昨日は、きらら体操教室木曜日クラスでした。
今月初めのクラスの時に、お仲間の出席が少なく私のお誕生日ソングを
歌ってもらいましたが…
「少し(皆さんの参加者が少なくて…) 寂しかった」と、
告白?しました(笑)
今回は、大盛況でした!
床に引く 引き物が引けないくらいの…ご参加者で、
きららの皆様、ありがとうございました!!
先日も申しましたが…(お休みなさった 他のお仲間さまへ)
「ご縁があってこうしてお教室にいらしていただけることを感謝しております。
細く長くこのご縁が切れないように 繋がっていて下さったら 相棒と二人幸せです。
継続は、力なり。ご一緒にこれからも頑張りたい!」と思っております。
さて、今日は、私の愛読紙 「高野山教報」から、ご紹介します。
平成23年の記事です。
『曼荼羅の心』
吉武 隆善(大分県 弘法寺住職)
もみじの季節になりました。私が住んでいる大分県耶馬渓は、全国的にもみじが
きれいな所です。以前、私は高野山に住んでいましたが、大門から少し東に行った
伽藍の手前のもみじは、オレンジ色と黄色が混ざったような色が朝日に反射して
心が純真になるような色でした。
テレビで見た嵐山のもみじは、それは鮮明な赤色でした。
所が変わればもみじの色もいろいろと変わるものだなぁと、つくづく感心しました。
しかし、それもやがて落ち葉となって散ってしまいます。
実に、無常であります。
「無常」とは仏教用語で、この世の万物は常に消滅流転してはかないものだ。
という意味です。
このように日常生活の中に溶け込んでいる仏教用語がたくさんあります。
たとえば「精進する」とは、読んで字のごとし、精をだして進んでいくという
ことです。
つまり、目的に向かって努力するといった意味です。
また、「方便」という言葉もよく口にします。
嘘も方便のように使いますが、方法を便利に使うというところから方法や手段の
ことを言います。
止むを得ず嘘をつくことがあっても、それは相手のことを考える方法や手段の中で
嘘をついたということになるのです。
「因果」という言葉もよく耳にします。
これも読んで字のごとし、原因があって結果があるということです。
もみじは夏の間は青い葉ですが、太陽の光と秋の朝夕の冷え込み、雨の量などの
原因をもらって、その結果が赤くなるということです。
ですから、高野山のもみじはオレンジがかった色でしょうし、嵐山のもみじは
鮮やかな赤、耶馬渓のもみじは深紅なのでしょう。
そのもみじのどれがすばらしいか。好みはあっても、どれが良いかは
言えないでしょう。
私たち人間はどうでしょうか。私たちはみな父親と母親から生まれてきます。
父と母が結婚するという原因があって、その結果私たちは生まれてきます。
また父や母や他の家族にいろいろな育て方をされてきたと思います。
家族構成もいろいろでしょう。
だから十人十色と言って、それぞれの顔、容姿、性格を持っています。
そんな中で、誰がすばらしい、誰が劣っているということがあるでしょうか。
皆さんは曼荼羅をご覧になったことがありますか。
曼荼羅には実にたくさんの仏さまが描かれています。
優しいお顔をした如来から菩薩、憤怒相の怖い顔をした明王や天、
近くで見ると本当にさまざまな仏さまが描かれています。
そんなたくさんの仏さまが入り混じって、調和と秩序を表し、私たちに安らぎを
もたらせてくれます。
曼荼羅は大日如来を中心にして、内に外に上に下にとお互いに供養しあう仏の
世界を表しています。
相互に礼拝し、供養する尊厳な関係があります。
いろいろな個性を持った私たちが、この曼荼羅のようにお互いを相互礼拝し、
相互供養すれば、この世が曼荼羅の世界、蜜厳国土の世界になるのです。
それがお大師さまの願いです。
1人ひとりが個性を生かしながら、曼陀羅のような世界をつくっていきたいものです。
ご縁があるからこそ、お会いできます!
1人ひとりが大切な「人」です。ほんの少しの心がけで、
世界は、ひらけて明るくなると、信じています!!
『変形性股関節症に負けないでね!』