こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

ペットの仕事

2012年11月26日 | 犬との暮らし
人がペットを飼うこと、すなわち、自分以外の生命を支配するということの是非について明確な答えはないだろう。そういったことについての議論はさておき、ペットは人に対して仕事をしているといえる。

もっともわかりやすい仕事は人に対して“癒し”を与えてくれることである。
だが、ほかにもいろいろある。
わが家ではマルチーズのコロと、フラットコーテッドレトリバーのナイトという、2匹の犬を飼っている。
マルチーズのコロは、一時期など、わが家を支配しかけたほどの犬で、自分のことを犬だと思っていない節があるほどだ。そもそも、ペットショップで私(コロ健)に“連れて帰れ視線”を浴びせかけてきて、そのまま連れ帰らせたほどの犬である。
それはさておき、こういう、小型犬の役割というのはほとんどが“癒し”であるが、コロは自分の意思(だと思うが)で大事な仕事をしている。

それは、家族が出かけるのを見送ることだ。
私もたまに妻に鎌倉駅まで車で送ってもらうが、子供たちとかも含め、家人の誰かがそうやって通勤通学で出かけるときには玄関から外に出て、そのままついて来て、車に同乗する。
そして、駅まで来て私だけ降ろして、妻と一緒に帰っていく。

散歩が好きではないので、誰かが車で送られるとき以外はでてこない。
はじめはよく理解できなかったのだが、最近、見送りがコロが自分の意思でやっていること、すなわち、この子の仕事だと認識するようになった。

フラットコーテッドレトリバーのナイトの仕事は、散歩だ。犬一般の仕事として、飼い主に“散歩させる”ということは、きわめて大事な仕事だ。だから、犬は飼い主の言うことを聞いて従っているような顔をして散歩を“させる”。そうすることで、飼い主は飼い犬ともども、いつまでも元気でいられる。といっても、コロと違って、散歩については、ナイト自身の意志では無い。

やっぱり、この子の一番の仕事は、けものみちへの誘導だろう。
とはいっても、昨日のようなことには二度となりたくない。
犬だって、いろいろ考えたりしていていろいろ忙しかったりするのだろう。

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