こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

女性の髪型

2012年06月29日 | 家族のこと
夕食では、長方形のテーブルを囲んで私たち夫婦が並んで座り、子供達が向かいに並んで座る。
私の前には中3の娘が座る。
昨晩も今週末の試合のこととか、少し前に読み終わったはずの本を早く貸してもらいたいだの、ということを、娘の顔を見ながらしゃべっていた。

食事も終わりにかかったころ、妻が、「今日、(娘が)髪の毛切ったのよ」と言った。
言われてみれば、前髪が揃っていて、切ったことがわかる。
「最近は、あんまり短くしないの?」とか、取り繕っても後の祭り。
最後は、「ごめんね、わからなくて」と謝る羽目になってしまった。
朝になって、妻に「髪の毛切ったこと、教えておいてくれればいいのに」と少し文句を言ったら、
「ハサミのまねとかして知らせていたのに・・・。そもそも、もっと関心を持ってあげなくちゃダメでしょう?」と逆に文句を言われた。
おそらく、妻の髪型が変わった時も、気がつくことがほとんど無いことを暗に批判しているに違いない。

女性の髪型というのは、難しい。男のように、基本的にそのまま、というのではなく、あげたり、結んだりしてしょっちゅう変わる。それに、下手に「髪の毛切った?」なんて、若い女医さんに言ったりすると、「そうなんです、大失敗で」なんて、言わなければ良かったというか、気がつかなければよかった思われることもしばしばある。会うごとに、あんまりじろじろ見るのも失礼な話だし。難しい。

だが、やっぱり年を取ると髪型くらいの変化では女性の変化に気がつかなくなっているのも事実。
AKB48とモーニング娘。の区別がつかなくなっているのと同じようなものだ。
女性の髪型がかわっても、気がつかない、というのはオヤジ化の一つの表現型でもあるのだろう。

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ