うずら montagne ケーキ チョコレート 洋菓子 洋菓子店 焼きドーナツ )

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蔵人厨ねのひ @名古屋市中区・伏見 (※店名変更)

2021年05月14日 | 名古屋(中区)

ある休日の昼少し前。クラウドファンディングでSOSを出す店、広小路の「キッチンマツヤ」の前を通ったら回転灯が回っていたので(←注・東海地方では「営業中」の意)、中に入り2階フロアーへ上がった。すると「11時からなのですが…。」「よかったら席で待っていただければ。」と言われてしまう(なぜ回転灯を回した?)。他に行くあては無かったので「ま、いいや」と時間まで15分程待ってみた(自分には長い…)。時間になって年配の女性給仕が注文を取りに来たので、ビールと単品料理をいくつか頼もうとすると「ランチ以外は1時過ぎしか…。」。ちゃんとグランド・メニューはテーブルに置いてあったし、そんな事どこにも書いてなかったと思うが。広いフロアーに他に客は誰も居ないのに杓子定規なことを言われ…結局、断って店を後にした。貴重な時間を返して…。

出鼻を挫かれてしまったが、気を取り直して近くの「蔵人厨ねのひ」へ。屋号から分かるように「盛田」(ソニーの故・盛田会長の実家)が経営する店。HPを調べていて初めて知ったがこちらの会社、扱う食品は酒だけではないが、全国各地の酒造も傘下にして手広くやっているようだ(半田の「盛田金しゃち酒造」はグループ会社だそう)。店内はオープン・キッチン。キッチン前の席に案内され腰を下ろす。品書きから選んだのは「おばんさい膳」。もちろん酒を呑もうという魂胆。赤だしか粕汁かを訊かれたので粕汁をお願いする。酒はもちろん代表銘柄「ねのひ」が各種揃えてあるが、普段通り純米酒の「ねのひ純米酒」を注文。

惣菜4種と、酒が厚口のグラスで運ばれた。温度は訊かれなかったが冷蔵酒。訊かれたらひや(常温)か燗で頼んだろうが、酒造直営なんだからその辺りはもう少し気配りがあってもいいような気がする。オープン・キッチン内では調理帽、調理服、ネクタイの調理人が2人程立ち働く。眺めていられるのはいいが、特に愛想がある訳でもないし、見えなくてもいい所も見えてしまうので、これは良し悪しか。次は寄せ豆腐ととろろと漬物3種が届く。酒はあっという間に無くなったが、値付けが高めなのもあって昼から追加する気にはならず、ご飯に切り替えた。”本日の一夜干し”はハタハタ。具材のたっぷり入った粕汁をお供に白いご飯を美味しくいただいた。お代わりも出来るとのことだったが断腸の思いで自重。勘定してもらう。この店は1人ではアレだが、接待にはぴったりだろうな。(勘定は¥2,400程)

 


 

↓ 納屋橋の東詰に建つ登録有形文化財のタイ料理店「サイアムガーデン(旧・株式會社加藤商會ビル)」(昭和6年・1931・建造)を再訪。実はこちらで昼食をと思って予約の電話を入れるも誰も出ず。営業開始時間の1時間前に再度かけても出ないので直接店へ行くと、予約で満席とのこと。電話出てくれよな…。仕方なく外観を愛で、地下の「堀川ギャラリー」を見学するにとどまった。ギャラリー内には古い金庫が無造作に置かれている(写真8、9枚目)。前面だけ残ったような形の3階建ての建物だが、元々この形だったよう。のちにタイ領事館を経て売却され、一時は無粋にも板で囲われ、酒造の看板になっていたことも(写真で見たことがある)。

 

 

 

 

  

 

 


 

蔵人厨ねのひ 伏見本店

愛知県名古屋市中区栄1-7-34 盛田ビル1F

※現在は「蔵人厨 金鯱伏見本店」という店名に変更されています

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ くろうどくりやねのひ ねのひ 盛田酒蔵 日本酒 ランチ 近代建築 国登録有形文化財 タイ料理 タイレストラン きんしゃち )

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Rough And Rowdy Ways / Bob Dylan

2021年05月13日 | クラシック・ロック

Rough And Rowdy Ways / Bob Dylan (2020)

昨年発売されたボブ・ディラン(Bob Dylan)の39枚目のオリジナル・アルバム。ずっとスタンダードのカヴァー・アルバムが続いていたので、オリジナル曲が収録されたアルバムは2012年の「Tempest」以来8年ぶりにもなる。最初に発表されたシングル?、ケネディ大統領の暗殺について歌った「Murder Most Foul」が発表されると、その長さ(16分以上)にも関わらず、全米チャートのトップになったという快挙もあった(このアルバムにはDisc2に収録)。正直カヴァー・アルバムには辟易としていて、遂には前作の「Triplicate」は購入していないという(自分にとっては)異常事態。このオリジナル・アルバム発売には諸手を挙げて歓迎だった。

バックを務めるのは、このコロナ禍の2年を除いてずっとボブのライヴ・ツアー(Never Ending Tour)を支え続ける面々(メンバー入れ替えあり)。オールド・スタイルのブルーズもあるが、ここのところのボブの歌い方は、歌うというより言葉を連ねて呟き続けるような独特のスタイルに定着している。なので歌詞を構成する言葉の数が多く、何でも最も歌詞の密度の高いアルバムなのだとか。残念ながらネイティヴに聴き取れないので、自分ではこのアルバムの価値は半減だろうが、それでも自分の知っているビートルズ(The Beatles)やストーンズ(The Rolling Stones)を含むポップ・カルチャーに関するワードや、宗教、神話、古典の言葉が歌詞に含まれていることが聴き取れる。終止独特な雰囲気で進むアルバム。不思議に何度も何度も繰り返し聴いてしまう。もうすぐ80歳になろうというボブ。まさか彼がこの歳まで活動を続けるとは思っていなかった。次は何があるのだろう?。

amazonにて購入(¥1,574)

Label : Columbia
ASIN : B0884BK38T
Disc : 2

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竹國 小牧インター店 @愛知県小牧市

2021年05月12日 | 愛知県(尾張)

愛知県の小牧インター近くに何年か前に出来たうどん屋「竹國・小牧インター店」へ。この店が出来た4年位前からずっと食べてみたいと思っていたけれど、確か当初は日曜休みでなかなか平日に機会を作ることが出来なかった。ある土砂降りの日曜に近くに居たので寄ってみたら営業していたので入ることに(現在は木曜定休)。広い駐車場に車を停める。場所柄大きなトラックも停まっていた。こちら昭和29年創業の「山崎製麺所(山崎うどん)」という店がチェーン展開しているようだ。”武蔵野うどん”というのは東京の多摩地区、埼玉西部地区で生産された小麦粉を使った郷土料理だそう。

午後2時を過ぎた時間だったが、中に入ると広いフロアーにはいっぱいの客。品書きから一番先頭にあった「肉汁うどん」をお願いする。いわゆるつけ麺のタイプ。麺量は大盛でも値段は均一だが、並で350gとある。これが茹で前なのか茹で後なのか。”並・中・大盛”と表示してあったので麺量がかなり多いだろうことが想像出来たので、様子見で”並”にしておいた。この肉汁うどんは、つゆが熱く、麺は冷たいのが基本だそうなのでその通りにしてもらった。隣の人に配膳された大盛を見ると、やはりかなりの盛り。大盛にしなくて良かった(残すのは絶対イヤなので)。

程なくして「肉汁うどん・並」が届けられた。つゆの入った器は持てないほど熱々。レンゲは置いていないので、とりあえずうどんを手繰り、つゆに浸す。つゆの中には豚バラ肉、玉ねぎ、水菜、揚げという具材。バラ肉の脂が沢山浮いている。うどんが特徴的で、エッジが膨らんだゴワっとした口当たりの男麺。面白いなァ。手切りなのか縮れているが、太いこともあってつゆとはあまり絡まない。つゆは熱くて飲みづらいが甘口。今回は加えなかったが卓上にあった辛味を加えても面白いだろうナ。一般的なうどんと比べると量は多いが、ワシワシと喰らっていき、並盛はすぐに無くなった。次は中盛くらいでもいけるだろう。(勘定は¥690)

 

武蔵野うどん 竹國 小牧インター店

愛知県小牧市入鹿出新田478

 

( 小牧 こまき 小牧インター たけくに 山崎製麺所 山崎うどん うどん むさしのうどん 饂飩 肉汁うどん つけ麺 つけうどん )

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