天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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地獄極楽紙一重

2022-06-10 21:00:00 | 囲碁

囲碁対局では、勝負所の一手で地獄と極楽の分かれ道になります。
必敗の碁を逆転勝ちした場合は「地獄 → 極楽」、逆に必勝の碁を逆転負けした場合は「極楽 → 地獄」となります。

ザル碁党は「地獄 → 極楽」の喜びより、「極楽 → 地獄」の痛手の方がメンタルな影響は大きいように思います。
人によっては逆転負けはすぐに忘れ、逆転勝ちで大喜びの人もいます。羨ましい・・・。

保育園の孫が名前の占いで「天国・地獄・大地獄」と騒いでいます。
できることなら、天国への道を歩んでほしい・・・。

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1年前の記事(2021-06-10):好事魔多し・・・

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少年少女囲碁大会(群馬県)/2022

2022-06-08 21:00:00 | こども囲碁

中学・石岡さん(太田城西中)小学・藍沢さん(伊勢崎北小)V
囲碁の第43回文部科学大臣杯少年少女県大会が6月5日、伊勢崎市民プラザで開かれ、中学生以下の男女96人が熱戦を繰り広げた。
全国大会に通じる県代表選抜戦は、中学生の部を石岡佑真さん(太田城西中1年、小学生の部を藍沢里乃さん(伊勢崎北小6年)がそれぞれ制した。
選抜戦には中学生2人、小学生3人が参加した。準優勝は、中学生の部が家上紘弥さん(玉村南中3年)、小学生の部が瀬下虎白君(高崎吉井西小3年)だった。
優勝、準優勝の計4人は、8月19~20日に日本棋院(東京)で行われる全国大会に出場する。
   (上毛新聞より抜粋)

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■段級位認定戦各ブロックの表彰者(前者:優勝者、後者:準優勝者)
◇19路盤
▽A:①塚本陽向(富岡・小野小5年) ②中島美咲(中央中等教育・3年)
▽B:①新井 遥(玉村・上陽小5年) ②中島佳純(玉村・上陽小5年)
▽C:①篠澤 夢(伊勢崎・北小4年) ②滝澤 栄(高崎・北小5年)
▽D:①中島明日香(玉村・上陽小3年)②堀田昊平(玉村・玉村中1年)
◇13路盤
▽A:①吉岡慶一郎(高崎・新高尾小2年)②星野芽衣子(伊勢崎・茂呂小3年)
▽B:①西村一凛(太田・宝泉東小2年) ②儘田彩那(渋川・古巻小4年)

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今回の参加者は96名。前回と同数で当面はこのレベルが続きそうです。
県代表戦は中学生が2名、小学生が3名。数年前に比べ棋力の低下は深刻・・・。
群馬県の学生囲碁界は現在高校生がピーク、底上げが急がれますがムズなところで・・・。


全国大会県代表者


19路認定戦入賞者


13路認定戦入賞者

★対戦成績詳細(PDF)はこちら

     ○ ● ○

1年前の記事(2021-06-08):囲碁書籍「図解で分かる 碁の現代布石」

 

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第77期本因坊戦七番勝負第3局/文裕が3連勝で防衛に王手

2022-06-06 21:00:00 | プロ棋戦

第77期本因坊戦七番勝負第3局が6月1日(水)・2日(木)に長野県高山村「藤井荘」で打たれ、本因坊文裕(井山裕太)が一力遼棋聖に黒番中押し勝ちをおさめ防衛まであと1勝とした。第4局は6月11日(土)・12日(日)に福岡県太宰府市 「九州国立博物館」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「疾風文裕、冴えるヨセで逆転」 「一力、波乱の3連敗」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

一気の3連勝で11連覇へあと1勝とした井山本因坊、鮮やかなヨセで逆転しました。
予想外の3連敗を喰らった一力棋聖、終盤の折衝でミスが・・・。

防衛に王手をかけた井山本因坊、「心・技・体」ともに充実、11連覇濃厚です。
まさかの3連敗の一力棋聖、ヨセの研究ではトップクラスなのに・・・。

今回の対局地は長野県高山村「藤井荘」。県北部の山間部にある秘湯「山田温泉」。
10年ほど前に囲碁イベントで近隣の「松川渓谷・雷滝」を訪れたことがあります。
信州の観光地としては穴場的な温泉でしょうか。

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1年前の記事(2021-06-06):第76期本因坊戦七番勝負第3局/芝野が2連勝でリード

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実利先行の足早布石

2022-06-04 21:00:00 | 囲碁

月刊・囲碁研究に「実利先行の足早布石(4回)」というコーナーがあります。講師は石倉昇九段。

4回の講座タイトル
 ・すばやく地を稼いで大場へ先行しましょう
 ・サバキの余地があれば手抜きで大場を占める
 ・布石では幅を広げて優位にたちましょう
 ・一路の差で隅の攻防はガラリと変わります

講座の内容を読んだ結果、頭に残ったのは「石の効率」。ただ、実戦への応用はムズなところで・・・。

近年AIの影響か「ダイレクト三々」など、地に辛い打ち方が増えているような気がしますね。
実利先行というと「せこい」という感じがして、昭和世代にはドーモ・・・。

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1年前の記事(2021-06-04):京大飛び級17歳/囲碁とゲームと数学

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プロ棋士/四字熟語㊲飛田早紀、㊳結城聡

2022-06-02 21:00:00 | プロ棋士

「週刊碁」に連載の四字熟語、「つるさだりん(鶴山八段、佐田七段、林漢傑八段)式観る碁のすすめ」



㊲懇切丁寧/飛田早紀二段

★懇切丁寧(こんせつ・ていねい):細かいところまで注意が行き届いていて、とても手厚くて親切なこと。

りん:ユーチューブチャンネル登録者数2万人・・・。我々にとってのカリスマ・・・。
つる:トビサキさま(飛田二段)は純粋なコンテンツで、それだけの支持を得ている。めちゃめちゃすごいよ。
さだ:トビサキさんはプロの講師って感じですよね。動画を観て勉強したい人のために、分かりやすく丁寧な構成になっている。



㊳一球入魂/結城聡九段

★一球入魂(いっきゅう・にゅうこん):野球が生んだ造語。一球一球の球に全力を傾けること。精神を集中して、一球を投ずること。

さだ:棋士一の鉄道マニアですよね。でも、野球もめちゃくちゃ詳しいですよ。
りん:結城先生の碁は鉄道や野球と同じだと思う。
さだ:あ、それ分かります! 先生の研究、特に定石とかの部分研究はものすごく深いんです。棋風は力が強いけど引き出しが多くて柔軟で・・・。これって、鉄道や野球の知識の深さと広さに通じるものがありますよね。
    (週刊碁より抜粋)

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飛田さんの師匠は藤澤一就八段ですが、日本棋院プロ試験に叶わず関西棋院の棋士となりました。
動画の発信では棋士の中でもトップクラスのようです。動画で勉強してみようかな・・・。

結城九段は早碁が得意でNHK杯では何度も優勝しています。
解説も「懇切丁寧」で評判がよかったですね。

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1年前の記事(2021-06-02):韓国・中国の囲碁ニュース/週刊碁

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