こども囲碁教室の対局でのトラブル、2桁級の両者が「2手打ちした」「しない」でモメていました。
私は宿題の採点中でしたが、5分近く言い合いをしておりラチがあきません。他の生徒の手前もあり、苛立ちながら「両負けだ!」と告げました。
後で「両負け」ってあるのか? 調べたところ、日本棋院の囲碁規約にありました。
第十三条-2(両負け)
対局中に盤上の石が移動し、かつ対局が進行した場合は、移動した石を元の着点に戻して続行する。この場合において対局者が合意できない場合は、両負けとする。
<解説>
元の着点に石を戻すことを対局者が合意できないとき、あるいは元の着点にすでに石が存在、または存在できない石になるなど、規約上元へ戻すことが不可能は場合は、両対局者に責任ありという事で両負けとなる。
腹立ちまぎれに告げた「両負け」でしたが、ナルホドあったんですね。
子どもの喧嘩に「喧嘩両成敗」はよく聞くセリフですが、実生活のトラブルで両成敗はあまりないような・・・。
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