こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

日本というか、日本人て頑張ってるな。

2012年06月14日 | 日々思うこと、考えること
朝、6時過ぎ。家を出る。
歩く人を追い越しながら、自転車をこぐ。
鎌倉駅に着いて階段を上れば、ホームには逗子発の少し空いた横須賀線を待つ人が列を作っている。
東戸塚からはいつも通りたくさんの人が乗ってくる。横浜を過ぎれば、比較的早い時間のはずなのに、車内はほぼ満員だ。大学に勤めていた頃は、8時台の電車で、この倍くらい混んでいた。
ターミナル駅ではそれはもうたくさんの人が行き来している。

そのターミナル駅で、知り合いの病理の先生と偶然すれ違った。横須賀線が5分ほど遅れたためだろう、その先生とすれ違うなんて、始めてのことだ。気がついたのは、すれ違ったあとで、あちらは私に気がつかなかった。「ああ、あの先生も出勤か」と思ったと同時に、こんなことを思った。

通勤ラッシュというのはごく当たり前と言えば当たり前だが、あらためて考えてみると、私たち日本人の多くが”通勤ラッシュが当たり前”と受け入れている。
これって、すごいことだと思う。

政治家も企業も、”歴史的な円高”というなかで頑張っている。
ドルもユーロも頼りにならず、極東のこんな小さな島国の通貨が安全とされてしまっているが、ここで、日本が潰れたら大恐慌どころではあるまい。
だから、自分たちのためもあるが、世界のために頑張って、踏ん張っているのが、日本だと感じる。

「みんな真面目に、よくやっているよ」
日本を支えている日本人一人一人、よくやっていると、強く思った次第である。

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