天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
画像をクリックすると拡大されます。

平凡の非凡

2022-02-12 21:00:00 | 本と雑誌

NHKテキスト/囲碁講座に「下島陽平のおしえて!先生たち~!」という連載コーナーがあります。今月号(2022/2月号)は今村俊也九段への質問。

天才、今村俊也先生が思う、天才だと思う棋士は誰ですか?
「羽根直樹、イ・チャンホ。謙虚さと、『平凡の非凡』という玄人さを感じる」
一見すると地味に見えても、それこそが玄人であり、平凡こそ難しいのだという、今村先生の分析だ。

ウ~ン、深いですね。
プロ棋士で思い浮かぶのは高川秀格先生、本因坊9連覇を成し遂げ、信条は「流水不争先」。
坂田栄男、藤沢秀行など個性的な棋士の中で、「平凡なる非凡」が似合う棋士だったと思います。

自己主張の世の中で、普通の積み重ねが玄人・・・。憧れますね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2021-02-12):AIと共に生きる時代/勝負編


コメント    この記事についてブログを書く
« 大河ドラマ/鎌倉殿の13人 | トップ | 第46期棋聖戦第3局/一力が粘... »

コメントを投稿

本と雑誌」カテゴリの最新記事