ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

喜久屋 @岐阜県岐阜市 (3)

2023年10月23日 | 岐阜県(岐阜)

まだまだ暑かった頃、JR岐阜駅から歩いて向かったのは長住町の「喜久屋」。こちらももっと通いたいのに日曜休みなのでなかなか叶わない店だ。まあまあ遠い道のりを汗だくになって店に到着。暖簾をくぐると店内には先客が2組程食事中。自分はカウンター席に座って「お酒」をひやでお願いした。黒松白鹿の一升瓶から主人がコップになみなみと注いでくれる。グイッとやるとすぐにまた汗が出てくる。手拭いで汗を拭っていると主人が「呑むと余計に暑くならへん?」と(笑)。ま、そうなんだけど。目の前に並んだ10種類以上の惣菜から選んだのは「切り干し大根」。そして壁に掛けられたプラ札から選んだ「刺身」。

「刺身」は小さめの切りつけの鮪。醤油はもちろんたまり醤油。たまり醤油で出す店って減ったよなァ(←東海地方はかつて刺身といえばたまり醤油が基本でした)。久しぶりのたまり醤油の刺身が日本酒にピッタリ。追加は「アジフライ」。オーブントースターで温め直してくれる。酒をお代わりして、醤油を垂らしていただいた。この時間は純粋に食事で立ち寄る客が多い。中には表に出してある名物の「いなり寿し」を「残ってるの全部!」とどっさり買って帰る客も。もうバットの中が空になったので、主人に「もう無くなっちゃった?」と訊くと主人は奥へ消え、酢の香りが漂い始めた。嬉しいことに詰めたてのが皿に2つ盛られて出てきた。酢飯はまだほんのり温かい。やっぱり旨いなァ、ここのいなりは。(勘定は¥1,400程)

以前の記事はこちら (1)(2

柳ヶ瀬通店の記事はこちら

 

お食事の店 㐂久屋 長住町店

岐阜県岐阜市長住町7-12

 

( 岐阜 ぎふ きくや 㐂久屋 喜久屋長住町店 ながすみちょう 大衆食堂 セルフ食堂 丼ぶり おそうざい お惣菜 酒場 持ち帰り テイクアウト )

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片岡仁左衛門 坂東玉三郎 錦秋特別公演 「東海道四谷怪談」「神田祭」 @名古屋市・御園座

2023年10月22日 | 歌舞伎・文楽

片岡仁左衛門 坂東玉三郎 錦秋特別公演 「東海道四谷怪談」「神田祭」(10月17日・御園座)

新しくなってはや5年以上が経つ「御園座」。ただ歌舞伎となるとどうも今ひとつ盛り上がりに欠けているような気がするのはどうしてだろう。先日の刈谷での公演で勘九郎や七之助も話していたが、公演中でも名古屋駅周辺ではアピールに乏しく、伏見の会場周辺でもさほど目立っていないので盛り上がりに欠けていると感じることが多い。そんな冷めた名古屋でも、W人間国宝の仁左衛門、玉三郎の共演となれば話は別。チケットの購入もいつもより大変だった(もちろん完売だとのこと)。今回も老母を連れての観劇。すぐ隣にあるいつものホテルに部屋を取って、会場入りする前に少し休ませ、いざ御園座へ。

 

全公演売切御礼なので観られるだけでもラッキー。今回はネットで粘って粘ってポッと空いた席をゲット。嬉しいことに上手(かみて)の桟敷席。実質8列目ぐらいだし、席の位置が高いので観易くて母もとても喜んでいた。

一幕目の「四谷怪談」はお馴染みの話。でも実際に歌舞伎の舞台で観るのは自分も初めてだと思う。色悪(いろあく・二枚目の悪役)を演じる仁左衛門はもう御歳79歳とは思えない立ち姿。クールな姿と台詞がかっこいいが、酷い人格の役なので憎たらしいのなんの。大して玉三郎のお岩は徹頭徹尾不幸で不憫で悲しい役。化粧も衣装もみすぼらしいが、台詞もいたたまれない。「元の浪宅の場」で終わるのだが、伊右衛門の最後の台詞が「執念深けえ奴だなァ…。」。え、ここで終わり? 調べてみると2年前に歌舞伎座で演った時にはこの後の「本所砂村隠亡堀の場」も上演したが、今回はわざと省いたのだそう(ただしその場面でも人を人とも思わない伊右衛門らの姿が描かれるだけだが…)。何ともやりきれない(苦笑)。

幕間を挟んでもまだ心が晴れないが、二幕目が始まり浅葱幕(あさぎまく)がストンと落とされると、先程まで暗くて侘しかった舞台にはパァッと明るく賑やかな神田明神が出現。極悪人を演じていた仁左衛門がいかにも粋な鳶頭の姿で登場。そして花道から登場した芸者姿の玉三郎の美しいこと美しいこと。さっきまであんなに侘しい姿だったのに…。そのギャップが大き過ぎてすっかりあちらの術中にハマっている(笑)。仁左衛門と玉三郎が絡んで踊るのだが、その所作ひとつひとつがカッコよく、玉三郎が仁左衛門と見つめあってふと明るい表情を見せる所なんざ思わず引き込まれてしまう(さっきはあんなに酷い仲だったのに!・笑)。大きい舞台からの引退を表明している玉三郎だけに、もうそろそろ観る機会は無くなってしまうのかなと思うと名残り惜しい。最後に「松嶋屋!」「大和屋!」と声がかかると割れんばかりの拍手で幕を閉じた。

 


 

一、東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)

 四谷町伊右衛門浪宅の場
 伊藤喜兵衛内の場
 元の浪宅の場
 
お岩          坂東 玉三郎
小仏小平      中村 隼人
お梅          片岡 千之助
按摩宅悦      片岡 松之助
乳母おまき    中村 歌女之丞
伊藤喜兵衛    嵐  橘三郎
後家お弓      上村 吉弥
民谷伊右衛門  片岡 仁左衛門


二、神田祭(かんだまつり)

鳶頭          片岡 仁左衛門
芸者          坂東 玉三郎

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とんきち @岐阜県関市 (5)

2023年10月22日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市の酒場「とんきち」へ。関市内で時々仕事上の”情報交換会”という名の呑み会があって(笑)、呑んだ後の遅めの時間にたまに立ち寄る路地裏にひっそりと佇む店。暖簾をくぐるとこの日は客足が鈍いようで女将さんが暇そうにテレビを観ていた。「あら、やっとかめ(久しぶり)。」と挨拶して瓶ビールをもらう。もう一次会でしこたま呑んで喰っているので本当はつまみなんか頼んじゃいけないが、酒を呑む時にはどうしても何か口にしてしまう性分。性懲りもなく「どて煮」と「串かつ」を注文していた。

キリン・ラガーをコップに注ぎつつ「どて煮」をいただく。もちろんこの地方なので赤味噌タイプ。部位も色々で量もたっぷり。味は濃いけれどプリプリとした食感で旨い。卓上にあった見慣れない可児市の物産だという「一味にんにく」とやらをかけてみたりしていただいた。揚がった「串かつ」に付いてきたのは清須の「太陽ソース」。ほう、この辺りの店で出すのは珍しいナ。女将さんは随分気に入っているらしく「もうコー〇とかは使わへんよ。」なんて言っている(笑)。もう他の客は来ないと踏んだのか、大皿にあった唐揚げやらゴーヤー揚げやらアジの南蛮漬けやらを次々にサービスで出してくれようとする。仕方なしにもう1本ビールの栓を抜いて、2人でテレビのクイズ番組を見ながら「あれは私でも分かるわー。」なんて女将さんのお喋りを聞きながらゆっくりといただいた。(勘定は¥2,300)

以前の記事はこちら (1)(2)(3)(4

 

とん焼 とんきち

岐阜県関市宮地町4-20-101

 

( 岐阜 ぎふ 関 せき 関市 とんきち とん焼き 酒場 焼鳥 焼き鳥 居酒屋 大衆酒場 串物 串カツ  )

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兼六 @名古屋市北区・六が池

2023年10月21日 | 名古屋(東区・北区)

県営名古屋空港(正式には名古屋飛行場)の滑走路南端にある食堂「兼六」へ。昔はよく飛行機を見に来たし、時々通る道なので店の事は知っていたが、日曜休みの店なので入ってみるのは初めて。表の駐車場は狭いが、隣の家具屋の駐車場に停めてもいいようだ。暖簾をくぐって中に入るとカウンター席の他、小上がり席が2つ、テーブル席が1つとこじんまり。奥にも席があるのかも。年配のご夫婦でやっていらっしゃる。カウンター席に腰掛けると、カウンター上には調理済みの魚が何種類か置いてあった。”献立表”にはおかずの他、麺類、丼物が揃っている。お茶を出してくれた女将さんが、ごはんと汁を選んでおかずと組み合わせるよう注文方法を教えてくれた。魚が食べたかったのでカウンター上のいくつかの中から”赤魚”を選び、「ごはん(小)」と「とん汁」をお願いする。

温め直してくれた「焼魚」は、身離れが良く、味付けもご飯にピッタリという感じで旨い。副菜は玉子焼ともやし、そしてピーマンの天ぷらが1切れ。「とん汁」は白味噌オンリー。この地方では珍しい。「ごはん」は茶碗で出てきたが、こういう店の常でこんもりと多めに盛られている。漬物付き。後から女将さんが「これもどうぞ。」と小鉢に入った里芋の煮っころがしも持ってきて下さった。しみじみと旨い。全て綺麗に平らげて勘定してもらった。次は丼物か、その場で調理してもらうおかずを何か選んでみようっと。(勘定は¥700)

 

めし・おかず 兼六

愛知県名古屋市北区六が池町507

 

( 名古屋 なごや ろくがいけ かねろく 食堂 大衆食堂 麺類食堂 ランチ めし 食事処 名古屋空港 小牧空港 )

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ダ・アチュ @岐阜県岐阜市 (3)

2023年10月20日 | 岐阜県(岐阜)

いつだって入店待ちの人だかりが出来る岐阜市神田町のピッツァの名店「DA ACHIU(ダ・アチュ)」。まだまだ暑い頃だったが、たまたま店の前を通ると人だかりが無い。店の中を覗いてみると僅かとはいえ空席もあったのでこれ幸いと中に入ってみた。「こちらは初めてですか?」と訊かれたがどういう意図なんだろう。入口近くの2人掛けの席に案内された。冊子のようなメニューを渡されピッツァを吟味。この日は「シチリアーナ」にしてみた。喉も乾いていたのでビール(BIRRA MORETTI)もお願いする。相変わらず店員同士の叫ぶようなコール&レスポンスは少々やり過ぎで鬱陶しいが、活気があって盛況。席もすぐに全部埋まったのでラッキーだった。

渋みのある冷たいモレッティで喉を潤していると「シチリアーナ」が届いた。Mサイズでお願いしたが大判。一瞬1人で食べ切れるかなと怯む。トマト、アンチョビ、ニンニク、ケッパー、オレガノで構成されていてチーズは無し。ケッパーの塩辛さがダイレクトに感じられ、焼けた生地と相まっていい感じ。これも旨いなァ。相変わらず高温の専用窯で焼かれた生地の縁が旨い。多いと思っていたがペロッと平らげて勘定してもらった。(勘定は¥2,310)

以前の記事はこちら (1)(2

 


 

↓ 元町にある雑貨店「桶米商店」(建築詳細不明)。辻に建っているが角を隅切りにしていて、その面は上げ下げ窓。その角には井戸の名残り(写真下4枚目)もあった。

 

 

↓ 吉津町にある「柴田眼科」(建築詳細不明)。古い建物かどうかは分からないが、なかなか素敵な外観の眼科。すっきりしているので現役かと思ったがポストが塞がれているので既に廃業しているようだ。

 

 


 

ピッツァリア・ユ・トラットリア・ダ・アチュ (PIZZERIA E TRATTORIA DA ACHIU)

岐阜県岐阜市神田町7-17 

 

( 岐阜 ぎふ ダアチュ ピザ ピザ屋 PIZZA 真のナポリピッツァ協会公認 ナポリピッツァ ナポリ ナポリ料理 パスタ イタリア料理 イタリアン 近代建築  )

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Brimstone & Treacle (Original Soundtrack Album) / Variuos Artists

2023年10月19日 | サウンドトラック

Brimstone & Treacle (Original Soundtrack Album) / Variuos Artists (1982)

若い頃にポリス(The Police)が好きになって、この映画のサウンドトラックにポリス、それにスティング(Sting)個人名義の曲が収録されていると当時の音楽誌で知ったが、買うにまでは至らなかった「Brimstone & Treacle」。映画にはスティングが出演しているが、日本で公開されたかどうかは不明。現在に至っても一度も観たことは無い。不意にネットでこのアルバムを見つけ(ジャケットを覚えていた)、ポリス、スティングの他にゴーゴーズ(The Go-Go's)やスクイーズ(Squeeze)の曲も収録されているということで試しに買ってみることに。

ここに収録されているポリスの楽曲3曲は、93年に出たボックス・セット「Message In A Box」に収録されていたので全て聴いたことがあった(→実を言うとそれを忘れていたが…苦笑)。シンセ音とクラシックな(欧米の)民謡っぽい曲で始まるアルバムは、特に流れとかがある訳でなく、映像を観ていない自分にはイメージも付いてこないのでどう解釈してよいか分からない。スティングによるタイトル曲(インスト)もシンセを用いていて伴奏はシンプルで、曲調も民謡っぽい。他のソロ曲も演劇的な歌唱だったりするので、ひょっとすると映画の中でそういう役で歌ったものかも。他の2バンドの曲は思い切りポップなお馴染みの曲。映画が果たして現代劇なのかどうかも知らないが、劇中で何かの役割を果たした曲だったのかどうか。

ネット・ショップにて購入(¥450)

  • Label ‏ : ‎ A&M
  • ASIN ‏ : ‎ B000008DRH
  • Disc ‏ : ‎ 1
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まるなか @岐阜県中津川市

2023年10月19日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県中津川市で前から気になっていた駅前通りの中華そば「まるなか」。看板には創業大正7年とある。ただこの店は何年か前に来た時には無かったはずなので、どこか別の場所で営業していたのか。とりあえずまだお腹に余裕があったので店に入ってみた。入口ではなく店の奥に券売機がある。店員は男性1人。券売機にあった「ワンタンメン」は残念ながら提供されておらず赤ランプ。そこで一番先頭の「中華そば」を購入。店員に渡してテーブル席に腰掛ける。店の中の様子はと見回し始めたらもう「中華そば」が出来上がって届けられた。早い。

券売機に”昔ながらのさっぱり””かつお✕親どりのWスープ”と書かれていた「中華そば」は透き通ったスープ。水面にはチャーシュー、細メンマ、ほうれん草、ナルト、刻みネギ、バラ海苔がのっている。この海苔をのせるのは珍しいナ。スープはやや甘さの強いもの。手繰った麺は極細の縮れ麺。なるほどこの麺だから茹で時間が短いのか。麺はちょっともそもそした変わった食感のもの。でもスープには合っているかな。麺量も多くないのであっという間に平らげた。

よく中華そばで使われる”昔ながらの”という文句。コレがなかなか曲者で、だいたいイメージとしては鶏ガラ+野菜の醤油スープで、チャーシュー、メンマ、ナルト、刻みネギが共通するくらいか。もちろん味の組み立ては現在の旨味過剰な”ラーメン”と比べると全然違うものだった気がする。個人的には小さい頃に某屋台で食べた鶏ガラベースの醤油スープのラーメンがそんな感じか。ただ自分の小さい頃でももうスガキヤはあったし、今ほど外でラーメンを食べる機会は多くなかった。思い出補正も入っているし。なので80年代中後半のラーメン・ブーム以降の若い20代、30代の人がこの文句を使うと「いつの昔?」と訝ってしまう。それと比べるとここでいただいたものは全くの別物。後から調べたらここは個人店ではなく会社経営のよう。はたして中津川のどこかに本当にルーツと呼べる店があったのかどうか。(勘定は¥700)

 


 

↓ 「梅信亭弁当部」(建築詳細不明)。通りが狭くて観賞し辛かった建物だったが、向かいが更地になったので明るく見やすくなった。JR中津川駅で弁当を売ったり「根の上そば」に関わっていた料亭「梅信亭」の事務所か作業場だったんだろう(未確認)。現在は使われている雰囲気は無いが、表の木枠がパステル・カラーに塗られている様子などがモダンでいい感じ。他はほぼ日本家屋。

 

 

 


 

 

〇中 (まるなか)

岐阜県中津川市太田町2-6-35

 

( 中津川 なかつがわ まるなかラーメン ラーメンまるなか 中華そばまるなか 株式会社​中部商事 丸中製麺所 近代建築 駅弁 弁当 )

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イセ @愛知県犬山市

2023年10月18日 | 愛知県(尾張)

愛知県犬山市の焼肉屋「イセ」へ。焼肉屋らしからぬ外観の店舗は喫茶店も兼ねているようだ。”麻雀”の表記もあるので雀荘もやっているのかな。中に入ると広いフロアーにはコンロ付きのテーブルが6つに小上がり席が6つ。土間のテーブルに腰掛けさせてもらった。ご夫婦でやっていらっしゃる様子。定食には「日替りランチ」「ラーメン定食」や「焼そば定食」がある。店に入るなり「ランチ。」とひと言告げて席に着く常連客の姿も。自分は「焼肉定食」をお願いした。

しばらくして運ばれた「焼肉定食」は濃いタレで焼かれた豚バラ肉。付け合わせは千切りキャベツ。他に小鉢に煮物、たくあん、なめこの味噌汁、大きめの飯碗に盛られたごはん、そしてデザート代わりのオレンジがひと切れと盛り沢山。焼肉屋の「焼肉定食」なのでもう少しヴォリュームがあるかなと思っていたが、肉の量はちょっと控えめ(内心牛肉も期待していた・笑)。その代り値付けが安い。タレの味がしっかりしているので多めのごはんでもワシワシとすすんでいく。後客のグループは当たり前のようにビールで乾杯を始めた(羨ましい)。次はやっぱり夜に焼肉を。(勘定は¥600)

 

焼肉・喫茶 イセ

愛知県犬山市松本町1-139

 

( 犬山 いぬやま いせ 焼肉イセ 一本杉イセ 喫茶 焼肉 麻雀 ランチ 日替わりランチ )

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丸平 @名古屋市南区・柴田

2023年10月17日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

南区柴田にあるラーメン屋「丸平」へ。店は柴田本通から1本入った路地にある。日曜とあって周辺はひっそり。店の横にある駐車場に車を停めて暖簾をくぐった。店内はL字のカウンター席のみ。ご高齢の夫婦でやっていらっしゃるようだ。壁に貼られたメニューを眺める。メニューの先頭は「カレーラーメン」。普通なら自分が頼まない品だが、先頭だし、外に幟が何本も立っているし、”人気No1”なんて書いてあるからついお願いした。主人が北京鍋に野菜と肉を投入して炒め、鍋の中で味を決めるカレーのようだ。調理途中で主人が無言で何か渡そうとするのでよく見ると紙エプロンだった。気が利いている。

出来上がった「カレーラーメン」はとろみのついたカレー餡がたっぷり。具材は豚肉の他、玉ねぎ、人参といったところ。麺を下から引きずり出しいただく。麺はごく普通のちぢれ麺。太さもラーメンと変わらない。餡は玉ねぎの甘さがあるものの、しっかりと辛い。暑いし辛いしで食べ進むうちに汗だくに。個人的にとろみのついた餡の麺類は得意ではないが、上手くまとまっていていい感じ。案の定カレーの滴を飛ばしていたので紙エプロンがあって良かった(笑)。カレー餡を全て平らげることは出来なかったが、出来るだけ回収して勘定してもらった。次はシンプルな「中華そば」か「ワンタンめん」をいただこうっと。(勘定は¥770)

 

ラーメン専門店 丸平

愛知県名古屋市南区柴田町3-6

 

( 名古屋 なごや 柴田 しばた 丸平ラーメン まるへい カレーラーメン 中華料理 中国料理 中華そば ワンタン麺 )

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錦秋特別公演2023 「女伊達」「桑名浦乙姫浦島」 @愛知県刈谷市・刈谷市総合文化センター

2023年10月16日 | 歌舞伎・文楽

錦秋特別公演2023 「女伊達」「桑名浦乙姫浦島」 (10月13日・刈谷市総合文化センター「アイリス」 大ホール)

秋の中村屋の巡業「錦秋特別公演2023」で刈谷市総合文化センター「アイリス」へ。こちらの施設への訪問は初めてのはず。やっと過ごしやすい季節になり、歩いていても快適。金木犀の香りが漂う市内をウロウロと散策した後に会場へ。さすが中村屋、客入りは上々。2回公演でどちらもほぼ満席のようだ。

まずはトークコーナー。兄弟2人が登壇し、司会者を交えてざっくばらんなお話。勘九郎が中日ファンになったとは知らなかった(ご愁傷さま…)。ちなみに七之助は阪神ファンらしい。名古屋の話になって「御園座」の不甲斐無さを熱弁するのが印象に残った。確かに中村屋は名古屋に縁があるにも関わらず(初代中村屋は名古屋の中村区出身)2人を呼んだのは今年4月になってやっと初めてだったし、名古屋駅を降りてもポスターも何も無く、歌舞伎をやっているかどうかも全然分からないと。これは本当にその通りだと思う。伏見を通っても、御園座周りだけで全然”祭り”になっていないものなァ。御園座の客入りは悪いらしいが、さもありなんといった感じ。

次は舞踊の「女伊達」。主演の鶴松は一般人から部屋子になった、この世界では珍しい役者。それでも最近は歌舞伎座で主役を演じたりと活躍がめざましい。濃い血が何よりも物を言うこの世界で、猿之助のああいう事が起きたりすると、今後はこういう役者も増えていくのかもしれない。背の高くない鶴松の演じる女伊達が、男伊達との対比で強く強調されていい感じ。鶴松の女形は初めて観たかもしれないが、顔立ちとかからは意外にも線の細い感じではないんだな。

最後は勘九郎演じる浦島太郎と、七之助演じる乙姫の「桑名浦乙姫浦島」。こちらも舞踊だが、誰でも知っている浦島太郎の話。舞踊としては156年振りに演じられるのだとか。もちろん音楽や衣装の資料が残っていないので新作のように作り上げたらしい。シュッとした浦島太郎と美麗な乙姫の品のある舞い。竜宮城での踊りには”鯛やひらめの~”という訳で、鯛、平目、蛸が出てくるのだが、これはもう完全に笑わせにかかっていて、アクの強いこと、強いこと。特に一門のいてう(いちょう)のタコと、澤村國久の鯛は衣装も舞いも独創的過ぎて、浦島や乙姫の姿や舞いが頭に入ってこない。卑怯だなァ(笑)。お馴染みの話だけれどお笑いになるとは思っていなくてそれだけで楽しめた。

公演が終了した帰り道。刈谷駅のコンコースを歩いていると人だかりで歓声が上がった。ふと見ると七之助が。え、名鉄で帰るの?

 


 

1、トークコーナー

中村 勘九郎
中村 七之助
 

2、女伊達 長唄囃子連中

女伊達 中村 鶴松
男伊達 中村 仲助
男伊達 中村 仲侍

河竹黙阿弥 作

竹柴徳太朗 補綴
杵屋五吉郎 作曲
田中佐 幸 作調
中村梅 彌 振付

天日坊五十三次より


3、桑名浦乙姫浦島 長唄囃子連中

百五十六年ぶりの復活舞踊劇

浦島 中村 勘九郎
乙姫 中村 七之助
鯛  澤村 國 久
蛸  中村 いてう
平目 中村 仲四郎
官女 中村 仲之助
官女 中村 仲 弥

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