またまた、新幹線に乗ってパニックになってしまった。
この間、広島に行った時、大雨で、途中駅で止まってしまった時に、息苦しくなって、思わず席を立ってトイレに行ったりしてウロウロし、気を紛らわしたことがあったが、その時のことを思い出すようなことが起きた。
今日は、東京から仙台に向かう新幹線の中でこれが起きてしまった。
今日座ったのは、三人掛けの窓際。発表スライドの仕上げのために電源は必須なので、この場所には、必ず座る。
東京ではガラガラだったのだけど、次の上野で通路側の席に人が座った。
ここまでは大丈夫だったのだが、その次の大宮で、真ん中の席に大柄な人が座ったとたん、症状が出た。
急に息苦しくなって来たのだ。
追い討ちを掛けるように「次の停車駅は仙台です」とのアナウンス。
あと、一時間以上ある。
隣りの人の革ジャンの匂いもキツい。
窒息するのではないかと思えるほど息苦しくなって、せっかくコンセントのある席を取ったというのに、来月の講演の仕上げの原稿を書こうと思ってもできない(今日の学会の準備は横須賀線の中で終わらせてあった)。
大宮を出発したばかりで、三人掛けの一番奥から、出るのにはプレッシャーがある。
だけど息苦しさはひどくなるばかりで、一向に収まる気配はない。
これには参った。
どうしよう。
パソコンでソリティアでもやるか。でも、そんな気にならない。
というところで、とにかく体を楽にしようと、ネクタイを取りボタンも外した。腕時計も取って、カフスボタンも外した。本当はズボンも緩めたかったのだけど、さすがにそれは止めた。
そうしてみたら、苦しい状態から脱することができた。
途中、ふとしたことで何度か息苦しくなることもあったが、なんとか仙台にたどり着くことができた。
新幹線だけでなく、ロサンゼルスから日本に帰ってくるときもこんなことになったことがある。パニック障害ということになるのだろうけど、飛行機とか、新幹線に乗っていると、私と同じような行動をとっている人は意外と多い。まあ、結構多い症状なのだろう。
仙台はそれほど寒くなく、紅葉の具合も東京とたいして変わらない。
学会発表は、何とか滑り込みセーフ。
無事、終えた。
ただ、明日は朝9時から夜6時まで。一歩も外に出られそうもない。
仙台観光はお預け、か。