天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第40期名人戦第4局/井山が防衛!3連覇

2015-10-11 20:31:37 | プロ棋戦

第40期名人戦挑戦手合七番勝負の第4局が10月5日、6日に三重県志摩市で行われた。結果は黒番の井山裕太名人が高尾紳路天元に中押し勝ちをおさめ開幕から4連勝でタイトルを防衛した。井山はこれで名人3連覇、通算5期となり、棋聖、本因坊、碁聖とあわせて4冠を維持した。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山3連覇、完璧な仕上げ」 「高尾、粘るも力尽く」
     (週刊碁見出しより)

      ◇  ◇  ◇

井山名人の4連勝で本シリーズは幕を閉じました。破竹の勢いでの防衛戦でしたね。
この第4局も序盤から激しいねじり合いでしたが、井山さんの的確なヨミと形勢判断が上回ったようです。
ストーレートで敗れた高尾天元、第2局の半目負けでガックリきたか・・・。

囲碁ファンとしては1局でも多く対戦してほしかったのですが、惜しいですね。
日程的には7局まで組まれているので、井山さんにとっては3局分の休養となりますか・・・。

      ◇  ◇  ◇

第4局の対局地は三重県志摩市の「賢島 宝生苑」。
もう20年以上前に家族で賢島を訪れたことがあります。
水族館、合歓(ねむ)の郷、英虞湾の遊覧、海水浴などを楽しみましたが、当時小学生か幼稚園の娘達は記憶に残っていないかも・・・。

そういえば来年のG7サミットはこの賢島で開催されるとのニュースがありました。
一躍、脚光を浴びそうですね。

4局で終わった名人戦シリーズですが、予定されていた対局地
 ・第5局:兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」
 ・第6局:静岡県熱海市「あたみ石亭」
 ・第7局:静岡県河津町「今井荘」
幻となった対局地ですが、関係者は残念に思っていることでしょうね。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-10-11):第39期名人戦第4局/井山が星を五分に戻す

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日本棋院/群馬県支部対抗戦/2015

2015-10-09 20:30:00 | 囲碁群馬

日本棋院県支部対抗戦/Aブロックは高崎Aが制す
第26回日本棋院県支部対抗戦が10月5日、前橋市総合福祉会館で開かれ、県内8支部の計20チームが出場した。棋力が最も高いAブロックは、高崎Aが優勝した。

各ブロックの優勝チーム
 ▽A 高崎A(清水、木村、羽鳥)
 ▽B 前橋A(綿貫、矢島、霜触)
 ▽C 前橋B(小阿瀬、菅原、田所)
 ▽D 三山A(荻原、川上、門川)
 ▽E たちぱなB(池田輝、山越、池田智)
   (以上、上毛新聞より抜粋)

   ◇   ◇

今回の参加者は60人で昨年と同数、しばらくこの傾向は変わらないと思われます。
成績はハンディ戦なのであまりこだわらず、会員の交流が第一でしょうね。

高崎支部は5チームが出場しAクラスで優勝、県内ではもっとも充実しています。
参加者数では館林中央支部が4チーム出場、がんばっていますね。

私の所属する「三山碁友会支部(玉村囲碁会主体)」は2チームが出場。Aチームが昨年同様Dブロックで優勝を果たしました。
次回も多くの参加者が出場してほしいですね。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-10-09):初秋・白樺高原の旅

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NHK朝ドラ/あさが来た

2015-10-07 20:30:00 | テレビ番組

先週からNHKの朝ドラ「あさが来た」が始まりました。

前作の「まれ」は高視聴率のようでしたね。
舞台となった能登は北陸新幹線の開業に合わせ、いいタイミングでした。
ただ視聴者のターゲットを若い人向けに意図しているのか、物語の展開が速くドタバタ気味のような・・・。

「あさが来た」の時代背景は幕末から始まっています。
大河ドラマ「花燃ゆ」と時代がかぶっていますね。
NHKの二枚看板「朝ドラ」と「大河」が同じ時代とは・・・。

主題歌「365日の紙飛行機」はAKB48が唄っています。
朝一番、爽やかな歌声に元気が・・・?

♪ 朝の空を見上げて~ 今日という一日が~
  笑顔でいられるように~ そっとお願いした~

   ◇   ◇

「あさが来た」では囲碁の対局シーンが出てきました。
主人公の今井あさ(波瑠)と祖父(林与一)の対局、蒔絵の碁盤が当時の豪商らしいですね。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-10-07):日本棋院/群馬県支部対抗戦/2014

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第24期竜星戦/結城が不戦勝でV

2015-10-05 20:30:00 | プロ棋戦

決勝の組み合わせは25世本因坊治勲-結城聡九段の顔合わせとなったが、決勝戦収録当日、夫人の危篤に付き添っていた治勲から不戦敗の申し出があった(翌日逝去)。主催者サイドの協議の結果、後日結城の不戦勝ということに決まった。
結城の竜星戦優勝は10年ぶり二度目。「決勝を打つつもり満々でいましたので、ちょっと変な気持ちですが、でもやはり優勝は嬉しい・・・」
     (「週間碁」より抜粋)

      ◇  ◇  ◇

不慮の事態による不戦敗、治勲さんにとっては苦渋の決断だったのでしょう。
これが演劇や舞台の主役でしたら、欠場というわけにはいかないでしょうね。

こうしてニュースになるのも有名人ならでは。凡人には縁のないことですね。
それでも「生者必滅、会者定離」。いつかは来る道・・・。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-10-05):日本棋院創立90周年

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第40期名人戦第3局/井山が開幕3連勝!

2015-10-03 20:30:00 | プロ棋戦

第40期名人戦挑戦手合七番勝負の第3局が9月24、25日に山梨県甲府市で行われた。結果は白番の井山裕太名人が高尾紳路天元に中押し勝ちをおさめ開幕から3連勝、タイトル防衛まであと1勝とした。第4局は10月5日(月)、6日(火)に三重県志摩市で行われる。
     (日本棋院HPより抜粋)

「井山3連勝、一気に決める」 「高尾に判断のズレ、1勝が遠い・・・」
     (週刊碁見出しより)

第40期名人戦第2局/井山が連勝!
第2局は9月17日、18日に佐賀県佐賀市で行われた。結果は黒番の井山が半目勝ちをおさめ開幕から2連勝となった。

      ◇  ◇  ◇

井山名人の3連勝、高尾天元の変調か・・・。
これで本シリーズは井山名人の防衛が濃厚ですね。
ただ囲碁ファンとしては、4-0のストレート勝負ではもったいない。高尾さんの奮起を期待したい・・・。

      ◇  ◇  ◇

第2局の対局地は佐賀県佐賀市の「古湯(ふるゆ)温泉 おんくり」。
「おんくり」とは誰かからいただいた恩を別の誰かに送る「恩送り」という意味がこめられているとのこと。
佐賀県で囲碁名人戦が打たれるのは初めてだそうです。佐賀というと地味なイメージ・・・。

第3局は山梨県甲府市の「常磐ホテル」。タイトル戦ではお馴染みですね。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-10-03):「棋譜並べ」碁盤派?パソコン派?

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許家元三段「新人王&ゆうちょ杯」ダブル優勝

2015-10-01 20:30:00 | プロ棋戦

【第2回ゆうちょ杯囲碁ユース選手権決勝】許家元が優勝!
七段以下・20歳以下の棋士と院生が参加する、「第2回ゆうちょ杯囲碁ユース選手権~中野孝次メモリアル~」の準決勝と決勝戦が9月13日(日)に東京・市ヶ谷の日本棋院本院で行われた。
準決勝では許家元三段が余正麒七段を、また本木克弥七段が孫三段をそれぞれ下し決勝へ進んだ。決勝戦では許が黒番中押しで本木を下し、優勝をおさめた。

【第40期新人王戦決勝三番勝負第2局】許家元が新人王に!
第40期新人王戦決勝三番勝負の第2局が9月16日(水)に東京・市ヶ谷の日本棋院本院で行われた。
結果は、許家元三段が平田智也四段に194手まで白番中押し勝ちをおさめ、2連勝で新人王のタイトルを獲得した。許は公式戦初優勝。
     (日本棋院HPより抜粋)

    ◇   ◇

弱冠17歳の許家元三段、ダブル優勝と大活躍です。
勝ち星ランキングでも36勝7敗と断然トップ(2位は一力七段の31勝13敗と山下九段の31勝19敗)。
早碁の阿含・桐山杯では決勝に進み、井山四冠と優勝を争います。

許三段をはじめ、一力七段、余七段、本木七段、藤沢三段と威勢のいい若手が各棋戦で奮闘しています。
国際棋戦でも中韓と互角に戦える棋士になってほしいですね。

    ◇   ◇

1年前の記事(2014-10-01):第39期新人王戦/一力が新人王獲得!

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