昨日の選挙は凄かった!久しぶりに選挙速報に釘付けでした。
果たして、日本の『チェンジ』は上手く進むのでしょうか?
我慢して我慢した国民をぜひ安心させて欲しいものです。
さて、先週の私はというと、山あり谷あり…
24日に退院した叔母のことが心配で(またまた転んでしまうのは
?!)3日間、どこにも出られず、家にこもっていました。
買い物にも行かず冷蔵庫が空っぽになりました。
26日の日に叔母の介護について、カンファレンスをケアマネ
がお膳立てしてくれ、ケアマネ、ショートスティの所長、ディ
サービスの介護士、介護用品店の方たちが、自宅に集まり話し合い
ました。
この機会があったので、翌日は安心して‘きらら’の体操教室へ
28日から31日の今日まで、ショートへ預けることが出来ました。
相当私は疲れていたようです。
きららの相棒が、「顔色が悪く相当疲れが顔に出ているよ。」
と言われました。やはり、夜間の叔母の様子が気になり…
深夜2時と5時に今でも毎日目が覚めてしまうのです…
でもショートに預けている間、毎日用事があり、楽しく遊びにも
出かけられました。少しは気分転換でき気が休まりました。
今日からまた暫くまた大変になります。
元気だそう!
さて、今日はすばらしいお話をご紹介します。
おもわず涙が出ました。
『法話』
富山県 金城寺住職 金子良成
95歳の田村さんは、いつも次のように言っておられます。
毎朝、一番に日めくりをめくる。
「ああ、今日も無事目が覚めたなぁー」と、日めくりに向かって自然
に手が合う。最近ではそうしないと一日が始まらん。
以前の田村さんの朝一番は、顔を洗い玄関の戸を開け、掃除を
した後、お天道様に向かって拍手を打ち、般若心経を唱えて一日
が始まりました。それからお嫁さんが用意してくれたお茶やお供えを
神様と仏様に差し上げ、おまいりをしてから朝の食卓につく日々
でした。
一年ほど前に風邪をきっかけに寝込んでしまい、今では奥さんに
介護される毎日となりました。田村さんは大切な宝物の一つ、曾孫
のエミちゃんに最近手紙を出しました。
エミちゃんは小学校6年生。大好きなスキーで大怪我をしてしまい
入院を余儀なくされました。何日も続く病院生活に嫌気がさして
いた時、大きなおじいちゃんから病院のエミちゃんへ手紙が届き
ました。
拝啓 エミちゃん、元気かい? 怪我をして入院している君に
「元気か?」と尋ねるのは少々おかしいかもしれない。けれど、
怪我をしていても心がしっかりしているなら「元気だ」ということだ。
君はもう小学校6年生だ。この入院生活を、自分の生き方を考え
るよき機会にしてほしい。
若い時はどこへでも行ける。自転車や自動車を自分で運転して、
世界中どこへでも行ける。やがて年を取ると自動車には乗れなく
なって、自転車で街中を行くことになる。もっと年を取ると自転車にも
乗れなくなって、町内の知り合いの家に行くぐらいになる。もっと年を
取ると、近所を歩くのがせいぜいで、そのうち庭に出るのも億劫に
なる。
それでも家の中を這って動けばよい方で、とうとう自分の部屋で
すべての生活をする毎日となる。
君は若くて健康だから、なかなか理解できないだろう。
でも、今だからあえて伝えておきたい。それが年を取るということだ。
西洋には「スフィンクスの謎」と言う話がある。初めは4本足
(はいはいのこと)、次に2本足になり、3本足(杖をつくこと)になって
死んでいく生き物、それが人間だ。最近ではうちのばあさんのように
押し車を友とする6本足や、じいちゃんのような寝たきりも増えてきた
。しかし誰もが確実に年を取り、その行動範囲を狭めてやがて死んで
いく。いや、若くして不幸な死を遂げる人もいるだろう。だからこそ君
は君の生涯の生き方をきちんと考えておかなくてはならない。
歴史に学びなさい。自分の前を歩く人たちに学びなさい。これからの
人生に訪れるすべての物事に手を合わせて学びなさい。君の命に
感謝しなさい。命を生かしなさい。これが私から君へのお見舞いだ。
ゆっくり養生してきなさい。 エミちゃんへ 大じいちゃんより
田村さんの手紙はエミちゃんの胸を強く打ちました。たった一枚の
紙なのに届くと嬉しいし、読むと気持ちが伝わり元気が出ます。
不思議ですね。私たちは自分の人生観を子供や孫など21世紀を
担う人たちにきちんと伝えているでしょうか。
大自然の教えに学び、先を歩く人たちの生き方に学び、自分自身が
懸命に生きる生き様を飄々として生きる自分の背中を見せて、生きて
いきたいと願っております。
★読んで私も元気をもらいました。頑張ろう!