第55期十段戦挑戦手合五番勝負の第4局が4月21日に大阪市の「日本棋院関西総本部」で行われた。結果は、白番の井山裕太十段が余正麒七段に中押し勝ちをおさめ、対戦成績を井山の3勝1敗とし、防衛を決めた。
井山は十段戦2連覇で通算4期、棋聖・本因坊・王座・天元・碁聖とあわせて六冠を堅持した。通算タイトル獲得数は「43」となった。
(日本棋院HPより抜粋)
「井山連覇、年下に負けるわけにはいかん」 「余の挑戦 またも実らず」
(週刊碁見出しより)
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3-1でタイトル防衛の井山十段、苦しい場面もあったようですが貫録勝ちでしょうか。
敗れた余さん、まさかの見損じで悔しい一局でした。
関西対決となった本シリーズ、政治・経済など東京の一極集中が進んでいますが囲碁界では関西勢が奮闘しています。
人口問題など地方の衰退が懸念されますが、囲碁も都市部に片寄らず地方創生を考えてほしい・・・。
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