また、ある事件に関連して自殺者が出た。あれやこれやからの板挟みに耐えられず、自殺という選択をしたのだろう。健康な人が自らの命を絶つということは、とても残念なことだ。また、残された家族はとても気の毒だ。
事件の関係者はどのような思いでいるのかわからないが、こういうことがあっても、平気なようだとするとそれはそれですごい精神の持ち主ということになる。人間というのは一体どこからそういう痛みが平気、というか耐えられるようになるのだろうか。事件の関係者も嫌な思いでいるのだろうけど、まあこれで幕引きができて自分が助かったらそれはそれでいいことだという思いもあるだろう。結局のところ、一番大事なのは自分とせいぜいその周りの人間だ。そして、犠牲を強いられるのは立場の弱い人がほとんどというのが悲しい。
ところで、世界各国の為政者で、誰がどれほど自分以外の人のことを考えているだろうか?とりまきだけで政治を行い、自分以外の人、すなわち国民のことなど大して考えていないような人が増えているように思える。
残念な時代になったものだ。
人間の尊厳