こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

二番を受け入れさせる国

2012年04月27日 | 日々思うこと、考えること

第101回日本病理学会の特別講演、演者は「はやぶさ」プロジェクトのプロジェクトマネージャーの川口淳一郎教授だった。
「はやぶさ」プロジェクトの成功は、世界に冠たる輝かしい成果であった。宇宙科学など、米国の専売特許のようなものかと思っていたが、実は、日本もトップを走っている分野があるということは大変な誇りだ。
それでも、NASAはこの遅れを取り戻すべくはやぶさプロジェクトの4倍の予算を投入してくるそうだ。
だけど、わが国政府は2番目だか3番目だかで十分、という考えらしく予算はこれまでの半分になってしまうそうだ。NASAの8分の1。

現政権の基盤が弱い理由は、それぞれが選挙での当選を目指す非自民の集まりだからということが天声人語にあった。なるほど、選挙だけが目的なら、理想も理念も必要あるまい。
だが、これでは私たち日本の将来はたかが知れている。

スーパーコンピュータにしても、日本には世界一が必要だ。

政治家は、よく『日本を元気に』とか、『日本再生』などといっているが、日本は十分元気で、再生の必要はない。今の日本を”さらに”伸ばす事こそが求められているのである。
日本の政治は金がないことを理由に日本人に二番目、三番目を受け入れさせようとしている。それでは、私たち日本人はもっと貧しい国民に堕ちてしまうに違いない。


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