こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

本読み同士の会話

2011年07月29日 | 読書、映画、音楽、美術
うちのレジデント君の趣味は読書。
読書が趣味というレジデントは初めてで、旧(エセ)文学青年のコロ健としては欣喜雀躍。

好きなジャンルはミステリー、サスペンス系、ということで、哲学系純文学もしくはドタバタSF系文学が好きなジャンルの私とは、あまりかぶらないのがちょっと残念。

読書メーターを教えてあげたら、早速登録して、楽しんでいるようだ。

さて、先日二人で昼食をとっていたときに、
「どう?最近、(本)読んでる?」
「いやー、この間、何冊か買っちゃって」

「へえ、大人買いしたの?」
「いや、そんなではないんですが・・・。本が欲しくなっちゃうんで、なるべく本屋に近づかないようにしていたんですが、つい」

「そうか、まあ、仕方ないだろ。読まないでいると、(心が)枯れちゃうし。
俺も今月ついに1冊も読めそうに無かったんだけど、先週の土曜の研究会が終わったから、今、積ん読本(正確には、積んでた本)やっと読んでるんだよ」
「そうですか、(読むといっても)論文ばっかりですもんね」

「そうそう、論文読んでも読書メーターのページ数、上がらないし…」
とか、まあ、こんな話が続いたのだが、彼の
『本屋に近づかないようにしている』というのには笑ってしまった。

(病理の)勉強をしなくちゃいけないのに、本なんて読んでてごめんなさい、みたいな。
大丈夫、君はそんな心配しなくても大丈夫ですよ。おおいに、本を読んで、人間力を上げることも、若い君には大事な勉強の一つです。


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