大型強力台風が、猛威をふるって日本海に去りました。
関東圏では、今日一日雨模様になりました。
沖縄 先島諸島 九州の方々は、さぞや怖い思いをなされたことと存じます。
風速70メートルなんて、想像できません。
地球温暖化の要因で、台風も巨大化して避けようがなく…
防災意識を高める必要がありますね。
今日は、気温19℃。肌寒いです!
体調に気を付けないとだめですね。
今日は、前々からキープしてあった東京新聞の記事から ご紹介します。
私たち変股症の方々は、いろいろなタイプに分かれていますが、
予防することができるものなら、分かっていれば、気を付けたのに…
と、ある方々が…
言ったか? 言わないか?
「先天性股関節脱臼」のことの 記事です。
「診断遅れで治療難渋も」→「チェック表作成など 健診体制の再構築を」
赤ちゃんの脚の付け根の関節が外れてしまう先天性股関節脱臼。
国内ではかって乳児の1~2%に見られたが、1970年代に始まった予防啓発の
効果により発生頻度は十分の一程度まで低下した。
ところが、近年、歩行開始後にようやく診断され、治療に難渋するケースが
全国的に増えている。
患者の減少で医師や保健師の認識が薄れ、ゼロ歳児の健診で見逃されるように
なったことが背景にあるという。
「予想以上に診断の遅れが増えている。あぜんとしました」。
日本小児整形外科学会による先天性股関節脱臼の実態調査をまとめた。
「あいち小児保健医療総合センター」(愛知県)の服部義センター長は驚きを
かくさない。
十年ほど前から、各地の小児整形外科医から診断遅れの症例が多いとの指摘が
相次いだ。
学会は、2013年実態を探るため全国の1987施設にアンケートを実施し、
782施設から回答を得た。
それによると、13年3月までの2年間に股関節脱臼と診断された子どもは、
1295人で、うち199人(15.4%)が一歳以降に診断された。
このうち36人は、3歳以上での診断だった。
注目すべきは、一歳以降に診断された199人の大半が公的乳児健診を受けていたにも
かかわらず、異常発見に至らなかったことだ。
「健診での見逃しが裏付けられました」
と服部さんは話す。
この病気は、「先天性」といいながら、実は出生時に脱臼していることは少ない。
脱臼の準備状態で生まれたところに、おむつの当て方や抱き方、向き癖などの
後天的要因が加わって起きる。
患者は女の子が男の子の5~9倍と圧倒的に多い。
現在の発生率は、千人に1~3人。
生後3~4ヶ月の乳児健診で見つかれば、ほとんどが
「リーメンビューゲル」というベルト状の装具を3ヶ月程度装着して外来通院で
治せる。
しかし、発見が遅れると脱臼したまま骨の成長が進んでしまうため、
治療は難しくなる。
一歳を過ぎると入院して脚を引っ張る「けん引」という治療が必要になり、
それでもだめなら手術が避けられない。
放置すれば将来、痛みや日常動作の制限が生じる『変形性股関節症」に
進行する恐れがある。
それだけに早期発見が重要だが、信濃医療福祉センター(長野県の)朝貝所長は
「患者数が激減し、医師や保健師が日常的に扱う病気ではなくなりました。
診たことがないから知識もない。少子化で乳児健診の予算を削る自治体もあり、
健診体制自体が脆弱化しています」と指摘する。
危機感から朝貝さんらは、健診用のチェック表を作成し、普及に乗り出した。
①股関節の開き具合→床に寝かせて両脚をM字に広げた時、開き方が不十分
(膝が床から20度以上離れる)
②太ももやソケイブのしわが左右の脚で対称か?
③家族歴→家族に股関節の悪い人がいる
④女の子か?
⑤逆子で生まれたか?
★①に該当するか、②~⑤のうち2項目以上が当てはまれば、詳しい検査を勧める
☆そのほか、秋冬の寒い時期に生まれた子や、股関節を開いたときに、
ひっかかりがある場合も要注意!
また、「脚を締め付けるおむつや洋服は避ける」
「両脚をM字形に開いて正面から抱く 『コアラ抱っこ』をする」
といった予防法も広めている。
「数は減っても決して過去の病気ではありません。予防法の徹底と健診体制の
再構築が必要です」と朝貝さんは話す。
私たち変形性股関節症の人たちは、この病気の辛さと痛みでの苦労が一番
身に染みてわかっております。。
ですから、予防できるものでしたら、お孫さんのため、お知り合いのお子さんのため
ぜひ、私たちにできること!! チェックして早期発見、早期治療ですね。
お伝えしていきましょう!!!
『変形性股関節症に負けない!』