第59回NHK杯囲碁トーナメント決勝戦・羽根直樹碁聖―結城聡九段が3月18日にNHK教育テレビで放映された。結果は結城九段が白番5目半勝ちをおさめ優勝を決めた。結城はNHK杯3回目の優勝。
(日本棋院HPより抜粋)
「結城2年ぶり3度目の優勝、華麗な捨て石作戦」「羽根2度目のVならず」
(週刊碁見出しより)
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3度目の優勝を果たした結城・新NHK杯選手権者。後半からの乱戦で捨て石を機敏に利用し、優勢になったようです。この4年間で3回の優勝とはすごいことです。
準優勝に甘んじた羽根碁聖。本局では大模様の展開でしたが、自身のスタイルではなかった感じでした。
結城九段の対局している表情は、いつもイラついているように見えます。見ている側もあまりいい気分ではありませんね。
一方「忍の貴公子」と呼ばれる羽根碁聖、勝負の優劣にかかわらず不動の姿勢は爽やかです。
優勝、準優勝の両者は「テレビアジア選手権」に出場します。一昨年は結城九段が準優勝と善戦、今年も頑張ってほしいですね。
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この決勝戦では「捨て石」がポイントとなったようです。結城九段も「攻め合いに負けた瞬間は失敗した」という感想でした。
「捨てるべきか、捨てざるべきか」、これはザル碁党にとって最大級の難問です。
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