第77期本因坊決定戦七番勝負は6月12日、本因坊文裕(33)=井山裕太九段=が前人未到の11連覇を達成して幕を閉じた。囲碁界の新たな金字塔だ。
11連覇の道のりでは、トップ集団の先輩たちを倒し、最近は人工知能(AI)の登場で急成長した後輩たちの挑戦を退けてきた。
-本因坊10連覇の大記録を目の前で更新された二十五世本因坊治勲-
今シリーズについて「今回の七番勝負は、井山さんが内容で一力さんに負けている碁が多かった。それでも勝利の女神が井山さんにほほえんだ。奇跡です」と振り返る。文裕の強さについて、「他の棋士に比べて大局観が優れている。天下人になる人とそうでない人との差はそこにあるが、井山さんは天才的なものがある」と見る。
(毎日新聞より抜粋)
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対局日が土・日(6/11、12)のため「週刊碁」に「井山11連覇」が掲載されたのは今日、週刊なので・・・。
記事は1~3面が第7局、最終面が連覇記録と大きく取り上げています。
ただ、この大記録も一部の囲碁ファンの記憶に残るのみか・・・。
これまで10連覇の記録を塗り替えられた治勲さん、「いつまでも10連覇で並んでいたかった」とのこと。
どんな大記録も永遠を望むのはムズなところで・・・。
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