『死力を尽くした』岡田JAPAN。
とっても惜しかったー 奇跡は起きませんでした…
なんて、勝手なコメント。私 不覚にもまた睡魔に負けました。
なかなか点が入らないので…やっぱり野球の方が好きです。
と言ったら、ドン引きされそうですが、もっとひどかったのは、
デーブさんで「何で手を使わないのー。バスケは100点だよー」
なんて、勝手なこと言ってました。おもわず、笑っちゃいました!
でも、サムライの涙、胸にひびきました。
また、パク・ヨンハさんが自宅で自殺。
というニュースにもビックリしました。べつにファンではありません
でしたが、末期がんのお父様の看病をされて足を揉んでやってい
ながら…
「すまない、すまない」とヨンハさんが言っていた、という話を
聞いたら、なんだか身につまされて…可哀想になりました。
ご冥福をお祈りします。
そんな風に新聞を見ていたら、思わず笑っちゃいました。
ご紹介します。
『作法』 西田小夜子(作家)
作法という言葉は死語になったね、と政志さんは向かいの席を
見る。女の子といっても30近い女性が、化粧に熱中していた。
見飽きた光景ではあるが、彼女は横綱だ。
どこから出したのかと驚くほど、デカい鏡を高々と掲げ、まつ毛
カールを始める。途中何度もケータイのメールをのぞく。もちろん、
ここは優先席だ。再びまつ毛カール、いろんなアイメーク、太いブラシ
でほお紅をはき、口紅をぐいぐい塗りたくる。うっとり鏡に見入った後、
ニイッと笑ったので「完了ですかい」と思えば、早まっちゃいけない。
笑ったのではなく、歯の汚れを調べたのだ。ついでにつめで掃除
を始めるではないか。
「わ、きたねえ。あちこち触った手を平気で口の中に突っ込んで
さ。おじさんの悪口なんぞ言えた義理かい。不潔だねえ」
政志さんはいつもなら見ないふりしてるのだけど、今日は目が離せ
ない。面白くておかしくて、つい噴出してしまった。笑うしかないほど
彼女の化粧作法は傍若無人で、電車の中という意識がない。
とくに歯を奥の方までむき出している顔は、どっかで見たことが
あるよと考えていたら、動物園のゴリラのおりだった。
駅に着く。政志さんが降りて歩き出したときである。突然ドーンと
右腕に衝撃を受けた。笑われたのを怒った女性が、政志さんを
殴り逃げていく。痛む腕をさすると、ゴリラの逆襲かあー、と政志さん
はまた笑ってしまった。
あんまりおかしくって、涙をながして笑ってしまいました!
どうぞ、ご自分の娘さんがなさいませんように…
もちろん、ご自身も!