変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

真央ちゃん、もっと泣け!

2010-02-26 15:40:17 | Weblog

 真央ちゃん。

 悔しかったでしょう! 
かける言葉が見つからない・・・


 夢にみた、金メダル。長かった一瞬のとき。

 直後のインタビューで真央ちゃんは、涙をこらえていた・・・
が、後から後から来る、やりきれない切なさに・・・

 とうとう涙を隠しきれなくなりました。


 私は、自分も舞踊の道で40年。
20代は、日本一を決める舞踊コンクールに何度も挑戦し、舞台にも何度も立ちました。(世界一と日本一では違いすぎますが・・・。精神状態とそこへ向かっていく姿勢と努力は同じ、ということで、真央ちゃんのやりきれない、悔しさと、身の置き所のない、心の切なさが分かる)


 本番は一回!


 その日に向かって ただしたすらすべてを犠牲にして、かけていきます。
 
 真央ちゃんは、一生懸命やった。
ただ、本人も直後のインタビューで泣きながら言っていましたが、

「色々と考えてしまった・・・(ちょっと違うかも、ニュアンスは合っていると思う) 短く感じた・・・ トリフ゜ルアクセルは成功したけれど・・・」

 

  「自分を信じて、トリプルアクセルを飛び完璧な演技をしたい」

 
 真央ちゃんは、演技を始める前、キム・ヨナの完璧な演技に対する得点は歴代世界一の考えられないような、点数が・・・

 真央ちゃんは、感覚で感じてしまった、と私は思う。

   「負けた」と。

 だから、トリプルアクセルを二度成功させたとたん、迷いが生じた・・・
「魔」が入った!

 「無心」になれなかった、真央ちゃん。
だから、完璧な演技が出来なかった・・・・・・・


 私は、自分が‘無心'になれたときは、すべてを天の神様にお任せして、ただしたすら何も考えずに踊った。その時に自分では出来ないような、プラスアルファの気が動く。それが分かった。

 でも、そこへたどり着くまでには、果てしない涙をながし、汗をながし、眠れぬ夜を重ね、犠牲も一杯払った・・・


 真央ちゃん、思いっきり泣いて泣いて泣いてください。
 そして、這い上がって!

 表彰式で、吹っ切れない、思いを抱えたまま、の真央ちゃんを見たのは、胸が痛かった!


 日本は、とうとう金メダルを一つも取れなかった・・・・・


 がんばれ 日本! 頑張れ 真央ちゃん! 負けるな真央ちゃん!

 
 
 


 

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物差しをいくつも持つ

2010-02-23 16:23:46 | Weblog
 平成22年2月22日2時22分、あなたは何をしていましたか?


 私は、グーグー寝ていました。


 今日は、風のない穏やかな暖かい一日になりました。
春が少しずつ近づくようです。

 今朝は、寒さで縮まった背中と腰がメリメリという感じで・・・
伸ばすのに一苦労しました。

 後もう少しの辛抱ですね。
暖かくなると、少しは足にも体にも良いのでは、と思います。

 頑張りましょう!



 今日は、私の信仰している高野山‘真言宗'の高野山教報から、ご紹介します。


           [物差しをいくつも持つ]
                   高野山真言宗管長  松長有慶

 インドをはじめ東南アジアの色々な国を旅行している時、ご一緒している方々はよく買い物をされます。ご承知のとおり、東南アジアの各地の市場や土産物店で、店員の言い値で物を買う人はまずいない。
 交渉していくらか負けさせて買うのが常識になっています。

 3分の1くらい値切って、買ってきた物を同室の友人に、とくとくと自慢する。ところがその人は、同じものを半値で買ってきたらしい。しまったと思ってもすでに手遅れである。

 「アジアの国で買い物をするのは疲れる。やっぱり日本はいいなあ、定価販売だから」という言葉をよく耳にします。
 だからといって、なんでも定価で買える日本がいいとは限りません。現地の人は売り手がどれほど負けてくれても、自分で商品の価値を判断して、思っている値段より高ければ買わない。

 よく考えてみれば、アジアの人々の方が本当の買い物をしているように思えます。物の値段は主観で決まります。欲しければ高くとも買い、
どちらでもよければ、安くなければ求めようとはしない。

 定価があるから安心して買えるというのは、自分自身の目で、物の値打ちをしっかり見極められないからだともいえるでしょう。

 私たちは日常生活において、人や物に対して、自分の目で評価しようとしないで、他人の下した判断をそのまま踏襲して過ごしていることが多いようです。家柄や学歴、役職等々、いわば定価で人の値打ちを決めてしまいがちです。

 20世紀の科学技術文明の全盛期には、一元的な価値観に支配され、低・劣・短、小などマイナーなものは排除されてきました。
 最近ではその反省から、多様な価値が認められる傾向が顕著になりつつあります。

 価値観の多様化した時代には、何よりもマイナーなものの中にかけがえのない特性を見つけ出す、自分自身の目を持つことが必要になりましょう。

 「秘密」というのは、誰かが物惜しみして隠していることではない。
自身の目の方が閉じられているから、見えないだけのことです。自分自身の目を研ぎ澄ませれば、ものごとの隠れた面を探り出し、その本質を見つけ出すことも可能となりましょう。




自分をしっかり見つめ、足りない所を知り、勉強する、ということは
 いくつになっても大切ですね!
  ご一緒に 笑顔で頑張りましょうね!



 
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保存療法

2010-02-21 16:34:59 | 保存療法

 「すきまができたんです!」

 昨日、インド舞踊家で、女優さんでもある○○さんと2年ぶりにランチをしました。

 2年前に、私が言った一言が彼女を支えたそうです。


 「今は、痛みが強くても・・・ 必ず良くなるから頑張れ!」

 
 2年前の〇〇さんの股関節の状態は、医者から形成不全の末期といわれ、レントゲンで臼蓋と骨頭が完全に(両側共)くっついていたそうです。

 痛みは、夜間痛みのために何度も目が覚め・・・
精神的に追い詰められ、例えばですが、娘さんがコンセントを入れて・・・
 そのコードがまたげずに、家の中でも杖をつき、スワニーのカートを引いて歩くような日々だったそうです。


 精神的に追い込まれた要因として、彼女のお母様も変形性股関節症のため、両側で5回の人工関節置き換え術をなさり、最近の5度目の術後に脱臼もなさって・・・

 大変な姿を目の当たりにしていたからです。


 お母様の主治医の先生から、娘さんも(彼女は40代真ん中)手術をした方が良いですよ、と言われ、何度もお母様が手術を勧めたようでした。


 「彦坂さんの言葉がなかったら、手術を迷いながらしていたかもしれない」と言います。

 彼女は、母子家庭。職業は舞踊家。

 踊れないことは、引退することは、収入がなくなることです。


 なんとしても、私は、自分が手術をして引退して何もなくなってしまった過去がありますから・・・

 
 富士温泉病院の矢野先生、銀座サロンの松本先生を紹介しました。

 富士温泉へは、当初2ヶ月に一回行き、銀座サロンは2回行ったもののあまりの痛みで電車と階段が登れず・・・


 「今は嘘のように良くなって、昨年の12月、レントゲンですきまがちょっぴり出来たんです」

 矢野先生が「すきまが出来ましたね。この調子で頑張りましょう。もう6ヶ月に一回のレントゲンだけでも良いですよ」って言われたそうです。


 どんなにか辛い2年間だったのでしょう・・・

仕事もどんなに歩けなくても休まずに・・・電車で通い、インド舞踊・ヨガの教えに通ったそうです。5分で今は行ける所も・・・痛みの強いときには30分もかかったと、今は笑いながら私に話してくれます。


 でも、今も痛みを緩和する漢方薬と睡眠薬は飲んでいると。
睡眠薬(漢方)を飲まないと、いまだに4時間で目が覚める・・・と。


 
筋肉のケアとして、銀サロの「らっこちゃん」を枕元に置き、朝起きるとせっせせっせとほぐしていると。

 また、運動としては、『フェルデンクライス』というドイツで考えられた?
私は詳しいことを知らないのですが、楽に体を動かせるようになる、というメソードなどを家に先生を呼んで個人レッスンしてもらって、効果が出て、楽に歩けるようになった、と言ってました。


 確かに、2年前は立っていても、座っていても、横になって寝ていても痛みがひどかったようでした。



 彼女と手を取り合って、涙を流しながら・・・
喜びを分かち合い笑いあいました。


 人それぞれの考え方があります。

 すきまがいつ出来るとも保障はありません。

 でも、彼女は最後に言いました。


 「ぞうさんの鼻のように臼蓋が、伸びた人がいるんですよね」


 そうです!

 ‘きらら'体操教室にその臼蓋がのびて、しっかりした屋根になった方がいます。その人は痛みがなくなった、と言って銀サロを卒業した人です。



 「屋根が伸びるのを、私、信じて 待っているんです!」


 私も信じたい!!


 




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お知らせ

2010-02-20 22:14:56 | Weblog

 昨日の男子フィギュアの高橋君は、素晴らしかった!

 テレビに釘付けで、思わず手を合わせてました。

 4回転の論議は、まだ暫く続きそうですね。


 怪我を克服して、大舞台に立つだけでもすごい事なのに・・・
メダルを手にしたことは、並大抵の精神力ではできない、と思う。

 でも、転倒して、完璧な演技が出来なかったことは、さらに彼にとって向上する意味と意義を見出したのでは?
 と思い、これからも応援したいと思いました。



 前置きが長くなりました。


 ‘きらら'からのお知らせです。

 きららの講演会の詳細が決まりました。
きららのホームページに載せましたので、見て下さい。

 多くの方にいらして頂きたいと思います。
  どうぞよろしくお願いいたします。


私のホームページは、このブログのブックマークの ‘きらら'をクリック
 してください。

 

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保存療法

2010-02-18 16:29:43 | 保存療法

 この病『変形性股関節症』です、と整形外科医に言われたとき、皆さんはどう思いましたか?


 私は、ちょうど10年くらい前でしょうか?
はじめて、行った家の近くの病院でした。

「将来は、人工関節です。また6ヶ月後にレントゲンを撮りに来て下さい」


 ビックリ仰天!

 わけも分からず・・・・
 
 反発だけして、二度と整形には行かない・・・
と心に決め・・・接骨院・良いという鍼・マッサージ・カリスマ整体師・お灸飲み薬などなど 何でもどこへでも行きました。

 そして、それから5年、座薬を入れ、痛み止めの薬を飲み・・・
痛みを我慢して我慢して・・・それでも踊っていました。

 とうとう夜、寝ていても痛みで目が覚め、びっこをひきひき、誰の目から見ても・・・悪いという状態になってしまい・・・

 今・・・になります。



 整形外科医から、なにも具体的に病気を治す、やり方の指導はありませんでした。

 だから、「進行する病気」と思いました。

 進行を止めるためには、どうしたら良いのか?


 具体的に教えてくれる先生がいました。
先生の良さが良くわかるお話として、ジャズダンスを生きがいにしているOLの○○さんから、今日いただいたメールをご紹介します。

 


 おはようございます。今朝起きたら雪化粧。しかし日差しあり、もう大丈夫そうです。昨日は、股関節と腰と膝のレントゲンと股関節のCTを撮りました。

 矢野先生によると、両方ともに臼蓋が浅くて、右側はやはり臼蓋側に棘があって、骨頭と骨盤両方に穴もあるらしいです。
 
 ただ、今はまだ大事に至ってないようで、これ以上悪くしないように、また進行を遅らせるためにも、特にこれからは骨密度とかも急激に減る年齢だから、半年に一度位はレントゲン、1~2年に一度位はCTを撮って様子を見た方が良いようです。

 運動はできるならやった方が良くて、でも、腹筋・背筋・大腿四頭筋などを鍛える事をやった上で、ダンスもやりなさいと言われました。それと整理運動的なものも必要だと・・・
 
 やはりコア強くしないとと改めて思いました。
リハビリの理学療法士の先生は、色々計測した所、筋肉は問題なさそうですねと言ってました。あはははは~!

 これくらいで来るか~?って思ったかなぁ~
私はまだ、初期で大変な方がいっぱいいらっしゃいますって事ですね・・・

 筋肉を鍛えるだけではだめで可動域も大事と言われました。今日は午後からプールでリハビリがあり、同病先輩方の話が聞けるだろうと言われました。いろいろ情報を得てこようと思います。




☆私の方に昨年この○○さんから相談のメールが入りました。
同じダンスを心ざしてやっていたものとして、矢野先生と銀サロの松本先生を紹介しました。銀サロの宮川先生に施術を毎月してもらい、また、ダンスのレッスン量を減らして、今は痛みがなくなって、かえって病院へかかって良いのかしら?なんて言ってました。

 でも、信頼のおける先生にかけられる言葉によって私たちは、元気がでます。

 一人ひとり、症状も状態も生活様式も違います。

 なにをどうしたら、進行が止められるのか?
とても重要だと考えます。でも、そのためには、自分の足の今、がどんな状態なのか?怖くても知らなければ、何も始まりません。

 だからこそ、私も来月17日から19日まで、富士温泉病院へ行きます。

 病気をよく理解して、怖がらず、長持ちさせるために頑張ることが大切だと改めて思いました。

 進行を止める!
私たち変形性股関節症患者にとっては、永遠のテーマですね。

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がんばれ! 日本!

2010-02-16 14:56:50 | Weblog

 やった~やった~!!

 やっと、500メートルスピードスケートで、銀・胴。

 トリノでは、金1個だったので・・・
どうしても期待してしまいます。
 上村選手は、とても残念でした。

 でも、今の力を最大限に発揮していると、見ていて感じました。ですから、心無いタレント司会者が、
 「なんで失敗してしまって、4位になったのですか。その原因は?」って、専門家に解説を促していたのには・・・

 正直、なんて人だろう?
と、人格を疑ってしまいました。


 4位といっても、世界の4位。
まして、本人は「どうして、ひとつひとつなんだろう」と悔し涙にくれているのに。

 改めて、気持ちを強く持って進んでもらいたい、とエールを送りたい。


 スケート、私の中学・高校時代は流行っていました。
私の時代、男子 佐野選手が私の高校(神奈川県立新城高校)の後輩として編入したという うわさが学校中に流れ、教室に覗きにいった思い出が懐かしく思い出されます。
 でも、すぐに私立へ行ってしまいましたけれど・・・


 まだまだ、これからいろいろな競技があります。

 選手の皆さん、怪我のないように、自分の力が最大限に発揮できるように、頑張ってほしい!



 がんばれ!  日本!  
みんなでバンクーバーへ念を送りましょう。


  


 

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容姿ランク

2010-02-13 16:00:27 | Weblog
 凍るような寒さです。

 みなさん、この寒さの中、足の調子はいかがでしょうか?
痛みが強く出ている方・・・ 無理しないでくださいね。
保温して、お風呂で温めてなぜる様にマッサージして、ピンポイントで押して、しのいで下さい。

 がんばりましょう!

 春の足音は聞こえませんが・・・
そこまで来ています。


 明日は、バレンタインデー。
もう、私にはあまり関係ありません。
 主人も別に 「くれ」と言わないので・・・・
あげた事ありません。

 いままで、ほとんど義理チョコです。

 昨日の金曜日に義理チョコ買いに、川崎のデパート(チョコのブランドGODIVA)行きました。

 なんと、並居るお菓子やを尻目に・・・
GODIVAの売り場だけ、女性が群がっています。
 人数を数えたら、11人。次から次へとお客さんがやってきます。ビックリ!

 義理チョコにしては、私も奮発です。
中学の時の友人と飲み会をやっては、時々おごって貰うので、いつも送っています。


 他のお店へは、誰も行きません。

 ここだけは、不況が関係ないようでした。



 明日のバレンタインで、皆さん幸せになれると良いですね。


 私たちは、いくつになっても、容姿を気にします。
美人に生まれていれば? とみなさん思うでしょう。

 明日も美人は成功率が増すはず。



 そんな時に見た新聞記事です。


        『容姿のランク』  
             関根秀一郎(派遣ユニオン書記長)

 事務系の派遣会社のコーディネーターとお酒をいただく機会があった。コーディネーターは企業と派遣スタッフを結びつける仕事。お酒の魔力で本当の話が聞けた。

 「どんなに仕事ができても容姿がよくないスタッフは、企業に紹介しても面接でほとんど落とされちゃうんですよ」

 「女性がスキル(技能)を生かして働く」なんていう派遣のイメージは幻想だ。立場の弱い派遣会社は、若さや容姿を優先する派遣先の言いなりにならざるを得ない。

 90年代、ある大手派遣会社は、登録する派遣スタッフの容姿ランクを付けていた。容姿ランクの基準には「A・・・華があり、すれ違った時、『あっ、美人だな』と思うような人。 B・・・普通。 C・・・ちょっと」と記されていた。

 つい最近も大手派遣会社が「不潔感・容姿老・太め」などの項目にチェックを入れる風貌情報を登録していたことが発覚した。

 派遣先による違法な事前面接が、「職場見学」などと偽って当たり前のように行われ、差別の温床となっている。

 年末に厚生労働省の審議会が出した結論は、事前面接を一部解禁しようというものだ。派遣会社が派遣スタッフをスキルで判断して、派遣先に送り込むのが派遣の本来の姿だ。
 採用の可否の権限を派遣先に譲り渡してしまったら、もはや派遣会社は雇用主とは言えない。





☆「そうだ、そうだ! 美人で若い子ばっかり・・・」
 なんて、憎まれ口をおばさんは、言ってしまう。
  私の好きな綾小路きみまろさんは、言いました。
 美人も50歳まで。50歳過ぎたら・・・
  ただの人?  やった~!

  普通?!  が一番(えへっ へっ)

 

 
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鬼はどこへ

2010-02-11 13:14:31 | Weblog
 今日は、一段とさむーい日です。

 もしかしたら、夕方からまた雪かも?!という予報です。

 叔母と二人で家に篭っています。
寒いと肩がこったり、あっちこっちとギシギシ・・・
筋肉が硬いですね。

 早く春になってほしいです。


 先日の節分の時に、「豆まき」をなさった方は多かったと思います。私も豆まきをした一人です。

 世の中には、いろいろな考えをする人が本当に沢山います。
だからこそ、面白いと思うのですが、


  ちょっとえー、と思った記事をご紹介したいと思います。


            『鬼はどこに』
                  なかむら・ふみのり(作家)

 明日は節分だけど、僕はどうも豆まきが好きではない。
幼稚園児だった頃、鬼の面を被った先生に対し、みんなで豆を投げた。
 「鬼は外、福は内」
だけど、僕は奇妙な問いに襲われたのである。

 「追い払われた鬼はどこへいくのか」という問いである。

 先生に聞いてみたが、先生は当然のことながら、困っていた。「遠くへ行くのよ」と言われたが、僕は納得できなかった。
 僕が何より恐れたのは、「鬼の復讐」だった。

 子どもたちにあれだけ豆をぶっけられた屈強な鬼が、ツノまで生やし、トラ柄のパンツを堂々とはく変態が、大人しく引き下がるだろうか?― きっと復讐に来るに違いない。僕は怯えた。歩いている僕を、不意に鬼が待ち伏せする光景が浮かんだ。

 「あの時の豆が目に当たって視力が落ちた」
鬼はそう言うだろうと思った。「お前を殺す。今のお前はもう豆を持っていない!」鬼が、あの黒いトゲのついた棍棒を僕に向ける。僕は豆を探す。しかしもう豆はない。豆がどこにもない。

 「豆、豆・・・・・・」とうなされながら目が覚めた。今考えてみれば、何だか可哀想な子どもである。

 先生はしかし、「鬼ヶ島」に行くのよ、という答えも用意していた。だから桃太郎がやっつけるから大丈夫なのだと。
 しかし残念ながら、僕は桃太郎という話が嫌いだった。

 桃から生まれたと言い張る怪しい奴に、しかも旗を持ってキジや猿を連れて歩くような変態に、やられる鬼の方に僕は同情していた。ならば、余計に復讐されるのではないか?
 桃太郎の責任まで負わされてしまう。

 翌年の節分の日、みんなが豆を投げる中で、僕は投げなかった。そして心の中で呟いた。
 「僕は豆を投げていません。覚えておいてください。投げているのはこいつらです。こいつらなんです」

 最近、自分がいつから歪んだのか考えているのだけれど、どうやら根は深いようである。今思い出したけど、現在小説家である僕が初めて書いた物語は、小学1年の時の、「浦島次郎」という話だった。

 浦島次郎は老人にされた兄への復習で亀を脅し、竜宮城へ乗り込む途中で亀の策略にあい溺死し、老人になってしょんぼりしている兄の元にその遺骨が流れてくるというシュールな物語である。何だか自分が嫌になってきたが、そういう子どもだったのだから仕方ない。

 大人になっても、どうも豆まきは肌に合わない。大体、「鬼は外、福は内」なんて我がままだし、勧善懲悪過ぎて日本らしくない。と思って調べてみたら、かけ声には色々あるようである。

 いい鬼を祭っているところなどでは、
「福は内、鬼は内」などともいうらしい。
「福は内」しか言わないところもある。とてもいい。こういう柔軟性が僕は好きだ。正義は立場によって変わるのである。こういう感覚は、日本の平和主義にも当てはまる。大事にしたいなと思う。

 節分は厄災を払うものだから、
「福は内、厄災は外」とか言ってくれれば、そして豆を空中に投げるとかしてくれたら、子どもの僕もそんなに違和感を持たなかったかもしれない。

 大人数が少人数に豆を投げる、という行為も、自分に合わないのかもしれない。たとえば、世間から攻撃されている人を見ると、同情してしまう傾向にある。それは恐らく、僕が残念ながら日向より日陰を生きてきたからかもしれない。




☆今、また読み直しても・・・ 複雑な思いがします。
 ただ、単純に悪いものを大勢で追い払う、という行為は・・・
 昔の日本の「村八分」的、差別に繋がっている・・・
 ような気はする。
  また、幼児期の思い出は確かに、かなり大人になっても  影響を与えるのだ、ということも分かった。

 昔、20代の時、幼稚園の先生も二年間していた。
 トラウマになるようなことをしていなければ良いけれど・・・
 と思い出し、反省した。

 人間あいてに、教えることの難しさをまた考えた。
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介護認定

2010-02-09 15:10:06 | 私と介護

 たった今、市の方から派遣された介護認定員が帰りました。

 叔母は(83歳)、昨年の今頃、大腿骨骨折し人工骨頭に置き換えしたため、(1月5日に手術をして、三週間後くらいでは、リハビリもままならず)一歩も歩けなかったため・・・
 そして、頭も混乱し認知症のような様子もあったため・・・

 介護4でした。(一年に一度、認定調査がある)

 今、その時に比べれば断然良好になりました。

 認定員は、名前、今どこにいる、生年月日、今日の日付、季節、計算などを聞きました。

 叔母は、目も耳も悪くありません。
ただ、季節が分からなかった? 秋なんて言ってました。後からもう直ぐ春って言いなおしましたけど・・・・)


 私が、考えても介護1か2か。
 しかし、介護1になれば、今使っている、介護用の電動ベット、付属品、車椅子、すべて、自費になってしまいます。

 最低、介護2になって欲しい!

 今の叔母の状態は、微妙・・・・


 介護度によっては、使えるものが限られてしまい、不便になる。 なんで? 介護保険はわけ分からない区分になっているのだろうー。

 祈るような気持ちで、結果待ちです。

 決定するのに、1ヶ月はかかるかも。


 今日、ケアマネージャーもありがたいことに、立ち会ってくれました。
 ケアマネさんいわく、
「いつもご利用している施設で、ノロウィルスが発生したため2月の利用日程が難しそうです。」

 他の施設にあたって貰ったら、
「どこも駆け込み(虐待・ノロウイルスなどなどのため)ショート利用は、どこも空いてない、でキャンセル待ち。横浜の一泊5000円の所か20000円の所はどうですか?」って。


 慢性的に足りないのですね。

 20000円も払ったら、お金が続かなくなっちゃうー
高級旅館でもあるまいしー!


 あー。現実はやっぱりきびしーい!

 


 

 

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叔母の誕生日

2010-02-07 16:03:09 | 日常生活

 一昨日の5日は、叔母の第83回目のお誕生日でした。

 昨年の叔母の誕生日は、叔母が大腿骨頚部骨折で寝たきり状態の入院中でした。

 今年も家の中で、食事とトイレ以外はベットの中で・・・
寝たきりといってもいいようですが・・・


 前日まで「明日は叔母のお誕生日だ」
と覚えていたのに・・・・  当日、すっかり忘れてしまいました。

 翌日の6日になって、やっと
「あっ、昨日は叔母さんの誕生日だったね」と。

 叔母いわく、
「そうだよ。でももう年は取りたくないから・・・いいよ」って。


 お~大失敗!!

 私としたことが~。同病の心友と「アバター」
を観にいって忘れてしまったなんて・・・・・・・・・・・・。
 
  


 自分がもし、お誕生日を忘れられたら?
絶対もっと怒るはず!  しっかりしなくっちゃ。

 許してもらえてよかった~。ごめんなさい。
二度と忘れません!



 そんなことがあったので、よけいにこの投稿記事が目に付きました。


    [100歳の母 楽しい歌声]
                 浅地早苗 73歳 (東京都)

 今年1月、母が満100歳になりました。明治・大正・昭和・平成と四代に生き、穏やかに暮らしています。
 現在、子ども5人、孫11人、ひ孫16人いて皆健在で母を祝いました。

 耳は少し遠くなりましたが、とても元気で、バースデーケーキのろうそく一本を一気に消し、皆でハッピバースデーの歌を合唱しました。

 宴たけなわの時、母は突然エーデルワイスの歌を歌いたいと言って、やさしくきれいな声で歌いだしました。初めて母の歌を聞き、皆びっくりしましたが、いつもディサービスで歌っていたようです。その後も「さんさ時雨」 「あじさいの歌」など次々と楽しそうに歌い、私たちも一緒に歌い、感動して胸が熱くなりました。

 100歳の母の笑顔と、楽しい歌声に幸せと元気をもらった一日でした。




★なんてすてきなお話でしょう。かくありたい、ものですね。
 うらやましがっているだけでは、どうしょうもない。
 私も笑顔で頑張ろう!

 (でも、今日は左の膝が痛い・・・・ なんにもした覚えがないのに・・・だから、よけいにつらいですよね。 温めて様子をみないと、みなさん、寒さ対策、しっかりしましょう。痛みに負けないでね!)



 

 

 

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