さっき、美容院へ車で出かけましたら、いつもの駐車場が
マンション建設のために閉鎖になりました。
しかたがないので、近くのパーキングを探しましたが、
ありません。
美容院の前に置くことに決め、一大決心で(この美容院は
道から奥まっていて私道を入っていかなければならず…
教習所も顔負けの… クランクと縦列の腕を必要とする。
私は、女性にしては、自分で言うのもおかしいが…
駐車する腕は良いほうで大概の都会の立体駐車場にも停められる)
苦しんでいると先生がご主人を連れてきてくれ、運転を代わって
くれた。
やれやれ。
でも、なぜか左手の親指を車のドアに挟んでしまい…
爪の下に血豆が出来た。
いたいー!
股関節痛で痛いのも嫌ですが、とにかく痛みは勘弁ですね。
我慢 がまん! 車を塀にこするよりは良いか!
今日は、息子に彼女が出来たこともあり、こんな記事が
気になりました。
『共依存』 西田小夜子(作家)
珍しく息子の雄太くんがふらっと訪ねてきた。承子さんは直感で、
由衣さんと何かあったなと思う。結婚して3年、健人くんという一歳半
の男児がいる。
「先週、体調悪くてさ、午後早退したんだ」と息子が話し始めた。
家の近くまで来ると、義父母の華やいだ声が聞こえる。二人で健人
君を遊ばせていた。
雄太君を見ると、夫婦は慌てて家の中にかけこんだ。由衣さんは
昼寝中である。義母が作ったらしい夕食が、温めるばかりになって
並び、義父は大急ぎで庭の草取りの後片付けをした。言い訳しなが
ら車で帰る両親を見送ると、由衣さんはふてくされて言う。
「毎日朝から晩まで来てるわよ。だから何なの。健人がかわいい
のと、私のことが心配で結婚以来家にじっとしていられないんだってさ。別にいいじゃない。料理に掃除洗濯、庭の手入れ、ぜーんぶ
タダでやってくれるんだもん。私は他人と付き合うの嫌いなの。親
なら私のこと何でもわかってくれるしィ」
「ここはおれたちの家だぞ。ローン払っているのはおれだ。二人共
まだ60代になったばかりなのに、ほかにやることないのかよ。毎日
おれの留守中に入り込むのはお断りだ」
聞き終わると承子さんはためいきをつく。
「共依存ていうのよ。最近多いのよね。自立できない母子。
私には考えられないなあ。それも男親までもなんて、重症だね。
この先20年30年、娘に取りついて生きていくつもりか。あんたが
ビシッとおどかしてやれば」
離婚したいんだと息子は真顔で言った。
こんな家の娘さんが、内のお嫁さんだったら…
息子よ強くなれ!と私は 言うか? その前に爆発するかも?!
ゴメンこうむりたい!
うちは、娘がいないので、娘さんがいる方は、ご注意下さい。
昨日の9日(日)に、きららのお仲間3人で、(横浜にて)
第7回 公開市民講座 ~西横浜国際総合病院股関節外科センター
センター長(主に人工関節置き換え術と骨きり術)
大久保俊彦先生の講座へ参加してきました。
こちらの報告も随時、また 載せたいと思っています。
矢野先生の講演会の最終項です。
『100までウォーキング』
3.学習行動の変容の意味と意義一記憶ー
学習には目的がありました。目的達成まで活動や行為を物差しで
評価し、学習の継続や中止が決定されます。評価の物差しに経験
記憶があります。時間経過の中で生じた経験が蓄積され、記憶されて
評価することができます。ひとの大脳中枢では新たな出来事や経験は
常に評価され、この活動によって記憶が形成され消去されています。
記憶システムは研究途上の概念ですが、短期記憶や長期記憶は
脳活動の類例です。消去されないで長く残された生き物の記憶の
極みが遺伝子です。
遺伝子には大別してDNAとRNAがあり、DNAに、短期記憶や
操作記憶などはDNAから複製されたRNAの役割とされます。
最近ではRNAルネッサンスの研究が教えるところをアナロジー的
に解釈すると、後天的に機能が変化することができるRNAが学習
によってDNAの本体の活動や生物活動の表象が変容すると了解
されつつあります。
他方、知能と脳の研究(皇帝の新しい心~コンピュータ・心・物理
法則ーロジャーペンローズ、林一訳 みすず書房 1989) によって
記憶は紋切り型の「あるか、ないか」 つまり、「0、か1」かのような
信号記憶として使われているのではなく、量子的概念で記憶された
情報の執行が行われると推測されています。
RNAルネッサンスの研究と合わせて類推すると後天性素因と
先天性素因の学習の機能の関係が明らかとされています。
つまり、先天的素因として遺伝的素因が発現するが、後天性に
獲得される経験が、ひとそれぞれによって生じた生理的環境によって
変わり、ヒトを変えることができます。
4.先天性形質より後天性の運動学習
生まれつきのものは成長とともに一定の姿を表します。加齢と
共に個人差が明瞭となります。加齢と共に生じる多くの障害像もこの
中にあります。しかし、先天性素因に原因を求めるある種の腸癌や
難病と違って股関節臼蓋形成不全症による股関節障害は後天性の
生活習慣が大きく関与していると考えられます。
股関節臼蓋の骨格の相似性は親から受け継いだ先天性素因で
あっても股関節症を発生させ、症状が増悪するのはひとそれぞれの
後天性の生活習慣にその原因を求めるべきです。
この考え方の先には、股関節症など骨・関節障害は来歴を訪ね、
生活習慣を改めることによって大幅に改善することが予測され、未然
の予防することが出来ます。
さらに、この考えを拡張すれば、股関節症だけでなく重篤な腰痛症
は膝関節症など骨・関節障害はもとより、痛み障害に悩む人々や
運動機能低下の障害に悩む人々にも適切な運動生活の処方に
よって多くの障害の発生や症状進行を予防できます。
適切な運動を行うためには運動と心身の関係性を明らかにする
記録が必要です。
ここに万歩計による歩行記録を採ってこれに照合するように痛み
などの心身の感覚を記録し、そして判断する活動が大切となります。
5.傷みと痛みとこころの傷み
股関節症が発生する股関節臼蓋形成不全には先天的素因が
多く関わっているとしても症状の増悪や慢性痛、こころの傷みの大半
は後天性の生活習慣や自分が作り上げた生活環境によって発生して
いると言えます。
体の傷みは一定程度生活習慣の改善によって癒すことができます
が、傷めたこころを改善するためには長い治療時間が必要です。
感情や官能など情緒の機能は古い大脳にある扁桃核や海馬系
の官能記憶に関わっております。傷みを知ることが体にとって大切で
ありますが、痛みはカオス的に展開して恐怖を誘発します。恐怖に
怯える状況を予防しなくては脳に疲労が蓄積して機能が低下し、感情
だけに従った誤った判断のもとにヒトは行動することとなります。
このような判断過程は知的判断の過程とは違って扁桃核~海馬系
の極めて官能的で感情的な判断過程と言えましょう。
痛みがが講じるとしばしばヒトは間違った判断する理由です。
痛みを放置してはいけない理由がここにあります。
高齢化社会が進むほどに、障害から生じた慢性の痛みに悩む人々が
増加することが予測されますが痛みに降伏して、こころを傷めることが
ないように人々はお互いに励ましあって、心身と痛みの消長について
意見交換し、長く体が使えるようお互いが工夫する生活運動を展開
することが大切となりましょう。
【3】おわりに
股関節症の慢性痛を管理されている人々が、参加されたこの
講演会において、多くの他の起立と歩行の障害に怯える人々に
勇気を送る為に『100までウォーキング』のスローガンを広く世に提案
するのはいかがでしょうか?
私見を提案するしだいであります。
先生の(長年の蓄積した)患者への励ましのメッセージが沢山ありました。
なかでも、私が心に残ったことは…
「歩くために手術をするのに… その時は良いけれど…
何年か後にまた手術をして、結局、歩けなくなくなってしまった、
という沢山の事例や症例を診て来た… だからこそ!」
という先生の強くて暖かい信念に胸が熱くなった!
さっき、叔母担当のケアマネとショートスティの相談員さんが、
家へ来ていました。
叔母は、デイサービスへ行っています。
今後のショート利用に関して、前回の利用の問題点を解決すべく
の話し合いでした。
叔母の具合がすこぶる良くなって、頭も同時にしっかりしてきたら
利用する、同室の方たちの状態の悪さ?(とても失礼なのだけれど)
が、叔母自身、耐えられないようだった…
だから、私もあまり利用しない方向へ…
と、考えたのだが… 施設としては、利潤が上がらないので、
利用したり、しなかったり…という感じは、困るようだ。
なにかのはずみで…出た話だったが…
叔母がショートで利用している特養の施設は、今現在800人の待機
待ち。年間の入れ替え(悲しい話だが…亡くなる方は10人前後)
新規の申し込み、年間20~30人… だそうでした。
厳しい、悲しい、現実!
ますます、「100才までウォーキング」を実現しなければ!
施設のお世話と子供たちへお世話にならないように、頑張らねば!
って、年でもないのに… 思いました。
以下、矢野先生の続きです。
『2』生物の自然の摂理を考える
1.時間のお話し
生物には生物時間があります。たとえば損傷した皮膚が治癒癒合
するためには、一週間の時間が必要です。食物が栄養になるため
にも数時間必要です。物覚えも頻回に時間をかけて記憶されます。
ヒトだけでなく生き物の行為が目的を達成するまでには、一定の
生物時間が必要です。
一方、私たちが作り上げた社会の活動はひとや社会の関係性から
、社会制約時間の中で活動しています。体を傷めたときに人はしば
しば社会制約時間に追われて、治癒に必要な生物時間が取れない
ことがしばしば起こります。
生物時間と社会制約時間の不整合が接続すると体が壊れ、心が
傷み疾病に罹患することとなります。骨・関節障害の大多数はこの
時間の不整合から生じております。したがってどのように治癒に見合
った生物時間を確保すべきかが治癒のキーワードを握っているといえ
ましょう。
2.生物時間が意味するもの、そしてその意義~行動と学習理論~
生物は外界の刺激に応じて内界ではその刺激を利用し、記憶し、
消却する受動的システムを作って生きています。この受動的システム
が長く繰り返されると、内界に刺激と共同して活動する新たな高次の
システムが作り出されます。そして、生物は外界と内界が一体となっ
た生物独特の活動を展開することとなります。
さらに時間が経過すると生物は外界に働きかけて内界のシステムに
見合った環境を外界に作り出します。人々が作った社会生活の環境
は、人の内界の環境に応じて作り出した代表的外界の環境といえま
しょう。
すべてこのようなヒトの活動は初めに多くのヒトの手を集めて環境
に立ち向かって作り出してきたもので、長い時間の経過の中で積み
重ねられてきた結果でありました。この生き物の活動は以前の活動
の結果の上に、間違いや生存を脅かされる環境を避けることで作ら
れたといえましょう。
この現象を学習といいます。学習は無暗行われるわけではありませ
ん。学習は前の経験を踏襲して、より効率的に、より安全にして、
より生存のエネルギー効率が良いように、外界に対応する内界の
環境を作る過程でありました。
ゴールデンウィークも終わり、またいつもの生活に戻られて、
お疲れがでてくると思います。
どうぞ、無理をなさらずに時間をかけてゆっくり、のんびりされて
ください。
今日は、私ものんびりと過ごします。
絶好の行楽日和だけれど…
私は家で衣替えの大忙し。とうとう何年も袖を通さない服の
何着かを思い切って捨てました。
亡き母や叔母の姿をみていると…
最後は、パジャマか何着かの服しか… 必要ない!
だから、シンプルにシンプルに生きる!
と思ってはみるものの…
やっぱり、おしゃれは まだしたい!
枯れるには早いし欲もある!
当たり前ですよね。
さて、今日も矢野先生の講演会の続きです。
患者が求めている疑問に先生が答えています。
3. 股関節症を理解しても現実的に有効な手段や解決法が
取れない?
股関節症の治療から学んだ愛おしいヒトの体の営みについて
ご説明します。
体は傷みの状況に応じて、起立と歩行の運動機能を回復する
ように実に涙ぐましい活動を展開します。自分の心身に生じた
自然現象を観察させ、生活習慣や環境の見直しをされると必ず
解決への道を発見することができるでしょう。
体が癒す自然の摂理を観察されて明日への勇気を奮い起こして
ください。歩行障害は自らか改善するほかないと考えるべきであり
ましょう。
努力していれば知音の諺ではありませんが、きっと多くの人々が
支援してくれるでしょう。参考となる自然の巧みについて考えるところ
を5っの考えについて説明しますのでこれをお読みになって自分で
考えていただきたいと思います。
①傷んだ骨が改善する姿
なぜ壊れた骨がなおったの? なぜ痛みが軽くなったの?
時間をかけて自己管理されると痛みだけでなく骨まで改善いたし
ます。自然の出来事にはまだまだ不明なことが多くあります。すべて
のヒトが同じような経過を辿るわけではありませんが、時間をかけて
自己管理されると壊れてしまった股関節の骨が治っていくことが
しばしば起こります。
保存的治療の症例を紹介して、ヒトの体に備わったまだ私たち
専門化も知らない、潜在的な傷を癒す自然のメカニズムについて
紹介いたしましょう。
②骨延長術で観察された神経血管の映像
短い下肢がなぜ10cmも延びたの?
神経など伸びないものまでなぜ一緒に伸びたの?
東京大学教授の黒川先生と君塚先生が行った骨延長の症例を
ご紹介します。
骨は時間をかけて少しずつ延長すると短い足が延長されることが
証明されました。
この出来事にはこれまでの知識では全く信じられないことであり
ました。つまり伸びないためにしばしば生じる末梢神経障害の姿を
知っていると、このように骨が伸びれば神経まで伸びる現実でした。
まだそのメカニズムはよく解かっていません。
解かっていることは時間をかけると生き物である生体はその環境に
なじんで上手く調節することができることを明らかにしたことでした。
③脊髄損傷の運動回復の症例
脊髄神経が切れているのになぜ筋が活動したの?
脊髄損傷者に歩行障害の練習で、筋の活動が回復した症例を
紹介します。
脊髄が断裂して脳の命令が下肢の筋に伝わらなくなり、完全に下肢
が麻痺した患者さんに歩行訓練を行いますと、麻痺した下肢の筋に
活動が再開することが解かりました。
この筋の活動は足に体重をかけて、重力負荷の状態で股関節に
伸展運動をさせると出てきます。
そして、時間をかけて歩行の運動訓練を継続するとしだいに大きく
出てくるようになります。
つまり、時間をかけて体重を負荷し、股関節を伸展させる運動訓練
を継続すると脳の命令が伝わらないにも関わらず、麻痺した筋を神経
のシステムが調節して、筋の活動を再活させることができました。
ヒトの体って 凄い!
私は「自然治癒力」を信じます!
今、痛みで悩んで泣いている方、信じましょう~!!
今日、きらら体操教室の86才の方からお電話をもらいました。
この方は、4月に糖尿病の検査入院(食事指導も含め)するので
お休みします、と3月にいらした時に聞いていました。
その後、心配になってご自宅に電話を入れるも…
いつも留守電で心配していました。
検査入院しているときに、腰の圧迫骨折になってしまい…
ひどく痛くて… でも、ゴールデンウィークだから、退院して、
次の受け入れ先、老人ホームが1ヶ月だけ入れてくれるように
なったと。
叔母が、圧迫骨折で大変でしたので…
くれぐれも安静にして、無理をしないで、転ばないで…
と念を何回もしました。
でも、おまけがあって、だんな様は娘さんのところでお世話をして
いたのだが、やはり認知症があり…娘さんも二人親(お母様の病院
とお父様のデイの送り迎えとお世話で)の介護で、1ヶ月もしないのに
すっかり疲れてしまわれたようでした。
そんなんで、二人で個々の個室に短期入居となったようでした。
きららには、86才の方がお二人と83才、70代が5人、いらっしゃい
ます。
冗談ぽく「死ぬまで(きららの体操に)来てね!」
といつも言っては、みなで笑っていました。
お元気戻ってきて欲しい!
さて、ますます「100才までウォーキング」が重要になります。
昨日の続きで、今日からは 富士温泉病院名誉院長のお話です。
{ 100才までウォーキング } 講演会 レジメ
2030年にピークとなる我が国の高齢化社会では経験したことがない
ような、未曾有の少子高齢化社会となります。
この社会に生きる人々は以前とは違って70才、80才、そして90才
100才に至っても若者のお荷物とならないように自立した生活を送る
心構えが求められています。
同時に人口が減少する我が国においては、高齢者であっても社会
参加し、社会貢献することが求められる時代になると予測されます。
起立と歩行の障害を予防するウォーキングなど運動生活習慣の
拡充が高齢化社会の大切な課題となっています。
『1』 3っの話
1.股関節症の発生原因が分からない?なぜこんなに歩けなくなった
の?
ヒトの歩行運動は次の3っの動作からできています。
1っは立ち上がって生じた体を重力に抵抗して支える動作、
2っ目は足を交替して前進する動作、そして
3っ目は立って歩く体全体のバランスをとる動作です。
この動作は1っ目の立ち上がる動作から生じたものです。立ち
上がる動作は股関節の伸展運動が作ったものです。
股関節症の多くは中高年以降に発生する一種の加齢障害です。
加齢によって歩行運動のどの部分が老化するのか、老化の研究は
関節症発生を探るヒントとなります。
歩行の加齢現象は歩幅の減少で、歩幅の減少は股関節の伸展
運動の減少といえます。歩行の前進運動は、足首の蹴り足の屈伸
運動がもととなって下肢から体全体の屈伸運動へ前後の屈伸運動
へ拡大して巧みに体を前方へ移動する運動でした。
股関節が過度に伸展した状態で体重を支えて、屈伸運動するこの
離床寸前の歩行運動には体全体の屈伸運動が関わっております
から、老化すると体重を支えながら行うこの運動が、難しくなるのは
妥当な考え方です。
老化による歩行速度の低下や股関節の機能だけでなく、体全体
の運動機能や筋・神経システムや骨強度などが関わっていると考
えるべきでしょう。
さらに、股関節臼蓋形成不全や臼蓋嘴の不全症があると疲労蓄積
から股関節に傷みを起こしやすくなります。関節軟骨や関節唇、ある
いは股関節周辺の関節包や筋や腱の障害の障害が生じると、痛み
が生じて急速に股関節症へと症状が進行します。
このように股関節症を理解すると、日頃の体全体の運動を行うこと
が大切となります。
2.股関節症の痛みが段々強くなっていますがこの先どのようになるの
でしょうか?
股関節痛は、癌性疼痛や三叉神経痛などと性質を異にしておりま
す。加齢によって体を傷めて生じるような痛みはその対処しだいで
症状が大きく変わります。傷みから痛みに至る経緯や慢性痛で心を
傷める姿は人それぞれの痛みの対象によって違いが生じます。
痛みが生じてもいつもそのうち治ると無視しておりますと、痛み
カオス的に展開してそのうち耐えられなくなります。また、慢性痛と
放置すると、こころまで傷めることとなり痛みの桎梏から解放されな
いと鬱に陥るほど悩むこととなります。
傷みと痛みが起きることはヒトの体を傷めないよう備わった障害の
早期発見、早期治療の元となる大切な働きがあります。痛みはひと
に備わった大切な感覚でありますから、この感覚に謙虚に向き合う
生活法を作り出すと心が解放され、痛みが和らいで、最終的には
体の傷みを改善します。これが自然の摂理であります。
授かった大切な痛み感覚に謙虚に対応されると、高齢期に至っても
体を使って歩くことができます。
またまた、続きます。連休中 お出かけになっている方も多い
でしょう。お体大切にして、楽しんで下さい。
薫風、五月晴れ!
主人と息子はゴールデンウィークが、休めない職種のため
毎日仕事に行っています。
私は、昨日はきららのSさんと近くの天然温泉へ行きました。
手ごろな温泉、やっぱり最高!
気持ちがいい! 股関節のコリががすっかりほぐれました。
今日は叔母とのんびりしながら、やっと冬物の片付けです。
昨日も今日も暑いくらいの日々で、私はと言えば…
筍の皮を剥くように一枚二枚と薄着になりました。
冬は5枚着込みますが、昨日は2枚です。
さて、先日の続きです。
宮下先生提唱の〔100才までウォーキング〕の具体的提案。
1. ウォーキング自己管理法の普及
加齢とともにウォーキングを実践する意欲を失いがちで、関節の
痛みなどの障害が発生すれば、さらに加速されまったく歩かなく
なってしまうでしょう。それを防ぐには、ウォーキングを実践する意欲
を保持するような習慣づけが重要です。
そのためには、高齢者が扱いやすく詠みやすい歩数計を開発し、
ウォーキング日誌に、歩数・体重・(可能ならば血圧も)を毎日記録し
本人の歩こうという意欲の保持・向上を図る必要があります。
このように、歩数計を装着し一日の歩数を読み取り、数値に書き
込み毎日の自分の行動を反省するといった習慣は、脳の活性化を
うながし、認知症の進行を抑える効果が期待されるでしょう。
2. 水中ウォーキングの普及
重力の影響を受ける下肢関節群の「不具合のある人」であっても
水中ウォーキングは呼吸循環系機能を活性化させます。エネルギー代謝を高めます。そして、“ねばり強さ"と“力強さ"といった体力の向上
が期待されます。
これらのことは、多くの研究によって明らかにされてきました。この
水中ウォーキングを、どのように普及させていくか提案したいと考えています。
3. ノルヂックウォーキングの普及
過去数年間に著しく人気を得ているのが、ストックを両手に持って
歩くノルヂックウォーキング(ポール・ウォーキング)です。
このウォーキングは、普通の人が行えば運動量が20%近く増加され
ると報告されています。加えて歩行困難な人が利用することによって、
歩行能力の回復がみられることが、臨床的に明らかとされています。
したがって、一つは普通の人が行う方法と、もう一つは歩行困難
障害な人が行う方法を提案したいと考えています。
4. ウォーキング継続の動機ずけとしての旅行
ウォーキングを継続することは、多くの人にとって難しいことです。
そこで、継続を促すために、数日間いえを離れて、夫婦や友だちと
ウォーキングを一緒に楽しむ機会を積極的に企画します。
年4回の国内ウォーキング旅行と余裕のある人は年2回の海外
ウォーキング旅行です。
歴史的な場所や美しい自然の景観がみられるところは普通のウォー
キング、里山のような坂の多い所ではノルヂックウォーキング、温泉地や温水プールのあるところでは水中ウォーキング、積雪のあるところでは‘和かんじき'や‘スノウシュー'を履いて雪上ウォーキングをそれぞれ楽しみます。
以上、宮下充正先生(東京大学名誉教授)のお話でした。
次回は、矢野先生のお話から~
またまた続きます。
足が悪いからといって… 家に閉じこもってばかりいては…
楽しくありません!
積極的に人生を楽しみ方法を模索しましょう!
「変形性股関節症に負けないでね!」