今日も寒く…遠く富士山が綺麗に見えました。
おかげさまで、叔母は28日に退院が決まりました。
昨日からやっと、点滴が取れて(酸素は4日前に取れました)、入浴の許可もおり、
元気におしゃべりができる様になりました。
一安心です。
帰ってくるのに合わせて、新しいデイサービスの施設探しや、往診と医療マッサージへの
連絡、薬を取りに…と、昨日は4時間以上外にいましたら…
花粉が…
目がイタかゆい、喉がイガイガ、なんとか鼻は大丈夫でした。
花粉症の方にとって、これからの一ヶ月半は大変なことになりそうですね。
昨年の5倍ひどい!! 何て話も聞きました。
睡眠障害を克服したわけではないので…
鼻が詰まって寝られない… なんてことになったら、悲劇になる、と昨夜主人にお願いして、
加湿器つき空気清浄機をジャパネットへ注文しました。
今ある一台は、叔母がいる時には、叔母の部屋におくので…
昨夜は、私たちの寝室に置いて作動させていましたら、快適でした。
今回、叔母の入院のときにベッドが満床で…どうなることやら?! と思った原因のひとつ、
自宅から歩いて7分の所に中型の社会保険病院があった! のですが…
財政破綻して、昨年12月から閉鎖しているのです。社会保険病院が何故、破綻したのかさえ?
はっきりせず…
200前後のベッド数が無くなった訳ですから、足りないのは、誰が考えてもわかります。
家の周辺、車で30分以内のところに病院は大中小合わせて、5つありますが、今回は、
インフルエンザとノロウイルスの患者さんでベッドが足りなくなったようでした。
老人施設のお迎えが来て、退去して退院したので、叔母の入院が間に合った、と後で
知りました。
普段の往診医、看護婦さん、一度目の救急医、入院先の主治医、全ての人たちに、
叔母さんはダメかもしれません。心の準備をして、延命治療はどうしますか?
と、その日に聞かれました。
叔母の年齢は、86歳、りっぱに平均寿命は生きました。
だから、こころの準備… と言われたのでしょう。
寿命… があったのだと思いました。
そんなことを考えていた時の新聞の記事です。ご紹介します。
ごもっとも!! です。
『不老不死』 西田小夜子(作家)
内科医をしている甥は時々耕作さんの家へ遊びに来た。
姉の息子で「駿ちゃん」と呼んでかわいがっている。駿ちゃんも40歳だ。
「おじさんたちは、夫婦で『平穏死』希望の書類作りましたよね。ぼく、いいことだと思うな」
「うん。おれの親、駿ちゃんのじいさん、ばあさんみたいな最期が理想なんだ。どっちも81歳と84歳
でストンとあの世に行ってさ、見事なご臨終だったね。おやじなんか
「びっくりしたァ、心臓がハイお迎えに来ましたよってしゃべるんだ」って俺達を笑わせたすぐあと、
死んだんだもん」
駿ちゃんによると、今お年寄りは死なせてもらえない。心肺停止になっても救急車が病院へ
運び、あれこれ蘇生術を試みるのだ。
90過ぎた人の心臓が静かに止まったのだから、昔なら大往生である。
終末医療費は高額だ。支払いが一割だもんね、などと能天気な人も大勢いる。
超高齢者で病院のベッドは満員、働き盛りの人たちが救急車でたらい回しなんて気の毒だ。
「おれたち年寄は、不老不死なんぞ願っていないんだよ。みんな最期は穏やかに終わりたいのに
機械で無理やり呼吸させられて、胃に食い物流し込まれる。
平穏死に力入れてもらわんと、国が立ち行かなくなるぞ」
「その通りです! 駿ちゃん」
妻が隣で力をこめて言った。
義父は95歳で、施設で心臓が止まり、法定医の死亡診断書が必要となり、大学病院まで
兄弟姉妹7人で呼ばれて、夜中に大変な思いをして、高額な診断書の料金にビックリしました。
実母は、どんな形でもと、胃ろうも酸素吸引(ベッドに拘束までされて)や肺の水を2回抜きました。
胃ろうした人が再び口から食べられるようになった、とも聞いています。
終末医療…むずかしいですね。
けれど、ベッドが足りなくて、、、なんてことは、あってはならないことですねよ。
はたして、家の近くの病院は4月から買い取られて新しく運営が始まるや否や?!と
噂が飛び交っています。
『変形性股関節症に負けないでね!』