張栩桐山杯と羽根直樹本因坊が決勝で対戦した、第16期阿含桐山杯全日本早碁オープン戦決勝戦は10月17日に京都市の阿含宗本山総本殿・釈迦山大菩提寺で行われ、白番の羽根本因坊が198手までで中押し勝ちし、5年ぶり2度目の優勝を果たした。
4連覇を狙っていた張桐山杯は決勝戦で涙をのむこととなった。
(日本棋院HPより抜粋)
「羽根が2度目のV、持ち味存分発揮」、「張栩3連覇でストップ、気合が空転!?」
(週刊碁、見出しより)
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羽根本因坊の冷静沈着な打ち回しが、冴えた一局のようです。
3月に行われた「NECカップ」でも張栩四冠を破っており、早碁も好調ですね。
敗れた張栩四冠、10月15日に名人位を奪われ、その翌々日の本局は気落ちしたのでしょうか。
これから王座戦、天元戦と防衛戦が続きますが、体力面が心配ですね。
羽根桐山杯(33歳)、12月には中国桐山杯の孫謄宇(17歳)と日中決戦に臨むようです。
相手は17歳ということで、続々と新鋭が登場する中国囲碁界、世界を席巻しそうですね。