Facebookの情報が米国の大統領選挙に利用され、それを利用したトランプ陣営が勝利し、そのトランプ大統領を一生懸命忖度してあれこれ色々やってきたものの功を奏さず、昨日対日貿易制裁を加えられることが決まった(『米鉄鋼輸入制限が発動 日本も対象、EUなど猶予 』日本経済新聞2018年3月23日)。昨日からマスコミは蜂の巣をつついたような大騒ぎだ。報道では「とてもいい友達だからと言って、その頼みを聞くわけにいかない」とまで言われてしまった。日中とも首脳は褒めてもらったけれど、それとこれとは別とばかりの扱いを受けた。中国は対抗措置を取るそうだが、日本は引き続き対象から外してくれるように頼むそうだ。お願いを聞いてくれるような国ではないと思うのだが。
さて、一企業であるFacebookの持つ情報が、今や世界中の経済を混乱に陥れたと言えなくもない。情報発信の危うさが露呈したことになる。バタフライ効果ではないけれど、私の情報発信も大統領選挙に影響を与えたのかもしれない。わたしの情報発信の主戦場(?)はこのブログのつもり。ブログでこれはと思えるようなものがかけた時にはFacebook、すなわち身内にも読んでもらう。Facebookだけに投稿することはあまりない。身内、といっても、フェイスブックの友達はそれほど多いわけではないが、まあ、読んでくださる方はそれなりにいる。Twitterへはコロ健で、このブログを投稿している。Twitterのフォロワーはほんのちょっと。私がフォローしている人もその倍程度。フォロワー数万なんて人をみると、一体どういう影響力なんだろうと思う。オバマさんのTwitterを読むようになってTwitterに目を通すようになっていたら、トランプ大統領になって余計読むようになった。最近、少しセーブさせられているようだけどトランプ大統領の動静はマスコミよりもTwitterの方がよほどわかるようになってきた。何を考えているのかがわかる方が、案外危機回避につながるかもしれない。
私の環境は6年前から変わっていないが(『Facebook, Twitter または Blog 情報発信は何のため?』2011年8月31日)。スマホが登場したぐらいだろうか(『わが家のSNS事情』2013年3月31日)、Googleアナリティクスの登場をみると、情報解析技術はとてつもなく進んでいる。私のブログの影響力がどの程度のものかわからないけど、ほかの同じような情報量のブログを数百、数千集めたら、それなりのボリュームになるだろう。
もう、世の中は何がどうなっていて、どの方向に進んで行くのかもわからなくなりつつある。
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