中国の世界最大のインターネット囲碁サイト「野狐(のぎつね)」による「第1回野狐人気争覇戦」決勝三番勝負に進出していた井山裕太棋聖(30)は4月22日、最終第3局で中国の童夢成(どう・むせい)八段(23)に白番3目半負けで敗れ、シリーズ1勝2敗で準優勝に終わった。
この大会は非公式戦ながら、サイト上のランキング32位までが参加。30位の井山は世界トップ棋士を次々に倒して勝ち上がった。決勝三番勝負も初戦を制し、優勝まであと1勝に迫ったが、第2局から連敗して逆転された。
(朝日新聞デジタルより抜粋)
「童 一貫した冷静さ、ジワリ勝利掴む」「井山準優勝、あと1勝が遠かった」
(週刊碁見出しより)
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世界戦準優勝と奮闘した井山棋聖。中韓に押され気味の中、存在感を示したシリーズでした。
優勝の中国・童夢成八段、あまり知られれていませんが終盤力に優れているとのこと。中国ではこのクラスの棋士が相当数いるようで、日本としても追いつくのは大変そう・・・。
今週の週刊碁・棋戦情報はすべてネット対局で、「『夢の5対5』対抗戦」、「団体戦『平成生まれ、世代別対抗戦』」、そしてこの「第1回野狐人気争覇戦」。
世の中、テレワークが進められているようですが、囲碁界も当分はネット対局が中心になりそう・・・。
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